岐阜県警

 岐阜県山県市内の空き家に侵入し、金品を盗もうとしたとして、県警捜査3課や北方署などは24日、建造物侵入と窃盗未遂の疑いで、ベトナム国籍の男5人を逮捕した。県内では今年に入って空き家の空き巣被害が急増しており、県警は5人が窃盗グループの可能性もあるとみて関連を調べている。

 逮捕されたのは、瑞穂市稲里の無職の男ら5人。

 逮捕容疑は7日午後10時10分~8日午前3時ごろまでの間、山県市の男性(40)が管理する空き家に侵入し、金品を盗もうとした疑い。県警は5人の認否を明らかにしていない。近くの防犯カメラや周辺の聞き込みで5人が浮上した。

 県警によると、県内では1~3月に空き家での窃盗事件が82件(前年同期比29件増)発生。県警は、5人が他の窃盗事件に関わっている可能性もあるとみて調べている。

 署によると、5人は瑞穂市稲里のアパートの1室に住んでいたとみられる。県警がこの部屋を調べたところ、他にベトナム国籍の男がもう1人おり、入管難民法違反(不法残留)の疑いで自称派遣社員の容疑者(29)=群馬県=を現行犯逮捕した。