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    2023.04.21

    浜田省吾の35年前のライブを映像化した映画『A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988』。監督・プロデューサーらが撮影当時を回顧

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    浜田省吾の35年前のライブを映像化した映画『A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988』。監督・プロデューサーらが撮影当時を回顧
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    ■「浜田本人も『当時、会場にいたお客様、スタッフ、メンバーに本当に感謝するよ』ってしみじみ話していました」(プロデューサー・岩熊信彦)

    浜田省吾のライブ映像『A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988』が、5月5日から25日まで、全国の映画館にて3週間限定公開される。

    本作は、1988年8月20日、静岡県浜名湖畔「渚園」で5万5,000人を動員して行われた、浜田省吾にとって三度目の野外ライブ『A PLACE IN THE SUN』を記録した膨大なオリジナルネガフィルムを、4Kデジタルリマスターと5.1chサラウンドミックスで高臨場感を再現したライブ映像。35年前の記録映像にも関わらず、まるで当時のライブ会場の空気を感じさせる没入感溢れるコンテンツだ。

    公開を記念して、4月20日、TOHOシネマズ日比谷 スクリーン5にて、監督・板屋宏幸、音楽評論家・田家秀樹、プロデューサー・岩熊信彦が登壇するトークショー付きプレミア先行上映会が開催された。

    【イベントレポート】
    ロックシンガー・浜田省吾のライブ映像『A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988』のトークショー付きプレミア上映会が、4月20日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、メガホンをとった板屋宏幸監督、音楽評論家の田家秀樹、プロデューサーの岩熊信彦が出席した。

    当時、同ライブにファンとして参加していたという人が多く客席に座っていることを知った板屋監督が「必ずご自分が粒子の大きさで映っておりますので、探してみてください」とコメントして笑いを誘う。本作を製作することになった経緯を聞かれると「『渚園』を映画にしたいなと思ったのは2015年で、先に上映された『旅するソングライター』(SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2015-2016 旅するソングライター “Journey of a Songwriter”)が大成功したことで、『渚園』の製作に着手できるようになったんです」と告白。当時、現場にいたという板屋監督だが、16ミリフィルムでの撮影にはアクシデントが付き物だったため、ライブを観ている余裕がなったそうで「『渚園』がどんなライブだったかをまったく覚えていなくて、こういうコンサートだったのかって、これを作って初めてわかりました」と打ち明けた。

    続けて、板屋監督は「どれだけ多くの人の情熱と愛情で出来たかというのをお話ししようと思います」と切り出し、まず倉庫からフィルムを全部出して『渚園』と思われるフィルムを回収し、そのフィルムをクリーニングに出すまでの作業で約3ヵ月。きれいになったフィルムを4Kにスキャンする作業に1年半。そして、音が入っていない映像に、スタッフが画を観ながら音を入れる作業に3ヵ月。そこから上映用に仕上げる作業をしたそうで「本当は2020年に公開する予定だったんですけど、2月に緊急事態宣言が出て、翌年に延ばしたんですけど芳しくなく、去年、公開できるかなと思ったんですけど制約があって、やっと5月5日に上映できるようになったんですけど、実は完成したのは今年の3月6日です(笑)。足掛け5年かかりました」としみじみと語った。

    また、当時16ミリフィルムでコンサートを撮影することは異例中の異例だったそうで、岩熊は「当初、浜田省吾自身は、映像に関することは慎重にやっていこう、ただ記録だけは残していこうよと、スタッフ同士、浜田本人とも確認をしておりまして、当初、83年の“海の中道海浜公園”とか“横浜スタジアム”は、あまりいいビデオで撮れていないんですよね。そういうこともあって、フィルムだったらということで、カメラ台数は少ないですし、予算もかかりますが、13台で収録しようということで撮りました」と当時のエピソードを明かし、板屋監督は「僕も13台で足りるかなって不安になった覚えがありましたけど、その不安は現実のものとなって、充実感とか達成感とかまったくなく、終わったあとは疲労感とか不安感しかなかったですね」と回顧して観客を笑わせた。

    加えて、ステージセットは今ではありえないくらいの規模だったそうで、岩熊は「最初は4万人(結果5万5千人)を想定してどういうステージを作るかというところから始まり、僕たちは図面上で作っていくんですけど、実際にあれだけ大きなステージになったのは自分でも驚きましたけど(笑)、よくやったなと思いますよ」と遠くを見つめ、「泊まっている旅館のおばちゃんに『あなたたち何作ってるの?』『マンションでも作ってるのかい?』って言われましたね(笑)」と懐かしんだ。

    最後に、板屋監督は「このあと暗転して、映画が始まったら110分間ですけど、1988年8月20日、あの暑かった夏の日に戻って楽しんでいただけたらなと思います」とアピールし、田家は「ご覧になっていただいたら“もっと見たい”と思っていただけると思うんですけど、それがいい感じのライブ映画になっています。余計なものは一切ありません。フィルムのリアリティってあるんだなって。浜田さんの表情とか筋肉の動きとか汗の感じとか、デジタルのほうがリアルだと思うんですけど、これで観ていただいたほうが、気持ちが伝わると思います。これはフィルムなんだと思っていただけると思います」とコメント。

    岩熊は「浜田本人もこの作品の出来上がったものを観て、『基本は板屋くんが作った作品なので、自分の手から離れているんだけど、35年前、33歳のときの自分の映像と音をちゃんと残してくれて本当に感謝します』『当時、会場にいたお客様、スタッフ、メンバーに本当に感謝するよ』ってしみじみ話していました」と浜田からの反響を明かし、「当時の曲なんですけど、僕はまさしく今、この歌を出しても今の社会情勢、世代、いろんなものに通じるなと思って、見るたびに涙腺が緩くなってしまいますね」と熱く語った。

    (C)2023 Road & Sky


    映画情報

    浜田省吾『A PLACE IN THE SUN at渚園 Summer of 1988』
    05/05(金・祝)より期間限定全国公開

    監督:板屋宏幸
    プロデューサー:岩熊信彦
    企画製作:Road & Sky
    配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
    協力:Sony Music Labels Inc.
    (C)2023 Road & Sky


    映画サイト
    https://www.sh-nagisaen1988.jp

    浜田省吾 OFFICIAL SITE
    https://shogo.r-s.co.jp/


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