shoot39さんのサブアカ(もう本垢?)、一蓮峻潤さん(読み方は「いちれんしゅんじゅん」、でいいのだろうか)の牌譜から。
以前この記事で紹介した、天鳳位昇段戦まで行ったすんごい人。その人の牌譜から、どえらいダイミンカンが出てきたので紹介する。
南2局の親番、終盤でテンパイ料が欲しいところだがなかなかテンパイしない。ドラの南も見えておらず、テンパイ時に出て行くピンズが怖いところだ。
そこへ上家が5pを切ってくる。間違いなくテンパイだ。ドラの南は持っているだろうか。
・・・と、思っていたらここでなんと5pを大ミンカン。スルーしても、大ミンカンしても、ハイテイは南家だ。自分のテンパイ確率も変わらない。変わるのは、場にドラが増えることだけだ。
結局テンパイせず、上家の一人テンパイで流局。
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きっと何か意味があるはずの大ミンカン。一体何を意図していたのだろうか。
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ポイントは下家の切り順だ。安全牌の西を手出し、6m合わせ打ちとオリている感が出ているが、二件に通っていない9pをツモ切り。「張ってないけど、共通安牌もない」ように見えるこの一打を、shoot39さんは見逃さなかった。
大ミンカンのメリット① 下家の放銃リスクの増加
下家がテンパイしているならともかく、テンパイしていないこの状況であれば、ドラを増やし、放銃リスクを高めた状態で下家にハイテイを渡し、あわよくばのハイテイ放銃で下家をダンラスに突き落とした方が良い。大きなラス目を作るのは、ラス回避が重要な天鳳の鉄則だ。5pを切ってきた上家はほぼテンパイだろうし、ツモ切りが続くトイメンも張っている可能性がある。
大ミンカンのメリット② 自分の打点UP・アガリ率
リンシャン牌からピンズを持ってきて58mテンパイした場合、マンズがボロクソに安いこの状況、安牌に窮した下家から58mがこぼれる可能性は大いにある。その場合も自分にカンドラが乗っていた方が良い。万が一にでもドラが一枚乗った5800を下家からアガれれば、ラス回避の決定打となり、トップ争いにエネルギーを注ぎ込める。
ちなみに下家は百戦錬磨の〓いちはら〓さん。前順の時点で安牌が西しかなく、ハイテイ手番に安牌を残した9p切りだった。
「オレ様にオリ打ちさせようとさせるとは・・・舐めやがって!!!」と、さぞ憤慨していたことだろうw
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017100723gm-00a9-0000-7903f874
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