その名の通り移動する都市を題材にした映画
今より少し先の未来
科学技術が発展した結果
地殻レベルで地形すら変えてしまうとんでもない兵器を作り出してしまい自らの滅びの道を歩んだ人類の歴史からさらに1000年以上先の未来の話

荒廃した世界を移動する都市が生き残りをかけて戦う
都市vs都市な感じをイメージしてたら
これがまぁまぁびっくりするほどそっこーで人間バトルになっちまったもんだから
あぁそっなのねってなっちゃったわけよ
だって予告だけ見てたらさ
超巨大クソデカ最強都市ロンドンに襲われて飲み込まれた弱小都市なんかがさ
そのまま人もろともスクラップにされてロンドンの燃料やら材料やらにされるから
弱小都市は必死こいて逃げ回ってんのかと思ったら
手厚い保護とまではいかないけど全員ロンドン内に収容されて階級的には最下層で肉体労働的なものを強いられるんだろうけど
映画を見てるぶんにはなんかそんなに虐げられてる描写も見えないし
上流階級も労働階級も都市狩りの時にはそれの映像を見て同じようにめっちゃ盛り上がってるから
なんかこれ狩られるデメリット無くない?的な
そもそも移動しなきゃいけない理由も特に語られないし
最終的には移動都市ロンドンと反移動都市勢力との戦いになるんだけど
それ見てもやっぱり移動しなきゃいけない理由がわからない
最後の最後まで移動都市の意義が感じられない
あと荒廃した世界って言ったけど荒廃感はあんまりない
ディストピアの鬱屈した空気感みたいのが全然ない
空も陸も綺麗だし
人狩りをするヒャッハーな奴らもいるけどやっぱりそこまで荒廃感はない
なんかもっとこう移動し続けないと生活がままならない感じがあれば良かったんだけどね
ただまぁ映画の出来としては可もなく不可もなくなふつーなホントにふつーな出来
わかりやすい人間模様とラブロマンスでどーにもこーにも暇だなーって時にちょうどいい一本だと思われる