2016-09-25 (Sun)
21:01
✎
ようやく第4章まで来ました(=_=)ぜーはー。
短くまとめようと思ったけど、事件が複雑すぎて大長編となってしまいましたがまだいきます!(`・ω・´)ゞ(笑)
ここまでは、ノンフィクション小説「凶悪 ~ある死刑囚の告発~」がメインでしたが、ここからは上申書事件の報道を中心に見ていこうと思います。
図書館で上申書事件関係の過去の新聞記事を探して調べてきましたので、それらを網羅してきます。あとネットからコピペ(コピーページ)も少し。
ではここから
↓ ↓ ↓
茨城の凶悪事件 ―上申書連続殺人事件― 第4章”上申書の提出と”先生”の逮捕 |
早速、警察が動いた。 |
上申書を受理した茨城県警察は、上申書第3の事件で、殺害に関わった関係者をと逮捕していく。 |
逮捕をきっかけに、事件が報道された事で、これまで見てきた小説中で仮名になっていた犯人たちの実名が明らかに。 |
ということで、ここからは容赦なく実名表記で。 |
以下のとおり ↓↓
ノンフィクション小説「凶悪」での仮名 | 実名 |
小野塚博敏 | 小野寺宣之 |
鎌田仁 | 浦田大 |
沢田一孝 | 沢村勝利 |
山田正一 | 草刈誠一 |
藤田幸夫||藤田幸一 |
上申書を受理した茨城県警は本格的に捜査を開始
平成18年11月25日、上申書第3の「阿見町カーテン屋保険金殺人事件」で、殺害に関与したカーテン屋店主の家族らを任意同行を求め、同日のうちに、保険金を隠蔽し、不正使用する目的で金融機関に口座を開設したとして、家族3人を詐欺容疑で逮捕した。
逮捕されたのはカーテン屋店主の妻、栗山澄江(2007年当時、75歳)、長女の栗山久美子(2007当時、50)、栗山久美子の夫で栗山光明(2007年当時、51歳)。
逮捕されたのはカーテン屋店主の妻、栗山澄江(2007年当時、75歳)、長女の栗山久美子(2007当時、50)、栗山久美子の夫で栗山光明(2007年当時、51歳)。
(任意同行を求められ、自宅を出る栗山光明容疑者/読売新聞)
そのほかに逮捕されたのは、元暴力団員、小野寺宣之(2007年当時、37歳)、浦田大(2007年当時、40)、元土木作業員、沢村勝利(2007年当時、43)。罪状については、記事の第1章の「後藤の証言」のとおりなので、ここでは省略する。
そして、忘れてはいけない最も重要な事件の中心人物、
2006年12月9日。上申書事件首謀者、三上静男、逮捕! |
逮捕直前の”先生”こと、三上静男 ↓

ついに、事件の首謀者である三上静男を逮捕した。
しかし、逮捕容疑がなんと、牛丼屋で店員に因縁をつけ土下座をさせた事による強要容疑。
なに?牛丼屋で店員に因縁付けて土下座させて強要容疑? |
事件と関係ねぇ~~~! |
犯罪のプロである”先生”の最後がまさかの牛丼屋での強要容疑での逮捕とは、いくら犯罪のプロでも、普段の素行の悪さがあだとなったのだろう。
しかし!!
しかし!!
警察はこれによりチャンスを握り、強制捜査件を行使し、三上静男の自宅を家宅捜索へ入った。
残るは、上申書の第3の事件「阿見町カーテン屋保険金殺人事件」で三上静男に殺害を仲介した山田正一こと草刈誠一。
草刈誠一は栗山光明が勤務する住宅関連会社の上司で、栗山光明から父親(栗山裕さん)の借金について相談されお金を貸してほしいと頼んだところ、草刈誠一は「それなら、いい先生(三上静男)がいるから、それに預けちゃって、酒を大量に飲ませてもらって殺してもらって、生命保険で借金を清算すればいい」と栗山裕さんの殺害を仲介した。
平成18年(2006)の年末、茨城県警は草刈誠一を殺人容疑での立件に向け準備していた。しかし、いよいよ逮捕というところで・・・。
草刈誠一は栗山光明が勤務する住宅関連会社の上司で、栗山光明から父親(栗山裕さん)の借金について相談されお金を貸してほしいと頼んだところ、草刈誠一は「それなら、いい先生(三上静男)がいるから、それに預けちゃって、酒を大量に飲ませてもらって殺してもらって、生命保険で借金を清算すればいい」と栗山裕さんの殺害を仲介した。
平成18年(2006)の年末、茨城県警は草刈誠一を殺人容疑での立件に向け準備していた。しかし、いよいよ逮捕というところで・・・。
重要参考人 草刈誠一、突然の交通事故死。 |
なんと、事件に関与している重要参考人である草刈誠一が、いよいよ逮捕を目前に、常磐自動車道で交通事故で死亡した。
とある。
また、某掲示板の書き込みで草刈誠一はヤクザに後ろからあおられて消されたという話もあるが依然として定かではない。
これに関して、ノンフィクション小説「凶悪」の中で、
【草刈誠一は「つくばのすし屋に行く」と言い残し車で家を出た。そして、日付が変わった大晦日の午前2時ごろ常磐道を走行中、ガードレールに衝突。車外にふらふら出て、道路の中央に立ち尽くしているところを後続車に次々はねられた。法的に事故死として扱われたが、捜査陣は追い詰められた末での自殺とみている】とある。
また、某掲示板の書き込みで草刈誠一はヤクザに後ろからあおられて消されたという話もあるが依然として定かではない。
草刈誠一の事故死に関する詳細な内容は 以下参照
↓ ↓ ↓
茨城・つくば市の常磐道で男性が後続車にはねられ死亡 2006/12/31 FNN Headline
茨城・つくば市の常磐自動車道で、事故を起こした乗用車から脱出した男性が 後続の車にはねられ、死亡した。 31日午前2時すぎ、つくば市上広岡の常磐自動車道下り線で、乗用車が工事中の 柵に衝突し、運転していた石岡市の自営業・草刈誠一さん(52)が車外に脱出したところ、後続の大型トラックにはねられ転倒し、その後、複数の車にひかれ死亡した
遺族が「殺害を依頼」の男性、はねられ死亡…常磐道 2007年1月1日10時54分配信 読売新聞
後藤良次被告の上申書で茨城県阿見町の会社社長の殺害に関与したとされる 茨城県石岡市内の知人男性(52)が31日午前2時10分ごろ、 同県つくば市上広岡の常磐道下り線で、千葉県八千代市、男性運転手(52)のトラックなど数台にはねられ、全身を強く打って即死した。
ちなみに、ネットの某掲示板で事故の目撃者と思われる投稿者が、「日産ステージアのフロント部分がボコボコになってた」とも、書いてあった。動画のリンクが貼られていたが、既にリンク切れ(動画削除)のため見ることはできなかった。
茨城・つくば市の常磐道で男性が後続車にはねられ死亡 2006/12/31 FNN Headline
茨城・つくば市の常磐自動車道で、事故を起こした乗用車から脱出した男性が 後続の車にはねられ、死亡した。 31日午前2時すぎ、つくば市上広岡の常磐自動車道下り線で、乗用車が工事中の 柵に衝突し、運転していた石岡市の自営業・草刈誠一さん(52)が車外に脱出したところ、後続の大型トラックにはねられ転倒し、その後、複数の車にひかれ死亡した
遺族が「殺害を依頼」の男性、はねられ死亡…常磐道 2007年1月1日10時54分配信 読売新聞
後藤良次被告の上申書で茨城県阿見町の会社社長の殺害に関与したとされる 茨城県石岡市内の知人男性(52)が31日午前2時10分ごろ、 同県つくば市上広岡の常磐道下り線で、千葉県八千代市、男性運転手(52)のトラックなど数台にはねられ、全身を強く打って即死した。
ちなみに、ネットの某掲示板で事故の目撃者と思われる投稿者が、「日産ステージアのフロント部分がボコボコになってた」とも、書いてあった。動画のリンクが貼られていたが、既にリンク切れ(動画削除)のため見ることはできなかった。
平成19年1月26日、三上静男容疑者ら8人を殺人容疑で再逮捕した。 |
容疑者 | 逮捕容疑 | 再逮捕容疑 | |
1 | 後藤良次 | 死刑判決中 | 上申書第三における殺人容疑で再逮捕 |
2 | 三上静男 | 牛丼屋で店員に土下座、強要容疑 | ↑同上 |
3 | 栗山光明 | 詐欺罪 | ↑同上 |
4 | 栗山澄江 | 詐欺罪 | ↑同上 |
5 | 栗山久美子 | 詐欺罪 | ↑同上 |
6 | 小野寺宣之 | 殺人などで服役中 | ↑同上 |
7 | 浦田大 | 強盗致死罪などで服役中 | ↑同上 |
8 | 沢村勝利 | 強盗致死罪などで服役中 | ↑同上 |
藤田幸一 | 被疑者死亡により不起訴 |
草刈誠一 | 被疑者死亡により不起訴 |
上申書殺人 元組長ら8人逮捕 毎日新聞 2007年1月26日
茨城県城里町の山林で00年、同県阿見町廻戸のカーテン店経営、栗山裕さん(当時67歳)が遺体で見つかった事件で、茨城県警は26日、保険金目的で栗山さんを殺害したとして、元暴力団組長、後藤良次被告(48)=殺人罪などで死刑判決、上告中=ら3人を殺人容疑で逮捕した。同日午後、さらに5人を逮捕する。後藤容疑者は05年、「別の殺人3件に関与した」と記述した上申書を県警に提出していた。県警は他の2件についても殺人事件の疑いが強いとみて追及する。
逮捕されたのは、▽元不動産ブローカー、三上静男(57)=強要罪で起訴▽栗山さんの妻澄江(74)=詐欺罪で起訴=の両被告。逮捕されるのは、▽栗山さんの長女久美子(50)=同▽長女の夫光明(51)=同=の両被告と、▽元暴力団組員、小野寺宣之(37)=殺人罪などで服役中▽同、浦田大(40)=強盗致死罪などで服役中▽元土木作業員、沢村勝利(43)=同=の3受刑者。
調べでは、8人は栗山さんを殺害して保険金を詐取しようと共謀。00年7月ごろから、栗山さんを三上容疑者が経営する水戸市の会社事務所に住まわせ、連日、日本酒や焼酎などを飲ませて衰弱させた。さらに同8月12日深夜から同13日未明にかけて、同県日立市の三上容疑者の自宅で、栗山さんの体を押さえつけてアルコール度数96度のウオツカを瓶ごと飲み干させて殺害した疑い。遺体は同15日、城里町の山林脇路上で見つかった。県警は当時、病死と判断し処理していた。
澄江容疑者ら家族3人は00年7月ごろ、工務店経営の知人(昨年12月に交通事故で死亡)に「(栗山さんを)病死を装って死なせてほしい」と依頼。知人は三上、後藤両容疑者と相談して殺害計画を立てたとみられる。三上、後藤両容疑者と小野寺、浦田、沢村の3受刑者が殺害を実行、保険金約1億円のうち約6800万円が、澄江容疑者らから知人と三上容疑者に報酬として支払われたという。
県警は05年10月に後藤容疑者から上申書を受け取り、殺人3件のうち遺体が見つかっている栗山さん殺人事件について捜査。昨年11月、保険金を隠ぺい、不正使用する目的で金融機関に口座を開設したとして、家族3人を詐欺容疑で逮捕した。同12月には、飲食店で店員に無理に謝罪させたとして、三上容疑者を強要容疑で逮捕。起訴後、栗山さん殺人事件について任意で事情を聴いていた。
【三木幸治、山本将克】
上申書第2の事件、「倉浪篤二さん殺害・不動産略奪転売事件」についても捜査が開始された。茨城県警は、後藤の証言を元に、倉浪さんを埋めたとする北茨城の空き地の捜索を開始。これに関しては毎日新聞がその様子を詳しく書いているので以下に引用する。
↓ ↓ ↓
北茨城で遺体捜索 上申書第2の事件 2007年4月18日/毎日新聞
元暴力団組長、後藤良次被告(48)=殺人罪で起訴=が、上申書で告白した3件の殺人事件で、茨城県警水戸署捜査本部は18日午前9時ごろ、後藤被告らが埼玉県大宮市(現・さいたま市)の資産家男性を生き埋めにしたとされる北茨城市の空き地で、雑草を刈り取るを始めた。今後重機などで掘り返し、遺体を捜索する。
上申書に書かれた「第2の事件」。上申書によると、後藤被告と元不動産ブローカー、三上静男被告(57)=殺人・詐欺罪などで起訴=ら4人は99年11月下旬、資産家男性を水戸市に拉致して暴行。後藤被告の乗用車のトランクに押し込んで北茨城市の三上被告所有の土地に生き埋めにした。
捜査本部は3月29日、水戸拘置支所(水戸市)に拘置中の後藤被告を北茨城市に同行、埋めたとされる場所を具体的に示させた
遺体の捜索打ち切り 「第2の殺人」立件困難に 2007年4月25日/毎日新聞
元暴力団組長、後藤良次被告(48)=殺人罪で起訴=が上申書で告白した「第2の殺人事件」で、茨城県警水戸署捜査本部25日午前、同県北茨城市の空き地で続けていた遺体の捜索を打ち切った。捜索に約1週間を費やしたが、埋めたとされる遺体は見つからず、立件は困難になった。
捜査本部は、後藤被告らが99年に埼玉県大宮市(現・さいたま市)の資産家男性(当時73)を生き埋めにしたとされる空き地で、18日に遺体の捜索を始めた。後藤被告が示した場所を中心に縦約40m、横約40mの土地を、重機やスコップで深さ最大約4mまで掘り起こすなどした。
上申書では後藤被告と元不動産ブローカー、三上静男被告(57)=殺人罪などで起訴=ら4人が共謀し、資産家男性を北茨城市の三上被告所有の空き地に運び、深さ約1.5mの穴を掘って生き埋めにしたとされる。物証がほとんどなく、三上被告は全面的に否認している。【三木幸治 山本将克】
遺体捜索を打ち切りビニールシートを片づける捜査員 /毎日新聞
なんと、遺体を発見できず!! |
どこまでも悪運強い三上静男だ。遺体が発見できれば死刑は免れない事だろう。しかし遺体を発見できなかった。この事がのちに三上静男にとって好転する事になる。
やはり、後藤が自白する事を恐れた三上静男が、逮捕前に遺体を掘り起こしたのだろうか??この生き埋め現場近くに住む住人が、日没後の暗くなった頃にミニユンボが何かをしていたのを目撃し、10日後には消えてしまったという。(これに関しては前回記事の第2章を参照してください)
やはり、後藤が自白する事を恐れた三上静男が、逮捕前に遺体を掘り起こしたのだろうか??この生き埋め現場近くに住む住人が、日没後の暗くなった頃にミニユンボが何かをしていたのを目撃し、10日後には消えてしまったという。(これに関しては前回記事の第2章を参照してください)
ちなみに、上申書事件の第1の「大塚某殺害事件」
三上静男が絞殺した大塚という男性を石岡市工務店経営または自営業の草刈誠一の所有する社有地にある廃材を燃やす焼却炉で遺体を燃やしたとされている事件だが、茨城県警は焼却炉を捜索したが見つからなかったようだ。物的証拠が乏しく、こちらについても立件を断念。
さて、今回はここまでで(-ω-)ノ
後藤の上申書により、事件の首謀者三上静男をはじめした一斉逮捕という快挙を成し遂げた!ここに至るまで、とても長い道のりだった。
そして、三上静男の死刑は確実と思われた。
しかし、さすがは悪運強い三上静男。。。。。。。。
上申書第3の事件のカギを握る重要参考人・草刈誠一の事故死、上申書第2の事件の捜索では遺体を発見できず。三上静男にとっていい事ばかりが続く。当の本人は知らぬ存ぜぬの全面否認。物的証拠も乏しい中、終わってみれば、上申書3件のうちたった1件しか立件できないという結果に!これでは被害者が浮かばれない、今もなおこの広い茨城県内のどこかに、いまだに埋まっているとでもいうのか!?
そして、今後、裁判にどう影響するのか!?
まだまだ次回に続くっっ⇒⇒! |
Last Modified : 2019-12-27