
ブログ収益化に興味があるから、今からブログを始めてみようと思うけど、今からブログを始めてもどうなんだろ?
SNSなどで「ブログは時代遅れ」なんて情報を目にするけど、ブログは時代遅れなのかな?
ブログは時代遅れなのか、実際ブログを運営している人の意見を聞きたいよ。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- ブログは時代遅れではないと主張する3つの理由
- ブログは時代遅れと言われる3つの背景
- 時代遅れと言われているブログで稼ぐ5つのコツ
なお、本記事の筆者はブログ歴が12年以上あり、7年近くブログ収益で生活しています。
こういった経験を元に、
- ブログ収益化にチャレンジしてみようと思うけど、ブログは時代遅れなのか?
- ブログではなく、SNSや動画の収益化にチャレンジした方が良いのか?
などと悩んでいる方に、本当にブログは時代遅れなのか、時代遅れと言われる背景や、ブログで稼ぐコツを解説します。
結論から言うと、ブログは時代遅れではありません。
なぜ、このように言い切れるのか、順を追って解説します。
ブログは時代遅れではないと主張する3つの理由


ブログは時代遅れではないと主張する理由は下記の3つがあります。
- インターネット広告市場は右肩上がりに増加しているから
- テキスト文化が無くなることはないから
- ブログで成果を上げている人がたくさんいるから
上記のとおりです。
インターネット広告市場は右肩上がりに増加しているから
インターネット広告市場は、1997年の推定開始以降から2021年の間、右肩上がりに増加しています。
そして、2019年にはテレビメディア広告費を上回り、2兆7千億円越えを果たしています。
日本の広告費、インターネット広告費がついにテレビメディア広告費を超える
インターネット広告費は、1997年の推定開始以降、ずっと右肩上がりに成長している。2019年にはテレビメディア広告費を上回り初の2兆円超えを果たしたが、2021年は2兆7,052億円に到達。マスコミ四媒体の広告費すべてを合算した2兆4,538億円をも上回る結果となった。
この数字は、インターネット広告と一括りにされていますが、インターネット広告には下記4つの広告が含まれています。
- 成果報酬型広告(ASP広告)
- 検索連動型広告
- ディスプレイ広告
- ビデオ(動画)広告
上記のうち、検索連動型広告とディスプレイ広告はインターネット広告全体の約7割を占めています。
2021年のインターネット広告媒体費は、2兆 1,571 億円(電通「2021年 日本の広告費」より)。そのうち構成比が高いのは検索連動型広告(37.0%)とディスプレイ広告(31.8%)で、あわせて約7割を占める。ビデオ(動画)広告は前年比132.8%の5,128億円と大きく伸長し、初めて5,000億円を突破した。
動画広告は伸びていますが、市場全体からすると24%程度しかありません。
検索連動型広告とディスプレイ広告が8割あるということは、それだけインターネットメディアの情報を求めている人が多いということです。
インターネットメディアの情報を求める人が多ければ、質の良い情報を提供しているブログ運営者に広告費が反映されると考えて間違いはないと思います。
テキスト文化が無くなることはないから
インターネット上にはニュースサイトやSNS、写真投稿サイト、動画投稿サイトといった様々なメディアがありますが、インターネット上のサービスで共通しているのがテキスト中心のサービスということです。
もちろん、動画投稿サイトも伸びてはいますが、動画が伸びてきているからといって、テキストが無くなるようなことは考えられません。
動画には動画の利用シーンがありますし、テキストにはテキストの利用シーンがあります。
利用シーンが違う訳ですから、どちらか一方が無くなるということは考えられません。
ブログで成果を上げている人はたくさんいるから
何年も前から「ブログは時代遅れ」という主張をしているサイトやSNSの投稿を見てきましたが、ブログで成果を上げている人は今もなおたくさんいます。
Twitterではブログを始めて数か月の方の成果報告を見かけることがありますが、今年も多く目にしました。
また、私の周りでも「ブログ経由でお客様から依頼を頂いた」という報告を聞きますので、この点からもブログが時代遅れということは無いと言えます。
ブログは時代遅れと言われる3つの背景

なぜ、ブログは時代遅れと言われるのでしょうか。その背景は3つあると考えます。
- 年々SEO対策の難易度が上がっているから
- 法人メディアの新規参入が増加しているから
- インフルエンサーがブログはオワコンと言ってるから
上記のとおりです。
年々SEO対策の難易度が上がっているから
SEO対策の難易度は、年々上がっていて、検索エンジンのアルゴリズムは、日々改善されています。
検索エンジンのアルゴリズムは「SEOとは?検索順位の仕組みと上位獲得に必要な施策を解説!」という記事でも解説しているとおり、日々改善されています。
また、検索エンジンのアルゴリズムは、年に何回か大きなアップデートがあり、その都度、順位が大きく変動します。
アップデートの影響を受けると一晩でアクセス数が激減することがあります。
また、ここ数年のSEOでは、E-A-Tと呼ばれる専門性や権威性、信頼性が重視されています。
E-A-Tの詳しい解説は「E-A-Tとは?【SEOで重要視】される理由と高め方を解説!」をどうぞ。
ブログ初心者が思いついたまま記事を書いて上位表示できるほど、SEOは簡単ではありません。
メディアを立ち上げる法人が増加傾向にあるから
ここ数年の傾向として、メディアを立ち上げる法人が増加傾向にあるため、競争率が高くなっています。
しかも、法人メディアは個人ブログと違って多くのライターが記事を投稿しますので、物量で攻められたら個人ブログが勝つのは難しいです。
- 個人ブログ → 1人で記事を書く
- 法人メディア → 多くの外注ライターが記事を書く
とはいえ、個人ブログが絶対勝てないということではありません。
ニッチなジャンルやロングテールキーワードを拾っていけば、勝てる余地は残されています。
インフルエンサーがブログはオワコンと言ってるから
TwitterやYouTubeで「ブログ オワコン」と検索すれば分かると思いますが、インフルエンサーの方が「ブログはオワコン」、「今からやってもムダ」という投稿をよく目にします。
また、ブログをやっていた方が「ブログは昔と比べて稼げない」、「動画の時代」と言っている投稿もよく見かけます。
インフルエンサーが言うオワコンと、初心者が認識しているオワコンという言葉には、大きな認識ギャップがあります。
- インフルエンサーが言うオワコン → 数年前と比べたら収益は落ちたけど、それでも月数百万は稼げる。
- 初心者が想像するオワコン → ブログで稼ぐのは時代遅れだから、ブログで稼ぐのはムリ。
つまり、「まったく稼げない」ということではなく、「昔と比べて大きく稼ぐのがむずかしくなっている」だけの話にすぎません。
ですので、正しい方法で取り組めば、今でもブログで稼ぐことはできます。
時代遅れと言われているブログで稼ぐ5つのコツ

最後に、時代遅れと言われているブログで稼ぐコツを5つ紹介します。
- ロングテールキーワードで上位表示をねらう
- YMYLジャンルは避ける
- SEOライティングで記事を書く
- オリジナリティの高い記事を書く
- SNSを活用し、検索流入以外のアクセスをねらう
上記のとおりです
ロングテールキーワードで上位表示をねらう
ロングテールとは、2つ以上のキーワードを掛け合わせたキーワードのことを言います。
単一のキーワードで上位表示を狙うのは、ブログ上級者でも難しいですが、2語、3語を掛け合わせたロングテールキーワードであれば、初心者でも上位表示をねらえる余地があります。
ロングテールキーワードは競合が少なくなり、成約率が上がるというメリットがありますので、単一のキーワードよりも稼ぎやすいです。
YMYLジャンルは避ける
YMYLとは、Your Money Your Lifeの略語で「あなたのお金とあなたの人生」に影響を与える領域のことで、お金と健康に関することをいいます。
詳しくは「YMYLとは?避けるべき理由や上位表示の方法を解説【SEO】」をどうぞ。
具体的には下記ジャンルのことを言います。
- あなたのお金:金融・投資関係、不動産、税金など
- あなたの人生:健康・病気・薬などの医療系、美容全般、法的サービスなど
YMYLジャンルは、間違った情報を提供してしまうと、その人の人生を左右しかねないジャンルなので、権威性や信頼性の無い人が書いた記事は、順位が上がらないようになっています。
具体的には下記のようなケース。
- 医師でもない人が、病気の治療に関する記事を書く
- 投資の素人なのに、投資に関する記事を書く
- 税理士でも無い人が税金に関する記事を書く
上記のジャンルは人より少し詳しいぐらいの方が記事を書いたところで検索で表示されることはまずありません。
ですので、YMYLジャンルは避けて取り組むべきです。
SEOライティングで記事を書く
ブログの記事は思いついたまま書いたところで、検索順位は上がりません。
検索順位が上がる記事の書き方、「SEOライティング」を覚えて記事を書く必要があります。
ブログで稼ぐなら、まずはSEOライティングを学びましょう。
「SEO対策が学べるおすすめな3冊の本!全体像や内部対策が分かる」という記事でSEOが学べるおすすめの本を紹介していますので、是非どうぞ。
オリジナリティの高い記事を書く
他者と同じ記事をそのまま書いても、そこにオリジナリティはありませんので、検索で上位表示するのはむずしいです。
しかし、他者と同じ記事であっても、自分の過去の経験、自分のSNSのツイート、自分の実績などを記事に含ませることで、オリジナリティを出すことができます。
このような記事を書いていれば、たとえ他者と同じ内容の記事であっても、上位表示の可能性は十分あります。
SNSを活用し、検索流入以外のアクセスをねらう
インターネットには様々なメディアがあるなか、ブログだけで稼ごうと考えるのは時代遅れです。
時流に合わせてブログだけでなく、下記SNSやツールを活用して、検索流入以外のアクセスを増やすことも考えましょう。
- SNS(Twitter、Facebook、Instagramなど)
- 動画(YouTube)
- ツール(メルマガ、LINE公式アカウント)
上記のツールをすべて使う必要はありませんが、いろいろ使ってみて、自分に合ったツールを使えば良いです。
まとめ
以上、ブログは時代遅れ?と心配されている方に、ブログは時代遅れではないと主張する理由と稼ぐコツを解説しました。
数年前と比較するとSEOの難易度はかなり上がっており、完全初心者の方が今からブログを始めても、簡単には稼げません。
でも、きちんと運営すれば成果を上げることはできます。
ブログを始める前に、「ブログは時代遅れ」、「ブログはオワコン」などという情報を目にしたら不安に思うかもしれません。
しかし、今から始めても稼げないということはありませんので、周りの言うことは気にせず、是非、チャレンジしてみましょう。
すぐに始めてみたいという方は、「【初心者向け】簡単WordPressブログの始め方【図解入りで解説】」という記事でWordPressブログの始め方を分かりやすく解説しています。
手順どおりに進めればWordPressブログを始める事ができるようになりますので、興味のある方は是非どうぞ。
「いきなりWordPressブログは費用がかかるから、最初は無料ブログから始めたい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最初からWordPressで始めた方が良いです。
その理由は「初心者向け!無料ブログの収益化はワードプレスと比較すると不利」という記事をどうぞ。