「家族と一緒に住む自立支援村」誕生へのご協力を |
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引籠り、精神障害や身体障碍、介護が必要になった老人 ・・・等々を抱えた家族が一緒に住んで、周りの人たちと支え合い、 毎日の生活を楽しむのびのびとした治療村 先ずは宮崎市の郊外、高岡町花見の自然溢れる17ヘクタールの敷地で始め、日本全国に拡げて行こうと考えています。 「国に頼らず、自分たちの力で家族治療村を作ろう!」を合言葉に。 国家は<財政困難を理由に障碍者への思いやりは表面だけ>で、障碍者の人権侵害を平然と行っていています。 クリニック看板に「脳電気ショックは拒否すること」と記載しているの ですが、脳機能を破壊する明白な犯罪行為を悪徳病院や大学医学部と手を 組んで大きな顔をして恥じないのです。障碍者を国家の邪魔者として葬る 人達を許してはいけません。 |
2020年12月25日 |
大空クリニック(精神科・内科)院長/株式会社健康医療開発社長 水野 昭夫 |
1.家族と一緒に住むということ |
自立困難な人達は一般社会での生活が難しくなると「老人ホーム」「障碍者施設」「精神病院」「グループホーム」などの施設に入居させられます。家族から引き離されてしまうのです。 自宅で家族と一緒に生活するのが一番満足できる生き方なのですが、症状が重くなるとこれらの<管理施設に入れなければ生活が困難>となって、心を鬼にして施設入居を選ばざるを得なくなってしまう家族は多いのです。 障碍者の多くは管理型の施設ができる以前には<座敷牢と呼ばれていた自宅の中の保護室>に収容されたりしていました。「それに比べたら今の方が良いじゃないか」と言う人が多いようでが、それは間違っています。 私は、座敷牢の中にいた時の方が<家族から突き放されなかった>という意味で、まだ良かったと考えます。それは<保護される人たちのためだけではなくて一緒に生活を重ねてきた家族のためにこそ大切なこと>なのです。<一緒の生活を送れる空間>が実現できて初めて心からの喜びが生まれ、家族の心の健康に繋がるのです。 管理することを要求されるこれらの施設では<責任を取らされることから逃げる>ために過剰な管理に走り過ぎ、<入居者の自由を制限し、人権侵害に至ることとなりがち>なのです。 ①抑制帯による拘束 ②長期間の閉鎖部屋への閉じ込め ③薬物の大量投与 ④電気ショックによる脳機能の破壊 等々の人権侵害を多くの病院や施設で平然と実行しているのです。 |
努力して上記の①~④などを避けて、患者さんを大切にしている立派な施設も方々にあります。しかし、どんなに努力しても<家族と一緒に住める喜び>を超えることは難しくて、本当の喜びが生まれるのは難しいのです。 私は2014年に「自立支援アパートと往診家族療法」という本を出版しました。 表紙には<病院には入れたくない。入りたくない>、<老人ホームには入れたくない。入りたくない>という副題をつけています。 症状の激しい時期には入院治療が必要なのですが、可能な限り早めに退院させて<管理されない自由な空間>に移して治療を進めるべきなのです。私はそのために自立支援アパートを拡大してきました。この本に記載していますが、病院の周りに341人分の自立支援アパートを作ってきたのです。 この中で就労して一般のアパートに移る人たち、結婚に至る人たち、自宅に帰って家族と一緒に暮らせる人達も大勢います。しかし、10年、20年と生活して、ここを<大きな家族と認識している>患者さんもいるのです。 |
自立支援村の必要性はこの流れの中から生まれて来ました。今までの自立支援アパートにも同居する家族がおられたのですが、その方々から学習させられて出来上がった構想と言って良いのかな? 家族が同居することによって<治療スタッフだけではかなわなかった空間>が出来上がるのです。 ここでは入居者は<自由を拘束されずに>、<家族だけで対処できない事態には周りの人達からの支援がもらえる>のです。 77歳という年齢になっているのですが、だからこそ実現に向けて頑張ることになりました。 |
2.管理ではなくて支援を |
支援としては先ず、医療や社会福祉事業を営む人たちからの応援は欠かせません。しかし、それだけでは足りないのです。 絶対的に必要な支援は家族からの力なのです。幼いころからの様々な歴史を重ねて来た家族との繋がりは精神の根っこを支える、絶対的な力。医療や社会福祉事業に従事するスタッフが<如何に努力しても家族の力を超える対応はできない>のです。 家族の側にも ①<お世話を最後までしたい>、 ②<身近な親族を他人に任せられない>、 ③<自分を守るために放り出すような恥ずかしいことはしたくない> という思いが根深くあります。 だけど、症状が激しくなると<自宅の中では無理だから施設に入居>となってしまうのですが、それを批判しているだけではいけません。<家族も同居できる自立支援村の中に住いを構え、一緒に生活を重ねましょう>と声掛けして、生きていることを喜べる努力をしましょう。言葉で整理すると<家族もこの治療村のスタッフの一部となる>と考えてよいでしょう。 |
3.当面の支援村の概要 |
1)住居 |
入居者の負担経費まで具体的に整理してみます。 |
①3階~5階建てのアパート・・・・50家族分 入居費 3万円/月 36万円/年・・・50家族からの収入1800万円/年 ②戸建ての居室・・・・・10家族分 入居費 6万円/月・・72万円/年・・・10家族からの収入 720万円/年 ※合計2500万円の収入ということで<金利1.5パーセントの銀行借り入>ができると、17億7千万円の建設が可能ということです。 |
2)治療施設 |
A クリニック 精神科(デイケア、訪問看護、24時間診療)・内科 B 在宅介護支援 C マッサージや針灸などの業者 |
3)生活必需品施設 |
・日常品の売店(食材・洗剤・衣類) ・散髪・パーマ ・食堂・喫茶店 |
4)仕事場 |
・農業(稲作・野菜、果樹園、雑木林、筍林) ・牧畜(鶏、兎、乳牛、山羊) ・木工作業 ・陶芸 ・機織り |
5)文化施設 |
・音楽ホール ・図書館 ・美術館 |
6)運動場 |
・テニス・バトミントン・バレーボール・バスケット・サッカー・野球 |
7)庭園 |
・水鳥が飛んでくる池 ・花が咲きホタルの光る散歩道 |
※この4)~7)に関しては将来への目標ということで、ゆっくり実現して行こうと考えています。勿論急ぎたいのですが、資金不足に至ってしまって皆さんに迷惑をかけることは許されませんから。 |
4.経営責任 |
17ヘクタールの敷地の所有者は株式会社健康医療開発です。私が作ってきた会社なのですが、大空クリニックの院長もしています。当面は私が経営の責任者ですが、もう高齢ですので後継者を探しています。 ご希望の方がおられたら是非、申し出てください。 |
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