受験で生物を選択する皆さんは、どのように勉強を進めたらよいか、悩んだことはないでしょうか。生物の勉強法に関する情報は、受験で選択をする学生の多い物理や化学と比べると、どうしても少ないように思われます。
今回の記事では、「必修整理ノート生物」を効果的に活用して、生物の勉強を進める方法を解説します。
生物を受験で利用する方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
「必修整理ノート生物」とは
「必修整理ノート生物」は、教科書や参考書を作成・販売する文英堂によって出版されているテキストです。生物だけでなく、生物基礎の内容をまとめた「必修整理ノート生物基礎」も出版されています。
「必修整理ノート生物」の特徴は、テキストの空欄に用語を書き込みながら、内容を覚えられる構成になっている点です。
生物の学習では、数多くの用語を覚えると同時に、それらの用語が関係する全体の概念について理解することが重要です。「必修整理ノート生物」の中では、各単元で学習する事象の解説文が、ところどころに空欄を設けた状態で記述されています。そのため、文章を読みながら空欄を埋めていくことで、生物という科目の理解に必要な情報が自然と頭に入るようになっています。
多くの生物の問題集は、それぞれの章の冒頭に概略や解説が書かれており、その後は問題が並ぶ形式となっています。このようなテキストは演習には適していますが、まだ知識が完璧でない人が学習をする場合には、ややハードルが高いと感じることがあります。
その点、「必修整理ノート生物」は基本的なことでも分かりやすく記述されているので、初めて生物の勉強をする方にもおすすめです。
「必修整理ノート生物」がおすすめなのはどんな人?
「必修整理ノート生物」は、以下のようなタイプの方にとくにおすすめです。
- 教科書の内容がなかなか頭に入らない人
- 独学で生物を勉強する人
- 難しい問題に取り組む前の基礎固めをしたい人
当てはまる場合は、使用を検討してみると良いでしょう。1つずつ解説していきます。
教科書の内容がなかなか頭に入らない人
教科書を使った勉強だけではなかなか理解が進まない人に「必修整理ノート生物」はおすすめできます。
生物は確かに覚えることの多い科目ですが、単純に用語を暗記するだけでは全体像を理解したことにはならず、点数が取れるようになりません。
「必修整理ノート生物」を使用することで、覚えるべき用語に加えて、それらが関係する現象や他の用語についても理解を深めることができます。
また、書き込み式で構成されているため、教科書を読むだけという受動的な勉強法とは違う切り口で学習を進められます。
独学で生物を勉強する人
受験生の中には、学校で生物の授業がない中で学習を進めないといけない方もいると思います。そのような方は、教科書を読んでも、どこが重要でどこは覚えなくても良いのかを区別することを難しく感じるのではないでしょうか。
「必修整理ノート生物」では、覚えるべき用語や現象を簡潔な文章でまとめてあるので、一人で勉強する場合でも、勉強法で迷うことが少ないです。
難しい問題に取り組む前の基礎固めをしたい人
「必修整理ノート生物」は前述の通り、用語や現象を覚えることに特化した構成になっています。そのため、基礎知識をまずは頭に入れて、それから問題演習にステップアップしたいと考える方にもおすすめできます。
いきなり演習問題に取り組むと、スムーズに進まずに心が折れてしまうこともありますが、「必修整理ノート生物」である程度の知識を蓄えておけば、そうなることを回避できるでしょう。
「必修整理ノート生物」を使った勉強法
最後に、「必修整理ノート生物」を使ったおすすめの勉強法を紹介します。こちらを参考にして、より効果的に学習を進めてみてください。
書き込みは別のノートに行う
「必修整理ノート生物」は、空欄に書き込みながら勉強することを想定して作られたテキストですが、答えは別のノートに書き込むことがおすすめです。
こうすることで、テキストの空欄を見ながら重要なポイントを何度も繰り返し確認することができます。
答えの分かるものとそうでないものを区別する
「必修整理ノート生物」を使う前に生物を学習したことのある方は、初見で答えの分かる部分がいくつかあると思います。
そのような方は、空欄を埋める作業をする際に、答えの分からなかったものにチェックをつけるようにします。
こうすることで、復習をする際に自分が理解できていない部分に絞って学習することができるため、効率良く進められるようになるというわけです。
間違えやすい用語にチェックをつける
何度も復習していると、いつも思い出せなかったり、間違えて覚えてしまったりしているものが現れてきます。そのような用語は特に自分が苦手な用語なので、繰り返し学習し直す必要があるでしょう。
空欄の上に、間違えるたびに「バツ」印をつけるようにすると、自分が苦手な用語がどれなのかが一眼で分かるようになります。
苦手な用語を見つけることができたら、それらを抽出した暗記用ノートを作成するなどして対策すると、漫然と学習するよりも効率を高めることができます。
繰り返し復習する
「必修整理ノート生物」に限らずどのテキストにも言えることですが、一度の学習で全てを理解することは難しいです。何度も繰り返し文章を読んで、各単元の内容を自分の言葉で説明できるくらいまで理解できると良いでしょう。
基本的な用語の学習が終わって問題演習に進んだ場合でも、時折「必修整理ノート生物」の内容を見直すようにすると、記憶が抜けていくことを防止できます。
まとめ
今回は、「必修整理ノート生物」の特徴や使い方について解説しました。
生物の学習の基本となる用語や考え方をまとめたテキストですので、まずはこのテキストの内容を完璧にすることを目標に学習を進めると良いでしょう。
注意したいのは、入試を想定した演習用のテキストではない点です。受験で生物を使う方は、早い段階で「必修整理ノート生物」の内容を完璧にして、違うテキストを使った演習も行うことを忘れないでください。
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