【達人の一打】大和田頭取(中嶋隼也プロ)② 仕掛け巧者は天鳳巧者




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この記事で研究した大和田頭取の第二段。今回は、他家の速度感に合わせる仕掛けについて。天鳳高段位はみんなこの辺りが上手い。

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58sの高目三色テンパイ。そこに持ってくる6p。これを残せば3(4)面張だがフリテンだ。あまり考えずにツモ切ってしまいそうな6pだが・・・。


8sを切ってフリテンに受けた。

鳴き手でフリテンに受けるのは勇気のいる選択だ。リーチと違って抑止力が弱いため、相手に自由に打たれてアガリを逃すと痛い。なんかの本に、「ドラポンなどで周りがみんなオリてる時はフリテンの広い方に受けましょう」なんて書いてあった気がするが、この辺りは場況によってかなり左右されるところだ。

今回はどうか。ラス目の親の仕掛けとはいえ、カン7mを鳴いただけで目立つ仕掛けとはいえない。
しかし他家の挙動はどうか。二段目以降マンズばかりが河に並び、あまり前に出てきているように見えるところはない。周りが引き気味であれば、自力ツモにかけて広い方に受ける。そしてこの選択の最大のメリットは・・・。

この最高形だ。常人では中々あがれなさそうな2000オールのツモアガリ。選択がピタリとハマった素晴らしい一局となった。読み通り、他家の手も全員2シャンテンと、かなり遅い局面だった。




どうしてもアガりたい局面の絵合わせバック仕掛け。もうシャンテン数を上げなければ間に合わない。意外とできない人も多い。

満貫になったのはできすぎだが、8sをチーとスルーでアガリ率にそこそこ差が出てくるんじゃないだろうか。ソーズを鳴くと守備力もそこそこ落ちそうで、平場だと鳴かない8sだが、絶対アガらないといけない局面では、どうせ鳴く手は仕掛けて絵合わせしていくことが大切だ。

牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017100117gm-00a9-0000-c2ad48a4 3位

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