『超電磁マシーン ボルテスV』は70年代のロボットアニメを代表する傑作だったわけだが…
テーマ:テレビ
超電磁シリーズの第2弾で、
いわゆる“長浜ロマン3部作”の真ん中。
1話完結がほとんどだったロボットアニメで
大河ドラマ的要素をこれでもかってほどに突っ込んだ野心作。
まあ、令和の世で
この設定を持ち込む勇気は出ないだろうけど、
とにかく諸々てんこ盛り。
敵の王子とボルテスチームの3兄弟が異母兄弟。
ボアザン星は角のあるなしで身分が決まるって理不尽な世界。
角がない王族が反乱を起こし、
地球に逃げてきて子をなすってのがなかなか。
さらに自分の星にも子を残していて
それが偽角をつけた王子様。
って、ここまで書いてて相関図が“濃厚”。
ちなみにおおもとのキャラクターデザインは
故聖悠紀。
何でこのままでいかなかったのかねぇ。
今日的な厳しい“コンプラ”のテレビじゃ
暴力的、差別的の誹りを免れないかもしれないけど、
当時はガッツリはまったな。
70年代後半って
宇宙戦艦ヤマトから始まったアニメブームの真っ只中。
面白い作品が多かったんだよね。
このボルテスVは東映が制作で
委託先が日本サンライズ。
だから、権利的にサンライズ作品ではないんだけど、
このあたりの実績から
自社制作の作品が作られていく。
それがガンダムへと続いていくことになるんだけど。
今ならバンダイチャンネルで観ることできるけど、
ずっとパッケージで欲しいと思ってて
未だに買っていない。
国内品は高くてね。
で、北米版を買うかどうかずっと逡巡してて。
北米版のいいところはBD1枚で40話入ってるところ。
置き場所をとらないのがね。
古い作品で画質に期待できないだけに、
これくらいでちょうどよさそうな気もするし。
(観たわけじゃないけど)
いかんね。
年取ると“懐かしの”ってのが恋しくなって…。