そのシーンを「健全な庶民感覚」としか捉えられてない人、マジで閃光のハサウェイという作品を1mmも理解できてないんですよね。まぁ現代に生きてる以上仕方ないんですけど。
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会話
「健全な庶民感覚」の総和として地球は汚染されていくし連邦政府は腐敗していくということがハウンゼンの紳士淑女の皆さまを通じて前半部で描かれてるんですわ。魔法のカードで政府予算から無限に金を引き出す特権階級と、それを知りつつ地球の永住権を得るためそいつらに送金してる庶民の構図やからね
その「仕組みの深さ」を前に逡巡してるのがハサウェイとケネスで、ハサウェイはシステムの外部から、ケネスはシステムの内部からもがいてるわけだけど、同じ志を持ちながら必然的にぶつかり合うという構図が描かれてるわけ。
清廉なマフティーは無差別テロ起こすし、同じく高潔な志を持つケネスは捕虜を虐待する。一方で何の志も持たない庶民は手を汚すことなく「仕組み」の中で不善を重ねる。そういう構図が「テロリストに庶民がビシッと説教!」みたいにしか受け取れないなら、その作品は時代性を失ってるということなんよ。
あと個人的に、あのシーンで描かれてるハサウェイの欺瞞はマンハンターを見逃してることだと思う。地球圏の人口減少のため不法移民を宇宙に送り出すのがマンハンターの仕事なわけだけど、それはマフティーの目的とも一致するからハサウェイはマンハンターの非道だけはお目溢しし続けてるんよね。