TDKが佐久の浅間テクノ工場を増強へ
電子部品大手のTDK(東京)は27日、自動車向け磁気センサーなどを量産する浅間テクノ工場(佐久市小田井)の生産ラインを強化すると発表した。増強後の生産能力は、月産で現状の2倍に引き上げる。
同社によると、増産するのは「TMR磁気センサ」。精度や信頼性の高さなどが売りのセンサーで、角度や電流を計測する車載向けセンサーとして採用が増えている。低消費電力で、各種ロボットやスマートフォン向けなどの需要も拡大しているという。
浅間テクノ工場は1986(昭和61)年に完成。グループ内で、ハードディスク(HDD)向けの磁気ヘッドの開発、生産拠点として機能。現在は薄膜技術を生かして主に車載向けを手がけている。
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