ミスiD2014 柚木麻子賞

No.37
文月悠光フヅキユミ
1991年7月23日生まれ (31才)
159cm / 詩人 / 関東
自己紹介PR
「生きてる詩人っているんですね」とよく言われます。「生きてる詩人」です。
詩のほかに書評やエッセイを書いたり、ラジオ番組で朗読したりしています。

cakesにてエッセイ〈臆病な詩人、街へ出る。〉連載中。
https://cakes.mu/series/3611

ポプラ社「WEB asta*」にてエッセイ〈洗礼ダイアリー〉連載中。
http://www.webasta.jp/serial/senreidiary/
映画・テレビ
・映画『あるいは佐々木ユキ』(出演)
出版・ビデオ
・詩集『適切な世界の適切ならざる私』(中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞)
・詩集『屋根よりも深々と』
審査員のコメント
安藤美冬
最終面接面接の文月さんの語りに涙が止まりませんでした。最も覚悟を決めて応募してきた女の子だと思います。これからも詩に力を借りて、文月さんの個性を存分に発揮してください。心から応援しています。
今泉力哉
もう、それはそれは、応募の時点で、ほかの応募者とは違ったプレッシャーがあったと思います。若くして、ある肩書きがしっかりできてしまっている者が、一見アウェイな場所に挑戦すること。今回の文月さんの行動で、詩の世界について興味をもった人が増えたり、また来年以降のミスiDの応募者にも大きな影響があったと思います。どこかもったいない感じがしたのは、詩を朗読する際など、どうしても、まだ、その型で朗読しているなあっていう気がしてしまって。敷居をさげたい、っていう部分もあったと思うのですが、やはりまだ敷居を感じる場面がちょっとありました。例えば、だれかを使って、読ませるとか、書かせるとか(書かせるのは無理か、笑)、なんかどこか混ざれたら、交われたら、また違ったのかもしれません。でも、本当にそう勇気には、自分も刺激をいただきました。ありがとうございます。(って、固くなっちゃってすみません。こういう部分が俺も文月さんも、まだまだなのかも。)一回、お酒、飲んだりしたいっすね。
小林司
誰も疑いようのない才能。実績的にもこれは文月さんが図抜けていたと思います。アイドルであることで詩の世界に風穴を開ける、という意気も素晴らしかった。アンチなんてあなたの志にとっては、クソ。ファイナリストになってしまえば、もうミスiDも同然。この歴史的な挑戦をどんどんセルフブランディングに使っていって、日本で唯一のポエドルとしてガンガン歩いていってほしい。個人的には「雑誌のキャッチも詩人ならうまく書ける」と言っていたのが心に残っており、ぜひそういうリアルなお仕事もお願いしてみたい。
佐武宇綺
詩を書く女の子は心が美しいと思います!これからも書き続けて欲しいなぁ(*^^*)
竹中夏海
詩とアイドルについて本当に真摯に向き合ってることが伝わってきました。舞踊界とアイドルについてずっと考えてきた自分と重なるところが大いにあって、文月さんも「いつか対談できたらなぁ」と思ったひとりです。
玉城ティナ
詩。詩でできること、はじめられること。
私にはわからない世界にはまだないものを
つくるためにガツガツいってほしい。
ヒャクタロウ
文学の世界は狂気に満ちてると思いますが、ずーっと書きつづけて欲しいです。
柚木麻子
候補生の中で一番、世に出なきゃいけない理由、しょっているものの大きさを感じた方です。個人的に今後も応援していきたい。儚い印象ですが、笑顔やはしゃいだ顔が可愛いのでもっと見せてほしかった。