マンション管理士は、年収1,000万円を目指せる資格なのでしょうか。
このコラムでは、マンション管理士は年収1,000万円を目指せる資格なのか解説します。
年収1,000万円以上を稼ぐマンション管理士の割合、高収入を目指すために必要なポイントについても併せて見ていきましょう。
目次
マンション管理士は年収1,000万円を目指せる資格なのか?
結論からいうと、マンション管理士は年収1,000万円を目指せる資格といえます。
後述するように、マンション管理士として年収1,000万円を稼いでいる人もいます。
ただし、事務所で待っているだけで仕事が入ってくるような資格ではないため、積極的な広報活動など相応の努力は必要です。
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年収1,000万円を超えるマンション管理士の割合
マンション管理センター『マンション管理士の業務についてのアンケート調査結果の概要』によると、マンション管理士を本業として活動を行っている者のうち、1年間の年間売上高1,000万円以上2,000万円未満の割合が2.3%、2,000万円以上が3.0%という結果となっています。
厳密にいえば、年間売上高と年収は異なりますが、マンション管理士の仕事は管理規約等の素案の作成や大規模修繕工事へのアドバイスなどであり、費用が余りかかりません。
そのため、年収1,000万円以上のマンション管理士は存在すると考えられます。
あまり多くはありませんが、マンション管理士は年収1,000万円以上の年収を目指すことができる資格であるといえます。
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年収1,000万円を超えるマンション管理士になるためのポイント
年収1,000万円以上のマンション管理士になるためのポイントは、以下のようなものが挙げられます。
①独立して開業をする
マンション管理士を募集している求人サイトを見てみると、年収350~500万円が相場となっており、1,000万円以上の求人は滅多にありません。
マンション管理士が、会社に勤務しつつ年収1,000万円を目指すのは容易なことではありません。
そこで、まずは会社で勤務してマンション管理士の仕事のノウハウを蓄積し、その後独立開業を行うことで、高い年収を得るという方法があります。
独立開業後は、豊富な経験と知識を活かして年収1,000万円以上を目指せるかもしれません。
②他の資格を取得して職域を広げる
マンション管理士以外の資格を取得し、他の資格と組み合わせることで高い年収を期待できます。
マンション管理センター『マンション管理士の業務についてのアンケート調査結果の概要』によれば、マンション管理士以外に取得している資格としては管理業務主任者が85.2%、宅建士が77.8%となっています。
マンション管理士と同じ不動産関連の資格が、ダブルライセンスとして人気です。
また、不動産関連の資格以外でも、ファイナンシャルプランナー(22.9%)、建築士(11.9%)行政書士(11.1%)といった資格を取得し活躍している方もいます。
マンション管理士と他資格を組み合わせることで、職域が広がり携われる業務も多くなります。
③多くの人に自分を売り込む
収入を増やすためには、仕事を多くこなす必要があります。
マンション管理センター『マンション管理士の業務についてのアンケート調査結果の概要』によると、業務受注のきっかけとして多いのが、所属する団体や関係者からの紹介や相談会やセミナー講師の活動といったものです。
このように、多くの人に自分を売り込むことで案件受注につながる可能性も十分考えられます。
広報活動や相談会へ積極的に参加することも、年収アップの方法だとといえます。
まとめ
以上でマンション管理士の資格で年収1,000万円を目指すことができるかについての解説を終わります。
ぜひ、マンション管理士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?