JR側「自動車交通への転換望ましい」 JR津軽線
大雨被害の影響で一部で運休が続く津軽線を巡り、JR側は「鉄道を復旧するよりも持続性が向上する」として「バスやタクシーに転換することが望ましい」と発言、これまでよりも踏み込んだ対応を示しました。
★JR東日本盛岡支社 松野文一 地域連携推進室長
「本地域において最も望ましい公共交通を考えた時に利用者ニーズや持続性の観点からバス化と乗り合いタクシー化による地域交通の確保が望ましいと考えております」
会議でJR側は自動車交通に転換する場合はバスやタクシーから電車に直接乗り換えられるように蟹田駅を改修するなどの案を示し、転換にかかる費用はJRが負担するとしました。
一方で鉄道を維持することを選択した場合には自治体側にも数億円の負担を求めるなどとしています。
これに対し今別町の担当者はあくまで鉄路の維持を求めるとしたうえで次のように述べました。
★今別町総務企画課 太田和泉 課長
「自動車交通でしたら冬場の危険性ですとか鉄道でしたら定時の確保ですとかそういった部分の評価が反映されていなかったのでもっと細かい部分を評価して頂いて詳細なものを提案して頂きたいと思っております」
JRは来月13日に住民説明会を開くなどして今後も議論を深めたいとしています。