月曜日(5月9日)に行われたフィリピンの大統領選挙で、フェルディナンド・マルコス・ジュニア氏が勝利を宣言しました。選挙を監視する独立機関によりますと、マルコス氏は2位の候補の2倍以上の3000万票を超える票を獲得したということです。
マルコス氏は勝利宣言で、「3100万人の国民が、結束することに賛成票を投じてくれました。3100万人の国民が結束することに賛同し、国を1つにすることに協力すると言ってくれたのです」と語りました。
マルコス氏はまた、貢献したいと思う人たちの1人ひとりに発言の機会を与える政府のために尽力すると述べました。
マルコス氏は、1986年に追放されるまで20年にわたってフィリピンに君臨した独裁者の息子で、名前も父親と同じです。マルコス氏は火曜日(5月10日)に、マニラにある亡き父親の墓を訪れました。
(フィリピン国内には)マルコス氏が父親と同様の独裁主義的な手法を取るのではないかと懸念する声もあります。しかし本人は、先祖によって判断するのではなく、自分の行動で判断してほしいと訴えています。