助けを求めない理由

　助けを求めるという行為は弱者が行う最も浅はかな罪業だと本気で思ってる。

　少なくとも自分は。

　そして恐ろしいことに一貫性の法則だなんて言葉を信じて、さらにそれに対して重ねがけするように一貫性を持とうとするものだから、自分がこう標榜した以上はその考えを曲げてはならないと本気で思ってしまい、思考のドツボにハマって文字通り助けを求められなくなった。

　素直にアドバイスを求めたりしたら、多分今の書いて消す奇妙な行動に歯止めがかかるのだろうし、こんな矮小で卑屈で卑怯なエッセイなんて書いて呆れられずに済むだろうに、どうにもならなくなっている。

　文字通り書いて消した愚痴とかにあったように、あと二、三ヶ月惰性でなんか書いて、ふとした瞬間に心と筆を折って全て止めると言うのが私の十五年に及ぶ創作活動の末路ではないかと思っている。