今回は「得点奪取現代文」の紹介とその勉強法について解説します。
「難関国公立大学を受験する上で現代文のレベルをもう一つ上げたい」と思われている方も多いでしょう。
そのような目標を持つ方に「得点奪取現代文」はおすすめの問題集です。
本記事を読むことで、「得点奪取現代文」を使ったハイレベルな現代文の勉強法を知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
「得点奪取 現代文」とは
「得点奪取現代文」の基本的な情報は以下の通りです。
著者 | 天羽 康隆 |
出版社 | 河合出版 |
種類 | 現代文問題集 |
難易度 | 難関国公立大学レベル |
特徴 | 解説が詳しく記載されていて、部分点の付け方や採点官の目線で答案を確認することができる。 |
「得点奪取現代文」は大手予備校の河合塾のグループ会社である河合出版が出版しています。実績も多い河合塾の現代文講師が共著で作成した問題集です。
「得点奪取現代文」は、記述式問題を中心に取り扱う問題集のため、記述式問題が出題される国公立大学を志望する人に適しています。
また、問題の難易度が高いため旧帝大などの難関国公立大学レベル向きの参考書といえるでしょう。
内容としては、記述式問題をパターン別に解説する典型問題5問と、文章のテーマ別に章立てされた練習問題20問の計25問で構成されています。
ボリュームも多いため現代文の得点をさらに伸ばしたい人が、しっかり時間をかけて取り組むのにおすすめです。
「得点奪取 現代文」はどんな人向き?
「得点奪取現代文」は次のような人におすすめです。
- 現代文の記述式問題にたくさん取り組みたい人
- ハイレベルな現代文の問題に挑戦したい人
- 自分の答案を採点官目線で客観的に確認してみたい人
1つずつ解説いたします。
1. 現代文の記述式問題にたくさん取り組みたい人
現代文で高得点を目指すのであれば、様々なテーマの文章に触れて内容に慣れる必要があります。
共通テスト向けや基礎的な記述式問題集を解き終えて、もっと記述式問題に取り組みたいと思っている人には「得点奪取現代文」は25問も収録されているためおすすめです。
2. ハイレベルな現代文の問題に挑戦したい人
既に記述式問題の問題集を何冊か解き終えていて、ハイレベルな問題集に挑戦したい人にもおすすめです。
「得点奪取現代文」は解説が充実しているため、さらに力を付けていくために必要なポイントが見つけられます。
反対に問題のレベルが高いため、解説を読んで内容が理解できない人は一度問題集のレベルを下げてから本書に戻ってきましょう。
3. 自分の答案を採点官目線で客観的に確認してみたい人
記述式問題は明確に正解・不正解ときれいに分けられないので、他の問題集の解説では少し物足りないという人にも「得点奪取現代文」はおすすめです。
「得点奪取現代文」の解説は部分点を付けるポイントや採点官の考え方まで書かれているため、試験本番でも活かせる考え方が身に付きます。
「得点奪取 現代文」を使った勉強法
「得点奪取現代文」を使った勉強法を紹介します。
- 典型問題を全て解く
- 練習問題に挑戦する
- 解説を読み込み部分点の付け方や採点官の考え方を理解する
1. 典型問題を全て解く
まずは冒頭に掲載されている典型問題5問に挑戦しましょう。
ここでは現代文の記述式問題をよく出題される5つのパターンに分けて学ぶことができます。
傍線部の近くに答えがある場合や傍線部から離れた箇所に答えがある場合、答えとなる部分が分散している場合など様々なパターンへの対応力を養うことで、試験本番でも実力を発揮することが可能です。
まずは典型問題を解いてよく出る出題形式への理解を深めましょう。
2. 練習問題に挑戦する
典型問題を解き終えたら練習問題に挑戦しましょう。
練習問題は社会・文化・化学など文章のテーマで大まかに分類されているため、前から順番に取り組んでもよいですし、自信のあるテーマから取り組んでもよいです。
また、練習問題を解くときは時間を計って解くようにしましょう。
記述式問題は答案にこだわるといくらでも時間を掛けられてしまうため、時間内に解き終えるように練習しておくのがおすすめ。
時間内に練習問題を解くことができなかった場合は、そこから再度時間を計り、どれくらい時間が不足していたのかを確認すると自分の回答スピードが分かります。
加えて、読解を進める上で、分からない単語があれば適宜メモをして問題を解き終えてから辞書などで調べるようにしましょう。
3. 解説を読み込み部分点の付け方や採点官の考え方を理解する
典型問題、練習問題のいずれにおいても問題を解き終えたら別冊の解説をしっかりと読み込みましょう。
「得点奪取現代文」では文章の解説から設問意図、部分点の付け方まで詳しく掲載されているため、隅々まで読み込むのがよいです。
問題を一周解き終えたら、期間を置いてもう一度解くようにするのもおすすめです。
二周目では自分の答案をなぜそのような文章にしたのか、人に説明できるか考えながら解くと、より読解力が身に付きます。
まとめ
「得点奪取現代文」は得点を伸ばすのが難しい現代文の記述式問題について、問題のパターンや部分点を付けるポイントなどを丁寧に解説してくれるため、理論づけて学習することが可能です。
ただ問題集のレベルが高いため、解説を読んでも内容が理解できない場合もあります。
そのような場合、他の問題集に取り組んでから本書に戻ってくるのも一つの方法です。
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関連コラム:【現代文】勉強法の基本を解説!NG勉強法・受験対策のポイントは?
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