オタク文化の右傾化・体制化の契機は、2008年の麻生内閣ではないかな。オタク文化=日本が誇る文化だと首相が宣言し、包摂しようとした痕跡が発言にある。内政向けのクールジャパン戦略というか……。
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会話
知識人の言説としては、渋谷などのリア充は西洋の影響を受けているが、それに対してオタク文化は日本的なものを守っている、というようなことを論じた森川嘉一郎さんの言説が影響したかなとぼくは感じています。
元々、オタク文化やサブカルチャーは、日本の伝統文化や価値観を破壊するものと見做されていて、ファンもアウトサイダー意識持っていたので、そんなに簡単に体制=日本と自己同一化せず、むしろ反抗し挑戦する側に感情移入していたような時期がそれ以前だったかなと感じます
そのようなオタク文化への敵視や批判を前提に、岡田斗司夫さんらが、オタクと、通や粋みたいな伝統的な日本文化との連続性を言い張る、という戦略が出てきたものと理解しています。
以前に別の場所で書きましたが、麻生内閣や森川さんの言説が単に悪いと批判するわけではありません、誤解のなきように。その上で言えば、95年以降、ゼロ年代のオタク文化が、経済が過酷になった社会における「弱い」存在のサブカルチャーになったという歴史的経緯は考慮に入れるべきで
「弱く疎外される自分」=「オタク文化」=「経済的に衰退する日本」というアイデンティティの投影の構図が出来て、「ポリコレやフェミニズムなどの西洋のキラキラから弱い日本=オタク文化=自分を守る、という被害者意識と防衛意識になっているんじゃないかというのがぼくの仮説
でも、麻生太郎名義の文章、たとえば『自由と繁栄の弧』を読むと、オタク文化を認めるクールジャパン戦略(日本のコンテンツを色々な国の人に好きになってもらう)は、人権などのリベラリズムの「普遍的価値」を普及させて、国際的な平和と繁栄を保証する、ということと不可分なように思います
当時、「ローゼンメイデン(漫画)を麻生氏が読んでいる!」とオタクの間で話題になり、「ローゼン閣下」「俺達の麻生」と呼んでいた記憶があります。「オタクに優しい自民党」のイメージがオタクの間で定着したのはその頃だったかと。尚当時ネトウヨだった私は彼らの戦略にまんまと乗せられました……。
シンプルに表現規制への反発だと思います。
そもそもオタクカルチャーはリベラルと親和性が高いはずです。しかし、加害のレッテルやポリコレによって原作にない要素の追加や肌の色が変わる事が原作改悪を嫌うオタク層に受け入れられなかった。