刮目(読み)かつもく

精選版 日本国語大辞典 「刮目」の意味・読み・例文・類語

かつ‐もく クヮツ‥【刮目】

〘名〙 (「刮」は、こするの意) 目をこすってよく見ること。注意して見ること。刮眼(かつがん)
※随筆・茶山翁筆のすさび(1836)一「中秋の月〈略〉尻海といふところに舟を泛(うかべ)しに天気不快、尚閏月は如何と刮目(クヮツモク)すると書中に云ひ来り」 〔呉志‐呂蒙伝裴注〕

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デジタル大辞泉 「刮目」の意味・読み・例文・類語

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普及版 字通 「刮目」の読み・字形・画数・意味

【刮目】かつ(くわつ)もく

目を見張ってみる。〔三国志、呉、呂伝、注に引く江表伝〕曰く、士別るること三日ならば、に刮目して相ひ待たんと。

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