Record-setting Japanese anime “Kimetsu no Yaiba,” or “Demon Slayer,” is now being adapted as a traditional noh play.再生解説 - 訳
- 記録的な日本のアニメ「鬼滅の刃」が現在、形を変えようとしています、伝統的な能楽の演目の1つに。
- 解説
- record-settingは「記録的な、過去最高の」という形容詞です。具体的にどういう記録なのかは次のセンテンスで説明されます。
animeは「(日本の)アニメ」で、英語のanimation「アニメーション、動画」から派生した単語です。
demonは「鬼」、slayerは「殺害者、退治する人」で、“Demon Slayer”は「鬼滅の刃」の英語タイトルです。
ここでのorは「つまり」という意味です。ここでのように、最初に作品の名前などを原語(この場合は日本語)で述べ、orに続けて翻訳されたタイトルを置く用法はしばしば使われます。
adaptは「適応させる、脚色する、翻案する、改作する」などの意味です。ここでは、アニメを能楽の演目に変えるということから、「形を変える」と捉えることができます。
ここでの名詞playは、通常の「演劇、芝居」というよりも、狭義の「演目、演劇作品」という意味です。
閉じる“Demon Slayer” is a manga series by Gotouge Koyoharu. The story is about a boy who battles demons in Japan about a century ago. Its film adaptation set a box-office record in Japan.再生解説 - 訳
- 「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴さんによる連載漫画です。この物語は鬼たちと戦う少年についてです、およそ100年前の日本において。その映画版は、日本での興行記録を打ち立てました。
- 解説
- seriesは「連続、シリーズ」で、(a) series of ...は「一連の~、連続した~」です。a manga seriesは「連載漫画」です。
動詞battleは「戦う」です。名詞としては「戦い、戦争」です。
centuryは「1世紀、100年」です。
its「その」は、漫画「鬼滅の刃」を指しています。
直前のセンテンスに出てきたadaptの名詞が、adaptation「適応、脚色、翻案」です。film adaptationは「映画への脚色」、つまり「映画版、映画化」です。アニメ映画化されたことを具体的に伝えるなら、animated film adaptationと言えます。ちなみに「実写化」の場合は、live-action film adaptationで表せます。
set a recordは「記録を達成する、記録を打ち立てる」という表現です。動詞setは、set-set-setと原形、過去形、過去分詞形が同じです。
box officeはもともと「(劇場や映画館の箱型をした)チケット売り場」のことですが、比喩的に「チケットの売り上げ、興行収入、興行成績」を意味する場合もあります。形容詞box-officeは「興行的な、大当たりの」で、box-office recordは「興行記録」です。
「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴さんによる人気漫画で、『週刊少年ジャンプ』に2016年2月から2020年5月まで連載されました。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、2020年10月に公開され、日本国内での歴代興行収入第1位を記録しました。
閉じるActors and producers involved with the planned performance announced some details on Tuesday.再生解説 - 訳
- 計画中の公演に関わる能楽師や制作者が、いくつかの詳細を火曜日に発表しました。
- 解説
- actorは「役者、俳優」ですが、能楽の話題ですので、ここでは「能楽師」です。
producerは「制作者、プロデューサー」です。
actors and producers involved with the planned performanceは、actors and producers (who are) involved with the planned performanceのように、who areを補うと分かりやすくなります。
involveは「関わる、含む」で、be involved with ...は「~に関わる、~と関係を持っている」という表現です。
plannedは「計画中の、予定の」という形容詞です。the planned performance「その計画中の公演」は、能楽としての「鬼滅の刃」を指しています。
ここでのperformanceは、演劇などの「公演、上演」という意味です。
名詞detailは「詳細、細部」です。
閉じる Actor Ohtsuki Bunzo, who's a government-designated Person of Cultural Merit, will perform in the noh play, while Nomura Mansai will play the key demon and serve as stage director.再生解説 - 訳
- 能楽師の大槻文藏さんは政府が指名した文化功労者で、その能楽の演目に出演します。一方で野村萬斎さんが主要な鬼を演じます、そして演出家としても務めます。
- 解説
- designateは「指名する、指定する」で、government-designated ...は「政府に指名された~、政府指名の~、国定の」という形容詞です。
Person of Cultural Meritは「文化功労者」の英訳です。meritは「長所、功績」です。
ここでのperformは、役を「演じる」です。前のセンテンスには、名詞形のperformance「公演、上演」が使われていました。
serve as ...は「~として務める、~の役割を果たす」、stage directorは「舞台監督、演出家」です。
閉じる(Nomura Mansai / Kyogen actor)
“The story is well-suited to noh as its theme is demons, which are often a key feature of noh plots.”再生解説 - 訳
- 「この物語は能楽にぴったりです、そのテーマが鬼だからです。鬼はしばしば、能楽の筋書きにおいてカギとなる特徴(的な存在)です。」
- 解説
- 野村萬斎さんの記者会見での言葉を英訳したものです。
the story「その物語」は、「鬼滅の刃」を指しています。
well-suitedは「よく適している、適切な、向いている」です。
名詞のfeatureは「特徴(的な存在)、呼び物、目玉」です。
ここでのplotは「(物語などの)筋、構想」という意味です。
萬斎さんは、「能楽の専売特許、鬼がテーマの作品なので非常に親和性があり、アニメやミュージカルとは違う世界観を見せられると思う。『水の呼吸』をどう再現するかなど演出面で悩ましい部分はあるが、みんなで知恵を出し合って新型コロナの閉塞感を打ち破るような公演にしたい」と意気込みを述べました。
閉じるThe noh performance will last just over two hours and depict part of the original story. It's scheduled to start late July in Tokyo, then go to Osaka in December.再生解説 - 訳
- この能楽の公演は2時間余り続き、原作の一部を描きます。それは7月下旬に東京で始まる予定です、それから大阪へ12月に移ります。
- 解説
- 動詞lastは「続く、継続する」です。ここでは、上演時間を表しています。
just over ...は「~を少し上回る」です。
depictは「描く、描写する」です。
be scheduled to ...は「~する予定である」という表現です。
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日本の記録的なアニメ「鬼滅の刃」がこの度、伝統芸能の能楽として上演されることになりました。
吾峠呼世晴さんによる連載漫画「鬼滅の刃」は、およそ100年前の日本で鬼と戦う少年の物語で、映画版は日本での興行記録を打ち立てました。
4月5日(火曜日)、能楽師や制作者らが公演の詳細を発表しました。発表によりますと、能楽師で文化功労者の大槻文藏さんが出演するほか、野村萬斎さんが鬼を演じ、演出も担当するということです。
野村萬斎さんは、「鬼は能楽においてしばしばカギとなる存在なので、鬼がテーマのこの物語は能楽にぴったりです」と述べました。
今回の公演では原作の一部を2時間余りにわたって描きます。公演は東京で7月下旬から始まり、大阪でも12月に上演される予定です。