昭和の御三家の1人、西郷輝彦さん(享年75)を偲ぶ会が20日午後、都内で開かれた。会場に展示された西郷さんゆかりの品は200点以上。レコードやカセット、ポスターやパンフレット、チラシなどの他、晩年にディナーショーで着ていたステージ衣装も飾られた。
ピンクのバラ、紫のトルコキキョウとストック、白い菊とスプレー菊、胡蝶蘭とオンシジューム計2000本で飾られた祭壇を見て〝あぁ、西郷さんらしいな〟と懐かしみ「やはり一世を風靡した方だなぁって感慨深かった」と語ったのはデヴィ夫人(83)。「多くの芸能人の方と違って、そんなにお親しくしていたわけではない」そうだが、名曲「星のフラメンコ」が大好きだったことで西郷さんと縁ができた。
12~13年前、ホテルでバレンタインパーティーをした際、西郷さんが歌う横でデヴィ夫人がフラメンコを踊ったことがあるそう。示し合わせたわけではないのに偶然、2人ともブルー系の衣装で「うれしかった」と振り返った。
「昭和のスターがこうやって消えていく…。なんかとっても寂しい気がします」と顔を曇らせるデヴィ夫人。囲み取材で「御三家世代か?」と聞かれると「私はねぇ、御三家って…。あの~そうですね~その時ですよね、私が日本にいたのはね~。でも…あとお二方どなた? 橋幸夫さん? 舟木一夫さん。う~ん、じゃあ私はその御三家は、週刊誌で見るぐらいであんまり存じ上げてないですね」答えた。
瀬川瑛子(74)は、若かりし頃の思い出をこう語った。
「私がまだまだ、まぁ今もそうですけど垢ぬけてない頃に『こういうふうにしたらどう?』とか、髪の毛もまだまだこういう色(金髪)じゃなかったんですけど、そういったこと、歌はもちろんのこと、着る物とか、いろんな方に接する時の歌い手としての在り方っていうのが(アドバイスされたこと)。さりげなくですけど、とても優しくて、いつお会いしてもソフトな感じが素敵で、乙女心に素敵な方だなぁと思い出します」
山本リンダ(71)は、デビューしてだいぶたった頃、NHKの楽屋で「リンダちゃん、芸能人、長く頑張っていくんだよ」と掛けられた言葉が、今も胸に残っているという。高島礼子(58)も若い頃、撮影所で緊張していて、西郷さんから「自然でいいんだよ、自然で。もう肩の力抜きなよ」と言われたのを覚えている。「自然って何ですか?」と聞き返したくらい、この言葉で何度も励まされたそう。「気さくすぎる。説教くさくないんです。とにかくいつも応援してくださる方でした」と高島は笑顔で振り返った。
この日は所属事務所の後輩、森田健作(73)や野村将希(70)、作詞家の湯川れい子さん(87)、ものまねタレント・コロッケ(62)、肉体派タレント・角田信朗(61)も西郷さんとの別れを惜しんだ。








