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 喜界島酒造㈱は鹿児島県大島郡喜界町にある酒造会社です。弊社の黒糖焼酎は、全国酒類コンクールの黒糖焼酎部門で2012年以降、6回連続で特賞を受賞している「キャプテンキッド」をはじめ、1年熟成酒をベースに、5年古酒を約40%ブレンドした「由羅王」(1位)や、昔ながらの伝統製法で造られた「しまっちゅ伝蔵」(2位)など、黒糖焼酎の旨さを存分に引き出したこだわりの焼酎です。3年古酒を主体とし、5年から10年古酒をブレンドした「三年寝太蔵」は、口当たりが良く、その優しく芳醇な風味が黒糖焼酎の素晴らしさを感じさせてくれるでしょう。その他にも多数の個性的な商品も取り揃えております。是非、ご賞味ください.
きっと・・・いい酒との出会いは人生をちょっと楽しくします    
 
 
 
 
 

すごく幻想的な花良治のサンゴ礁です
 
 
 




















◇VOL
 (続き)・・・・ 
 フーゼル油は良いことばかりではありません。
フーゼル油というのは、ぶどう糖のアルコール発酵のさい、副産物として生成する高級アルコールの総称で、油状液体です。
 お酒に個性と風味を与えると同時に、刺激的で青くさい香りと辛味、刺激的かつ、薬品的な香りでわずかに苦味を発生させます。微量だと芳香と心地よい刺激を生み出しますが、多すぎると飲みにくいという諸刃の剣でもあります。
 生成したフーゼル油は、醪(もろみ)の過程で大部分は固形分に付着します。ウイスキーでは蒸留前に醪を粗ろ過して、フーゼル油が付着した固形分の一部を除去するのに対し、焼酎では固形分と共に蒸留します。

 焼酎が南九州でしか飲まれなかった理由がここにあります。(続く) 
 




南海日日新聞掲載分

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     (其之26)


  ロシアによるウクライナ侵略が始まってから、そろそろ1年になろうとしています。一刻も早く終結する事を祈るばかりです。
 ウクライナやロシア一帯の酒と言えばウオッカです。「ジン」「テキーラ」「ラム」と並んで世界4大スピリッツと称されます。原料は小麦や大麦、とうもろこしといった穀類が中心ですが、一部の地域ではジャガイモも用いられるようです。しかし、その起源ははっきりとしていません。
 一般に知られている説では、12世紀には現在のロシアやポーランドにあたるスラブ民族の住む地域で、ウオッカの原型と思われる酒がありましたが、現在のものとはまったく違っていました。モンゴルを経由してロシアの民に蒸留技術が伝わると、蜂蜜酒やビールを蒸留し、それが最初の蒸留酒ウオッカの原型となりました。
 ウオッカの激変は18世紀、白樺の炭による濾過効果の発見です。蒸留したウオッカを8時間以上かけて白樺の活性炭で濾過すると、フーゼル油などの匂いやエグミの元になる成分が除去されて、白樺のほんのりとした甘味が加わり、現在のようなクリアな酒が誕生しました。

 みんなが笑いながらお酒を飲める日が早く来ますように…
  
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