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第三部 宰相閣下の婚約者
610 依頼人ですよ(前)
「たーのもー」
アストリッド・カッレ侯爵令息の後ろから私がそう言って事務所に入ると、中から「……は?」と言う声が返ってきたのが聞こえた。
ヤンネじゃないなー……と思うより先に、エリィ義母様の反応の方が早かった。
「何です、ユセフ。それがお客様をお迎えする態度ですか」
扉の向こうにいたユセフ・フォルシアン公爵令息が、母の鋭い一言に怯んでいる。
「……いや……客って……」
「百歩譲って私とレイナちゃんは良いとしても、少なくともラヴォリ商会の商会長代理やコンティオラ公爵夫人にする態度ではありません」
「……レイナちゃん」
何だかユセフは会話以前の色んな所に引っかかっている。
私は、ここはエリィ義母様に全力で乗っかることにした。
「すみません、エリィ義母様。私がつい、私が住んでいた国の入り方をしてしまったので、きっとお義兄様は戸惑われたのですわ」
「……っ⁉」
うん、ここでとりあえず「お義兄様」と呼んで、エリィ義母様からのミッションは先にクリアしておこう!
ユセフの表情にはハッキリと「そう言えば……」と、書いてある。
あまり社交界に顔を出していないからか、両親やエドヴァルドらに比べると、腹芸が下手なように見えた。
そうなのね、と答えるエリィ義母様の声は、淡々としていてちょっとコワイ。
「変わった声掛けだなとは思ったのよ」
「たのもー、って声をかけて、相手はどうれー、って返すんです。と言っても私の国でも古い言い方ではあるので、知らない人もいるかも知れません。邸宅の主人への取り次ぎ、案内を頼みたいと申し出て、どうぞどうぞって答えてる感じですかね」
それはあくまで本来の使われ方で、時代劇ではむしろ道場破りや他流試合の申し込みをする武士が押し入るのに叫んでいることがほとんど。何なら「どうれー」と返されることすらほとんどない……なんてことは、ここではナイショだ。
礼儀は、とか淑女とは、とか、エリィ義母様に言われてしまうこと請け合いだからだ。
ただファルコには、後日「ベルセリウス将軍が『手合わせしろー』ってやって来て、ファルコがそれに応と答えるのが使い方としては一番近い」と追加説明をしておいた。
なるほどな、とそこで妙に納得していたから、いずれ浸透してしまいそうな気がしないでもない。
ってコトは、ケンカふっかけに行ったのか?と聞き返されたところだけ、私もしれっと無視しておいたけど。
「……ユセフ」
本来であれば、伯爵家の、それも当主ではなく二番手にもならない、当主の弟と言う立場のヤンネ・キヴェカスから公爵令息を呼び捨てるのは、あまり好ましいことではない。
とは言え、ここは「キヴェカス法律事務所」。所長はヤンネ・キヴェカス。
民間企業的「上司」と「部下」、あるいは学園的「先輩」「後輩」の関係が先に立つと言うことなんだろう。
そもそも高等法院も、次期法院長筆頭候補はクロヴィス・オノレ「子爵」だ。
どうやらアンジェス法曹界は、貴族の枠組みとは微妙に異なるところがあるんだろうな――と思っているところに、衝立の向こうから声が聞こえて、ヤンネ・キヴェカスが姿を現した。
「いつまでも入口を塞がず、全員を中へ」
「あっ、はい!」
どうやらヤンネは、事務的対応に徹することを決めたらしい。
というか、まあ、お互い他の態度とかはとりようもない。
渋々なユセフに案内されながら、まず応接用のソファに私が腰を下ろしたところで、隣にはエリィ義母様がやって来て腰を下ろした。
「さすがにレイナちゃんの隣は、ラヴォリ商会の商会長代理ではまずいわね。婚約者がいるのだから」
そう言ってニッコリ微笑ったエリィ義母様からの妙な威圧を感じたので、私はコクコクと黙って頷いた。
コンティオラ公爵夫人がカール商会長代理の隣なのは良いのか、とは聞けなかった。
多分エリィ義母様がそちら側に回ったと知れたら、後でイル義父様を宥めるのが大変そうだからだ。
少なくともイデオン、フォルシアン、コンティオラの三公爵の中では、コンティオラ公爵が一番人格的に穏やかだ。
苦労性とも言うだろうけど。
「……それで、今度は何の仕事を?」
ヤンネはと言えば、自分の仕事机を前に椅子に腰を下ろし、ユセフはそこから半歩後ろ、まるで秘書の如く直立姿勢をとって、こちらの様子を窺っていた。
「まだ何か⁉」
そう、愕然と声を発したのはユセフだ。
ヤンネの机の両端には、ちょうど座った姿勢の顔の高さ辺りまで書類が積みあがっていて、ちょっとでも机に当たれば崩れ落ちそうな微妙な均衡を保っている。
あれらが私が持ち込んだ特許権関係の書類なら、確かに「まだあるのか」と言いたくなってもおかしくはない。
私は軽いジャブの意味もこめて「ふふふ」と笑っておいた。
「いやですわ、お義兄様。今お願いしているのは、ほんの序の口でしてよ。これからまだ、実店舗を開業させて、バリエンダールとサレステーデからも商品を仕入れるのですから、そちら側の商法も確認していただかなくては」
「……っ」
「夢物語ではなく、当てはあると?」
絶句するユセフの隣で、ヤンネはあくまで淡々と確認をしてくる。
私は「もちろん」と、笑い返しておいた。
「バリエンダールは店舗の仮予約を入れて、あちらの王都商業ギルド長とも顔繋ぎは済んでます。次期宰相候補と言われる方を紹介いただいて、取引先の目星もついてます。サレステーデは、店長候補になる方と話はついていて、その方自身の販路や、店舗候補地なんかを追々出して貰う予定ですけど?」
ナザリオギルド長、ジーノ、サラ……のことをまとめると、概ねそうなる。
「あ、希望があれば商法講師の派遣もOKとのことです。アンジェスとどう違うのかは私も気になるので、キヴェカス卿さえ頷いて下さるなら、いつでも連絡は入れられます」
と、そこまで指折り説明をしたところで、ヤンネが片手で額を覆うどころか、その場にいた他の全員が、私の方を凝視していた。
「ユングベリ商会長……バリエンダールで我がラヴォリ商会の商会長と商談を済ませた以外にも、そこまで……?バリエンダールのナザリオ王都商業ギルド長は、そうすぐに約束を取り付けられる方ではないと、父商会長が言っていましたよ?」
カール商会長代理がそんな風に言ってきたところを見ると、彼の父親であるマキシミリアン・ラヴォリ商会長と、ホテル「リギエリ」のレストランで会って来たことは既に手紙で知らされているのかも知れなかった。
「あ、歩行補助器具の件ですよね?商会長は何か仰ってました?」
「ナザリオギルド長が、試作数値を弾き出したとかで、自分が戻るまでに試作品を完成させておくように、とは言われていますよ。出来次第スヴェンテ老公爵夫人に試して頂こうとは思っていますが、何ならその時には見学に来られますか?」
「え、いいんですか?」
「数値を計算したのはギルド長でも、設計の下地はユングベリ商会長がされたのですから、見る権利はあると思いますよ?」
「あ、じゃあぜひ」
「そう言う意味では、完成した暁には特許権の相談が必要になるかも知れませんね」
カール商会長代理は、多分深く考えずに口にしたとは思うけど、確かにヤンネとユセフの肩がピクリと動いたように見えた。
「でも、今ある歩行補助器具も特許権申請されてますよね、もちろん?商会として顧問契約されている事務所とかもあるでしょうし、そのあたり私の一存では……」
「ユングベリ商会の顧問は、このキヴェカス法律事務所ですか?」
「…………まあ、そんなようなものです」
私の答えにはちょっと間が空いて、ヤンネ自身も苦虫を噛み潰した顔ってどんな顔かと聞かれればこんな顔――と言いたくなる表情を見せていたけど、さすがに否定はしてこなかった。
「まあ確かにお抱えの法律事務所はありますが、歩行補助器具に関しては、スヴェンテ公爵家に出資を頂いている関係で、少々事情が特殊でして」
ちょっと本題とはずれますが、と断りを入れながらカール商会長代理が説明してくれたところによると、スヴェンテ公爵家の先代失脚後、老公爵の復帰やリオル君の教育環境整備に尽力したと言う青年が、事務所を開いて現在のスヴェンテ公爵家法律顧問となっており、その青年はハナ・ユディタ先代侯爵夫人、現スヴェンテ公爵家統括侍女長のお孫さんと言うことらしかった。
「ハナ侍女長のお孫さん……」
「まあ、祖母が仕える主家の夫人が使うものですから、おかしな強請集りがあっても困りますでしょう?こちらとしてもその方が安心安全と、案件を切り離して依頼をした経緯があるんですよ」
気になるならユディタ法律事務所と相談を、と微笑うカール商会長代理に、顔を上げたのはヤンネだった。
「ユディタ法律事務所……セサル・ユディタ……か?」
尋ねたヤンネに「お知り合いですか?」と、カール商会長代理が首を傾げた。
アストリッド・カッレ侯爵令息の後ろから私がそう言って事務所に入ると、中から「……は?」と言う声が返ってきたのが聞こえた。
ヤンネじゃないなー……と思うより先に、エリィ義母様の反応の方が早かった。
「何です、ユセフ。それがお客様をお迎えする態度ですか」
扉の向こうにいたユセフ・フォルシアン公爵令息が、母の鋭い一言に怯んでいる。
「……いや……客って……」
「百歩譲って私とレイナちゃんは良いとしても、少なくともラヴォリ商会の商会長代理やコンティオラ公爵夫人にする態度ではありません」
「……レイナちゃん」
何だかユセフは会話以前の色んな所に引っかかっている。
私は、ここはエリィ義母様に全力で乗っかることにした。
「すみません、エリィ義母様。私がつい、私が住んでいた国の入り方をしてしまったので、きっとお義兄様は戸惑われたのですわ」
「……っ⁉」
うん、ここでとりあえず「お義兄様」と呼んで、エリィ義母様からのミッションは先にクリアしておこう!
ユセフの表情にはハッキリと「そう言えば……」と、書いてある。
あまり社交界に顔を出していないからか、両親やエドヴァルドらに比べると、腹芸が下手なように見えた。
そうなのね、と答えるエリィ義母様の声は、淡々としていてちょっとコワイ。
「変わった声掛けだなとは思ったのよ」
「たのもー、って声をかけて、相手はどうれー、って返すんです。と言っても私の国でも古い言い方ではあるので、知らない人もいるかも知れません。邸宅の主人への取り次ぎ、案内を頼みたいと申し出て、どうぞどうぞって答えてる感じですかね」
それはあくまで本来の使われ方で、時代劇ではむしろ道場破りや他流試合の申し込みをする武士が押し入るのに叫んでいることがほとんど。何なら「どうれー」と返されることすらほとんどない……なんてことは、ここではナイショだ。
礼儀は、とか淑女とは、とか、エリィ義母様に言われてしまうこと請け合いだからだ。
ただファルコには、後日「ベルセリウス将軍が『手合わせしろー』ってやって来て、ファルコがそれに応と答えるのが使い方としては一番近い」と追加説明をしておいた。
なるほどな、とそこで妙に納得していたから、いずれ浸透してしまいそうな気がしないでもない。
ってコトは、ケンカふっかけに行ったのか?と聞き返されたところだけ、私もしれっと無視しておいたけど。
「……ユセフ」
本来であれば、伯爵家の、それも当主ではなく二番手にもならない、当主の弟と言う立場のヤンネ・キヴェカスから公爵令息を呼び捨てるのは、あまり好ましいことではない。
とは言え、ここは「キヴェカス法律事務所」。所長はヤンネ・キヴェカス。
民間企業的「上司」と「部下」、あるいは学園的「先輩」「後輩」の関係が先に立つと言うことなんだろう。
そもそも高等法院も、次期法院長筆頭候補はクロヴィス・オノレ「子爵」だ。
どうやらアンジェス法曹界は、貴族の枠組みとは微妙に異なるところがあるんだろうな――と思っているところに、衝立の向こうから声が聞こえて、ヤンネ・キヴェカスが姿を現した。
「いつまでも入口を塞がず、全員を中へ」
「あっ、はい!」
どうやらヤンネは、事務的対応に徹することを決めたらしい。
というか、まあ、お互い他の態度とかはとりようもない。
渋々なユセフに案内されながら、まず応接用のソファに私が腰を下ろしたところで、隣にはエリィ義母様がやって来て腰を下ろした。
「さすがにレイナちゃんの隣は、ラヴォリ商会の商会長代理ではまずいわね。婚約者がいるのだから」
そう言ってニッコリ微笑ったエリィ義母様からの妙な威圧を感じたので、私はコクコクと黙って頷いた。
コンティオラ公爵夫人がカール商会長代理の隣なのは良いのか、とは聞けなかった。
多分エリィ義母様がそちら側に回ったと知れたら、後でイル義父様を宥めるのが大変そうだからだ。
少なくともイデオン、フォルシアン、コンティオラの三公爵の中では、コンティオラ公爵が一番人格的に穏やかだ。
苦労性とも言うだろうけど。
「……それで、今度は何の仕事を?」
ヤンネはと言えば、自分の仕事机を前に椅子に腰を下ろし、ユセフはそこから半歩後ろ、まるで秘書の如く直立姿勢をとって、こちらの様子を窺っていた。
「まだ何か⁉」
そう、愕然と声を発したのはユセフだ。
ヤンネの机の両端には、ちょうど座った姿勢の顔の高さ辺りまで書類が積みあがっていて、ちょっとでも机に当たれば崩れ落ちそうな微妙な均衡を保っている。
あれらが私が持ち込んだ特許権関係の書類なら、確かに「まだあるのか」と言いたくなってもおかしくはない。
私は軽いジャブの意味もこめて「ふふふ」と笑っておいた。
「いやですわ、お義兄様。今お願いしているのは、ほんの序の口でしてよ。これからまだ、実店舗を開業させて、バリエンダールとサレステーデからも商品を仕入れるのですから、そちら側の商法も確認していただかなくては」
「……っ」
「夢物語ではなく、当てはあると?」
絶句するユセフの隣で、ヤンネはあくまで淡々と確認をしてくる。
私は「もちろん」と、笑い返しておいた。
「バリエンダールは店舗の仮予約を入れて、あちらの王都商業ギルド長とも顔繋ぎは済んでます。次期宰相候補と言われる方を紹介いただいて、取引先の目星もついてます。サレステーデは、店長候補になる方と話はついていて、その方自身の販路や、店舗候補地なんかを追々出して貰う予定ですけど?」
ナザリオギルド長、ジーノ、サラ……のことをまとめると、概ねそうなる。
「あ、希望があれば商法講師の派遣もOKとのことです。アンジェスとどう違うのかは私も気になるので、キヴェカス卿さえ頷いて下さるなら、いつでも連絡は入れられます」
と、そこまで指折り説明をしたところで、ヤンネが片手で額を覆うどころか、その場にいた他の全員が、私の方を凝視していた。
「ユングベリ商会長……バリエンダールで我がラヴォリ商会の商会長と商談を済ませた以外にも、そこまで……?バリエンダールのナザリオ王都商業ギルド長は、そうすぐに約束を取り付けられる方ではないと、父商会長が言っていましたよ?」
カール商会長代理がそんな風に言ってきたところを見ると、彼の父親であるマキシミリアン・ラヴォリ商会長と、ホテル「リギエリ」のレストランで会って来たことは既に手紙で知らされているのかも知れなかった。
「あ、歩行補助器具の件ですよね?商会長は何か仰ってました?」
「ナザリオギルド長が、試作数値を弾き出したとかで、自分が戻るまでに試作品を完成させておくように、とは言われていますよ。出来次第スヴェンテ老公爵夫人に試して頂こうとは思っていますが、何ならその時には見学に来られますか?」
「え、いいんですか?」
「数値を計算したのはギルド長でも、設計の下地はユングベリ商会長がされたのですから、見る権利はあると思いますよ?」
「あ、じゃあぜひ」
「そう言う意味では、完成した暁には特許権の相談が必要になるかも知れませんね」
カール商会長代理は、多分深く考えずに口にしたとは思うけど、確かにヤンネとユセフの肩がピクリと動いたように見えた。
「でも、今ある歩行補助器具も特許権申請されてますよね、もちろん?商会として顧問契約されている事務所とかもあるでしょうし、そのあたり私の一存では……」
「ユングベリ商会の顧問は、このキヴェカス法律事務所ですか?」
「…………まあ、そんなようなものです」
私の答えにはちょっと間が空いて、ヤンネ自身も苦虫を噛み潰した顔ってどんな顔かと聞かれればこんな顔――と言いたくなる表情を見せていたけど、さすがに否定はしてこなかった。
「まあ確かにお抱えの法律事務所はありますが、歩行補助器具に関しては、スヴェンテ公爵家に出資を頂いている関係で、少々事情が特殊でして」
ちょっと本題とはずれますが、と断りを入れながらカール商会長代理が説明してくれたところによると、スヴェンテ公爵家の先代失脚後、老公爵の復帰やリオル君の教育環境整備に尽力したと言う青年が、事務所を開いて現在のスヴェンテ公爵家法律顧問となっており、その青年はハナ・ユディタ先代侯爵夫人、現スヴェンテ公爵家統括侍女長のお孫さんと言うことらしかった。
「ハナ侍女長のお孫さん……」
「まあ、祖母が仕える主家の夫人が使うものですから、おかしな強請集りがあっても困りますでしょう?こちらとしてもその方が安心安全と、案件を切り離して依頼をした経緯があるんですよ」
気になるならユディタ法律事務所と相談を、と微笑うカール商会長代理に、顔を上げたのはヤンネだった。
「ユディタ法律事務所……セサル・ユディタ……か?」
尋ねたヤンネに「お知り合いですか?」と、カール商会長代理が首を傾げた。
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