【天鳳戦術】新・字牌の切り順(前編 オタ風編)




麻雀ランキング
字牌の切り順シリーズは2回に分けて記事にする予定。今回はオタ風の切り順という地味だけど実は結構大事なテーマについて。

東場は正直あんまり考えなくていいと思うのだが、南場の競りの局面になってくると、1つ鳴かれるか先に処理できたかが明暗を分けることも多い。特に天鳳のような完全順位戦ならなおさらだ。一牌の後先というやつだ。個人的には、競りの局面でのオタ風の切り順は、細かい牌効率よりもよっぽど成績に影響を与える、と思っている。切り順一つでその局誰がアガるかが決まりかねないので。




オタ風の切り順の基本的な考え方は、

「アガられたくないところの風は早く切る」
「アガって欲しいところの風は最後に切る」

この2つだ。

とはいえ色々パターンがあるので順番に見ていこう。下記の点棒状況で、配牌でオタ風を1枚ずつ持っているものとして、何から切るべきか考えてみて欲しい。

①競っているところの風を先に切る

ラス目に厳しく打つ、は天鳳の鉄則。東家にを鳴かれるよりも北家にを鳴かれる方が嫌なので、
北→東の切り順。

これは直近のテーマはラス回避というよりも2着争いだ。アガられたくない北家は先に切る。
北→西の切り順。

②親を蹴りに行く

現状トップ目。2着目の親を流したいところなので、親に鳴かれたくないから切る。この局面だと私は69と持っている9よりも優先してを切ることにしている。
北家と西家にはどちらも鳴いて一局流してほしいところだが、西家に鳴かれた場合はアシストもできるので、どちらかというと北家より西家に鳴いて欲しい。西家が西を重ねてくれるのを願って最後に切る。
というわけで東→北→西という切り順。




③アガられるとENDの風を先に切る

西家や東家に2000または2900を上がられるとラスで終了してしまうので、北家に鳴かれてアガられて西入した方がまだマシ。
親が仕掛けるとトイメンがアシストを始める可能性があるのでよりは西を鳴かれた方がまだマシ。
切り順は東→西→北

④ENDが出る点棒状況を作っておく

親に1000オールとかアガられるのは地味にダルイ。北家にあがってもらって3万点を超えておいてもらいたいところ。
よって東→北の切り順。鳴かれたら自分の手牌によりアシストも可能。

 

⑤鳴かれない可能性も考える

オーラス。親に鳴かれたくないを一番に切るのは当然として、西どちらを先に切るべきか。
北家は全力で1000点あがりたいのに対して、西家は満貫級の手作りをする必要がある。
つまり、北家は北をほぼ無条件で鳴くが、西は西がトイツでも鳴かない可能性が高い。
北家、を重ねてくれ!!と念じながらは最後に切る。
というわけで、切り順は東→西→北

以上。意識しながらきちんとこなす人と、適当にオタ風切ってる人では、確実に差が出てくると思う。

後編(役牌の切り順編)はこちら


麻雀ランキング

広告



関連記事


【天鳳戦術】新・字牌の切り順(前編 オタ風編)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 【戦術】新・字牌の切り順 (後編 役牌の切り順) | 鳳南研究所

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。