今回は生物初心者はもちろん、大学入試での知識チェックにぴったりのおすすめの教材「リードLightノート生物」についてご紹介します。
生物が好きで高校で生物を選択してみたけれど、予想以上の複雑さや覚えることの多さで嫌になってしまう人も多いのではないでしょうか。
確かに、昨今の高校生物は以前にくらべかなり高度な内容が教科書に組み込まれていますがPCRやiPS細胞など新聞などでも話題になるものも多く、しっかり理解すればより楽しい教科になること間違いなしです。
生物が好きなのに上手く点数がとれない、授業が理解出来ない場合は現在の使用教材や勉強の方法を見直してみましょう。
是非参考にしてください。
目次
「リードLightノート生物」とは
「リードLightノート」は基本から標準的な内容を網羅した数研出版の教科書の内容に準じた問題集です。
まずは「リードLightノート生物」の基本情報を紹介いたします。
著者 | 数研出版編集部 |
出版社 | 数研出版 |
ページ数 | 184ページ(別冊解答64ページ) |
特徴 | 教科書にそって重要な生命現象や用語が穴埋め形式でまとめられている |
用途 | 学校の定期テスト対策~地方国公立二次試験対策 |
「リードLightノート」の生物シリーズの対象者
現在「リードLightノート」の生物シリーズは複数発行されています。
レイアウトや使い方は基本的に同じですが、受験年度によって内容が若干異なりますので、購入される場合は注意が必要です。
以下に各書籍の対象者を記しますのでご購入の場合は参考にしてください。
シリーズ名 | 対象者 |
リードLightノート生物 | 2024年度以前の大学入試対象の理系生物選択者 |
リードLightノート生物基礎 | 2024年度以前の大学入試対象の理系生物選択者+文系・理系生物基礎選択者 |
新課程リードLightノート生物 | 2025年度以降大学入試予定理系生物選択者 |
新課程リードLightノート生物基礎 | 2025年度以降大学入試予定理系選択者+文系・理系生物選択者 |
「リードLightノート」は問題はレベルによって、次の4段階にわかれています。
- リードA:空欄補充形式で各単元の学習事項のまとめができる
- リードB:一問一答形式の用語チェックが出来る
- リードC:基礎から標準レベルまで、各事項を段階的に配列・構成したオリジナル問題を掲載。リードA・Bの内容の事項が身についているか判断できる
- リードC+:入試問題をそのまま、若しくは改訂したものを掲載。実際の入試問題に対応できる力が養える
教科書に書かれた内容をコンパクトにまとめており、使い方によって生物初学の人から入試対策まで幅広く使うことができる問題集です。
用語だけではなく計算問題や代表的な実験問題も掲載されており、重要事項をコンパクトにまとめているため、使いやすいと感じる人も多いですが、教科書のようなレイアウトになっており、文字も小さいため取り組みにくいと思う方もいるようです。
もし「リードLight生物」が扱いにくいと感じる方は、文英堂の「生物の必修整理ノート」をおすすめします。
関連コラム:「必修整理ノート生物」はどんな参考書でどんな人に向いてる?使い方・勉強法を解説
「リードLightノート生物」はどんな人に向いている?
「リードLightノート」シリーズは、下記のような人におすすめです。
「リードLightノート」シリーズがおすすめな人
- 学校のテスト対策の教材を探している人
- 生物が初学者で受験に使うための初歩問題集を探している人
- 生物履修者で知識の穴を埋めたい人
学校のテスト対策の教材を探している人
「リードLightノート」シリーズは学校の数研出版教科書の準拠問題集「リードα生物」の姉妹教材です。
実際の入試問題が多く羅列されている「リードα」にくらべ文章の空欄補充や一問一答などが充実しており基礎を徹底的に固めることができるので、学校の授業後すぐに利用することをおすすめします。
生物が初学者で受験に使うための初歩問題集を探している人
生物の基礎力をつける為には、まず教科書や教科書の準拠教材である「セミナー生物(第一学習社)」や「リードα(数研出版)」を利用することがおすすめですが、残念ながらこれらは書店で購入できません。
「リードLightノート」は書店で買える上「リードα」の姉妹教材なので教科書に書かれていることを網羅的に学習することができるので、「何を覚えてよいのか分からない」生物初心者にはおすすめの問題集です。
生物履修者で知識の穴を埋めたい人
生物がある程度得意であっても、知識の穴がある場合は少なくありません。
「リードLightノート」はこの穴を埋めるには最適です。
入試直前の最終チェックにも使えますので、知識中心の入試問題を課す大学を受験する人には最適です。
「リードLightノート生物」を使った勉強法4つ
「リードLightノート」の効率的な使いかたは、その目的によって異なります。
ここでは、次の4パターンの勉強法をご紹介します。
- 学校の定期テスト対策として使いたい場合
- 生物初学者で受験で生物を使いたい場合
- 学校で生物履修済で受験で生物利用予定の場合
- 入試直前のチェックとして
学校の定期テスト対策として使いたい場合
1.学校の授業後、リードAの空欄補充を文章を読みながら取り組んでみる
空欄補充ができなかったり、前後の文章が理解できない場合は学校のノートや教科書の対応部分を見直しましょう。
2.リードBで用語が定着しているか確認
生物用語を漢字で書けるかもチェック。余裕があれば用語から生命現象を説明できるかもチェックするとなお良いです。
3.リードCで実践
リードCは基礎事項を実践的な入試問題形式にしたもの。これができればある程度の流れは理解出来ているはずです。
4.学校の先生が指定したプリントや問題集に挑戦
共通テストや難関大の考察問題以外であるのならば十分解けるはずです。もし出来ないようであれば、リードAの内容を見直しましょう。
学校テスト対策として使いたい場合は1・2までは授業直後に取り組むことをおすすめします。
聞いたことを活かして、すぐに能動的であるアウトプット作業を行うことで効率良く知識定着できること間違いなしです。
生物初学者で受験で生物を使いたい場合
1.参考書を用いて 一単元ずつ読み込んだあと、リードAとリードBに取り組む
予備校のテキストや「これで分かる生物(文英堂)」「生物が面白いほどわかる本( KADOKAWA)」など参考書を用い一単元ずつ読み込んだあと、リードAとリードBに取り組みます。
用語をしっかり定着させることが重要です。一度では定着しにくいので何回も繰り返しましょう。
また、予備校の授業や参考書の内容で理解するのに時間がかかった部分は自分で簡単に内容をまとめ、「リードLightノート」の対応ページに貼るなどすると復習しやすくなります。
2.リードC・リードC+に挑戦
ここで9割正解していれば、知識問題中心の入試問題には十分対応出来ます。ただ考察問題に対しての対策は不十分です。
3.他入試問題集に挑戦。
共通テストで生物を利用する受験生はマーク問題集や過去問を、私立大や国公立大入試で生物を使う場合は「理系標準問題集(駿台文庫)」や「大森徹の最強問題集159問」などで考察問題や少しひねられた入試問題に挑戦してください。
理系の人はこの時に「図説」やさらに詳しい参考書を用いると知識の定着が深まります。
学校で生物履修済で受験で生物利用予定の場合
1.苦手な単元からリードĄからC+まで取り組む
定着していない事象や用語を確認し、付箋などをつけておきましょう。
2.リードLightが全て終わったら、他入試問題集に挑戦
出来ない単元があったら再び「リードLightノート」のリードA・Bを確認しましょう。
入試直前のチェックとして
知識問題を主軸とする多くの私立大学や地方国公立の場合は、直前の最終チェックとしてリードA・Bを見返しましょう。
「リードLightノート」は解答書き込み式なので、過去自分が間違えた問題も把握できるため最終確認にも最適な教材です。
まとめ
「リードLightノート生物」は生物初学の人から地方国公立など知識を問う問題を多く出題する大学志望の人におすすめの問題集ですが、使う人の個性や使い方によっては期待どおりの学力アップを図ることが出来ない可能性があります。
「好き」だけではなく生物を「得点源」にする為には、自分に合った参考書を正しく使うことが効率的です。
自分がどのような参考書をどのように利用するべきか分からなくなってしまった場合は、学校の先生や予備校の先生に相談しましょう。
アガルートの学習コーチングでは志望校や生徒の特性にあわせた参考書や勉強法を提案しています。気になる方は是非お問い合わせ下さい。
関連コラム:【高校生物】おすすめ参考書&問題集12選!選び方も解説
勉強方法のお悩みにコーチングという選択肢
「コーチング」とは、学習コーチがひとりひとりに合わせた学習カリキュラムを作成し、進捗を管理し、サポートをするサービスです。
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人によってどの学習計画が見合っているのかは異なってきますので、集団塾や学校が立てている学習計画は一人一人がそれぞれ違う目標を達成するという意味ではあまり役立ちません。
「集団授業の予備校は、大勢の生徒を相手にしているから、自分だけのカリキュラムを提示してくれない」
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コーチングの流れ
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