限界への挑戦! 550人が78キロ踏破 佐久市強歩大会、4年ぶり開催

野沢体育センターの休憩所では、野沢小の児童らが飲み物やあめなどを提供した

 山梨県韮崎市から佐久市までの約78キロを歩く「佐久市強歩大会」が15日夜から16日にかけて4年ぶりに行われた。佐久市と市教育委員会が「体力と気力の限界に挑戦してもらおう」と主催し54回目。子どもから高齢者まで幅広い世代の745人が県内外から参加し、550人が踏破した。

 毎年4月の恒例行事だが、新型コロナの影響で中止や延期が続いていた。今回は開会式を取りやめるなどの制限をして実施した。

 15日午後9時、参加者は小雨の降る中で韮崎市の韮崎小学校をスタート。それぞれのペースで歩いたり走ったりしながら、小海町役場など8カ所のチェックポイントを通ってゴールの佐久市総合体育館を目指した。

 各所に休憩所を設置。最後の休憩所の野沢体育センター(佐久市)では、野沢小の児童らが飲み物やあめなどを参加者に配った。児童らは「頑張ってください」などと声をかけていた。

 16日午前6時前、出場5回目の東京都稲城市の会社員岡本広幸さん(54)が8時間55分12秒で最も早くゴールした。「初めて1番になれてうれしい。タイムは遅かったが最後までばてずにやれた」と話した。

 今大会で15回連続の踏破を達成した佐久市の会社員岩崎宏紀さん(50)は「この大会を目標にトレーニングしてきた。つらかったけど楽しみながら歩けた」と笑顔だった。

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