HISAKOブログ

2歳児の発語 ~発達のデコボコ〜

2 - 2歳児の発語 ~発達のデコボコ〜

2歳8ヶ月になる娘がいます。
歩き始めも1歳8ヶ月と遅くて
少しマイペースなのはあるのですが、
まだ発語が十分ではありません。

たくさんお喋りはしてるのですが、
モニョモニョ何を言ってるかよく分からない、
という事が多々あります。

病院にも3歳のタイミングで
発達検査を受けるよう勧められて焦りも出てきます。

周りからは、
女の子なのにお喋りまだできないのね、
遅いね~とよく言われます。

2歳くらいの男女で
発語の発達に差はあるのでしょうか??
女の子は普通早いんでしょうか、、。

絵本を沢山読んだり一緒に沢山お話ししたり
色々向き合ってるつもりではありますが、
なにか発語を促すために
やっといた方がいい事とかありますか?

↑↑↑

子どもの言葉の発達、とても気になりますよね。

言葉は、

・意味の理解
・コミュニケーション
・発音

この3つの要素が整ってやっと出てきます。

非言語のコミュニケーションで
気になるところはないでしょうか?

例えば、

「~はどれ?」
などが指差しで答えられるか、

「~を持ってきて」
と言ったら持ってくるなど。

意思疎通がジャスチャーなどでできるのなら
言葉の意味はわかってるし、
聴覚機能にも問題なさそうですね。

動作をいつも言葉にしてあげることで
言葉を意識し始めることもありますよ。

絵本を読んだり、たくさんお話したり、
ママがんばってますね!!
親子のふれあいはバッチリだと思います♪

発語を促すために、
つい
「ワンワン、って言ってごらん」
「おてて、って言ってごらん」
無理にでも言わせようとしてしまいがちだけど

発達デコボコのあるなしに関わらず、
親子で仲良く遊んだり、一緒にごはんを食べたり
お出かけしたり、

そんなささやかなコミュニケーションを通じて
子どもはママの声のトーンやしぐさを
自然にマネしていくのです。

つまり、難しく考えないで
ひとつひとつの日常のコミュニケーションを
丁寧にすることが一番なんじゃないかと思います。

ちょうだい、かして、はい、どうぞ、ありがとう、
ごめんね、ダメ、いただきます、
ごちそうさま、おはよう、おやすみ、ばいばい、おかえりなど

子どもの視界に正面から入って
両手を握ってアイコンタクトをとりながら
声をかけてあげてくださいね。

もちろん嫌がったら無理強いせず。
もし、ママに注目してくれたら、
表情や声色などを盛り気味に〜!

「ダメ」は、無表情で落ち着いた声。
「はい、どうぞ!」は穏やかに。
「おはよう!」は明るく元気よく。

物を渡すときの、
ちょうだい→はいどうぞ→ありがとう→どういたしまして
のくだりはコミュニケーションの練習には最高だと思います。

あいさつは自分以外の人にしか基本言わないので
パパがお出かけのときに必ずバイバイするなどを
意識します。

また、子どもが言葉を使わずに行動で示そうとすることを
そのまま黙って受け入れるのではなくて
「バナナが食べたいんだね?」
など、彼女の気持ちを言葉で代弁してあげましょう。

今はコロナで外出しにくい環境ですが、
3密を避けて出かけることが可能なら、
ソーシャルディスタンスを考慮しつつ、
ぜひ、家の外に積極的に出てみましょう!

見たり、聞いたり、味わったり、触ったり
五感を十分に使って世界に触れ合うことのできる環境を作り、
自然の中でのやりとりや遊びを
豊かで楽しいものにすることは大事だと思います。

散歩や買い物でも十分なので
世界観が母子だけにならないように。

外の世界は、
家の中で過ごす刺激の度合いとは
100倍ぐらい違いますよ!

映像や画面越しで見る世界はピンこないけど、
実際で目で見たもの、聞いたもの、触ったものは
発語を促す大きな材料になります。
可能な範囲でたくさん広い世界を見せてあげてくださいね。

誰かに何かを伝えないと困るなどの
やりとりが必要なければ当たり前に言葉は発しません。

喋ってはくれないんだけど、
ママが子どもとのコミュニケーションに難しさを感じない場合や

喋ってはくれないんだけど、
子どもが簡単な言葉の意味を理解しているように
見える場合、

特別なこだわりがない、
生活習慣に気がかりな点はない、

このような場合は、
単に性格などの理由で言葉が出るのが遅れているだけの場合も
あるかな~と思います。

ただ、3歳になっても言葉が出てこないときは
やはり知的障害や自閉症スペクトラム障害などの発達障害の
可能性も視野に入れるべき。

ちなみに、うちのななちゃんは自閉症スペクトラム障害ですが
その特徴的な特性と言われる
『こだわり』は目立ったものが幼少期には何もありませんでした。
(だから小学生になるまで気づかなかった)

今から思えば
逆に、好き嫌い(偏食)のこだわりがなさすぎたという点が
彼女が示していた自閉症スペクトラム障害からくる
特性だったのかもしれないと思います。

興味のあるもの以外は無頓着というか、
どうでもよかったのでしょうね。

つまり、
味の捉え方が鈍くて(感覚鈍麻)、
味の感じ方に多様性がなかったんです。
一般的に、ムラ食べ、偏食が多発する2~3歳頃にもかかわらず、
自分の一部のように感じられるママの作ったものは
なんでもバクバク食べてくれました。

ちなみに中1になった今は、
家で出したものは相変わらずなんでも完食ですが、
学校給食には警戒心が働くようで、

たまに匂いを嗅いで観察し、
拒絶反応を示して食べないこともあるようです。

沖縄なので、もずく丼がときどき出るんですが、
もずく丼の日はブチ切れて家に帰ってきちゃいますからね!
でもこれも、なななりの発達なんです^ ^

話はななちゃんの食に脱線しましたが、^^;

発達障害かも?
という視点で発語の遅れをとらえる場合には
言葉の表出のみでは判断するのではなく
他者との関係性やコミュニケーションの領域の発達にも
目を向けてみて、ママが何か違和感を感じるのかどうか?
という部分も、ポイントだと思います。

発語を促す関わり方として
『2つの中から子どもにどちらか選ばせる遊び』が
おすすめです!

2つのモノを対比させて
ひとつ選ばせるときには注意が集中しやすく
子どもの能動的な気持ちが働きます。

りんごとみかん、どっちがいい?
大きいクッキーとちっちゃいクッキー、どっちがいい?

この遊びは、
大きい小さい、高い低い、長い短いなど
対比の概念を理解することにもつながりますね!

子どもの育ちは停滞したり急に進んだり
みんなペースはさまざまです。

言葉を話す前の子どもは
体や心の中に言葉を溜めている段階です。

一般的に女の子のほうが人とコミュニケーションを
とりたい脳の仕組みの子が多いため、
言葉は早くなりがち。
だって、言葉とは、人とのコミュニケーションツールだから!

一方で、モノの仕組みが気になる男の子は
発語は遅くなる傾向があります。

だって、人とのコミュニケーションをとることには興味がなく
関心は他に向いているわけだから当然ですね。

うーん、だけど
男女差より、個人差のほうが大きいかな~
という気もします。

男子だからこう、女子だからこう、
というのは、単なる『傾向』にしか過ぎず、

男子みたいな女子もいるし、
女子みたいな男子もいます。

男子、女子の固定概念は捨てたほうがいいかも。

言葉が遅いとつい言葉を教え込む方法に目が向きがちですが
子どもとのやりとりを楽しんだり、
子どもの経験を豊かにする環境を
整えることをまず優先してみましょうね!

 

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