大好きなエンジンがあります。
ウチのスチームエンジンでもおなじみの斉藤製作所製のFA30.
むき出しのオープンタペットがとてもカッコいいです。
以前、オークションで格安で落札した物です。
結構回しているらしく汚れ等も結構ありましたが、清掃して調整していました。
で、久しぶりに棚から出して出力軸を手で回してみると???
タペットはもちろん動きますが、圧縮が無い‥‥
スカスカになっています。
そう言えば、以前もバラした時にビールを飲みながら作業したので、
組み付けを間違えたか‥‥
このままでは気持ち悪いので、早速再度バラします。
まず、プッシュロッドを外します。
タペットでバルブを開けるようにすると簡単に外れます。
すると、バルブの動作はしなくなりますから軸を回して圧縮を感じたら
上死点でピストンを止めます。
ぎゅーっと圧縮を感じて、コクッと止まりますので直ぐに解ります。
ここまで来たら、カムギアケースを外します。
4本のビスを抜いてカバーを外します。
さて、カムギアには上死点の位置に合わせるためのポイントが打ってあります。
このポイントを真下に向けて再度取り付けます。
今回はギアの歯で1コマ分ずれて取り付けていました。
そりゃ直ぐに排気弁が開きますので、圧縮は抜けちゃいます。
ついでに、以前しっかり磨いたピストンとバルブがどうなっているのか
調べるために、シリンダーヘッドも開けてみました。
防さびの油も効いていて、奇麗なままです。
ウチに到着したときは、それはそれはベトベトのギタギタでした(笑)
問題なさそうなので、元に戻します。
シリンダーヘッド取り付けの4本のビスを少しずつ均等に締めて行きます。
この辺の組立ては本物のエンジンと同じですね。
プッシュロッドも元通りにはめて、手でクランクして正常か確かめて作業終了。
いつかは、回してみたいんですがなかなか実行出来ないんですよねえ。
今年は思い切ってやってみるかな?
今回はこの辺で。
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