人生には意識して気をつけるべきことがいくつかありますが、忘れられているけれども重要なことに「鬱」があります。鬱病になり社会復帰をすることももちろんできますが、心は以前のようにはおそらくなりません。むしろ以前に戻れると思ってしまうこと自体が復帰を阻むと私は考えています。
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会話
突き詰めれば人間の一番貴重なリソースは心です。時間も貴重ではありますが、心が保てなければその時間を自死で止めてしまうこともあり得ます。何かをやりたい、何かを美しいと思う、何かを愛する、全ては心の作用です。知覚は心がなくてもできるかもしれませんが、意味を見出すことはできないでしょう
選手時代に燃え尽き症候群になった時、心を守り切ることを第一優先にしました。走ることや勝つことよりも上です。なぜなら心がないと走ることも勝とうと思うこともできないと知ったからです。欲求自体が心の生み出す作用で、得たものを喜ぶことも心の作用ですから当たり前と言えば当たり前です。
しかし、この最も重要な心を大変乱暴に扱う人が多いと感じます。その結果として鬱病になり、心の重要さを知った人は多くいます。それはそれで素晴らしい気づきと人生だと思いますが、心の重要さと守り方に気がついていれば、鬱にならないようにすることもまた可能だと思います。
心の守り方はシンプルで、自分を観察することに尽きると思います。なぜ今、自分は皮肉を言ったのか。なぜ今、笑ったときに少し顔が引き攣ったのか。なぜ今日は歩くスピードが遅いのか。なぜ、今足を組み替えたのか。全ては心の表れです。そこから自らの心を推測することが可能です。
観察し、推測し、対処する。この繰り返しにつきます。やっていけばパターンがわかります。自分自身を扱う方法です。結局のところ自分を他者的に扱いながら、対話をすることが唯一の心の守り方だと思います。観察できないのは客観視ができないためで、推測できないのは思い込みが強いためです。
重要なことは人はいつでもどんな年齢でも、今から始められるということです。「なるほど今日からはこの条件か、だったらそれでできることをやってみようか」というのが大切だと思います。
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