業種 |
輸送機器
機械/金属製品/設備・設備工事関連 |
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本社 |
岐阜
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■航空宇宙関連部品の製造
(旅客・輸送機からH2ロケットまで)
■工作機械周辺機器の製造
(生産量の約半分は海外へ輸出。国内トップの30%以上のシェア)
■環境・医療関連製品の研究開発、製造(次世代の主力製品)
(新しい風を吹き込んでこそ事業は面白い)
私達は創業以来可能性を追い求め常に成長と進化を遂げてきました。
皆さんには是非当社が誇るモノづくりの醍醐味を自分の仕事として味わって欲しい思います
当社には航空機部品などの航空宇宙関連事業、自社ブランド製品の航空機械周辺機器事業、そして医療・環境関連事業の3つの柱があります。航空宇宙ではボーイング社の主力旅客機「787型機」や国産ロケット「H2-A」、防衛省の輸送機や哨戒機といった大型プロジェクトに数多く携わっております。工作機械周辺機器では自社ブランドのチップコンベヤーなどを開発・販売し、いずれも安定的な業績を残しています。当社の主な戦略としてニッチ市場の開拓に力を入れており、技術力でお客様の信頼を構築し、事業を広げてきました。多様化するお客様のニーズをつかみ、素早く製品化できるよう生産性工場や技術力を磨き続けています。
環境分野では、用水路等の小さな川の流れでも発電できる「小水力発電システム」、超音波振動により部品切削に必要な水と油を混ぜ合わせ、環境負荷の少ない「超音波エマルジョンミスト供給装置」の開発に成功し、更に従来は焼却処理されていた製材屑や刈り芝、間伐材などの植物性廃棄物を燃料として再利用する「木質ペレット」の製造マシン「E-ペレッター」を開発・製造・販売し、それを利用する「ペレットストーブ」も開発しました。医療分野では大学と共同で、がんの放射線治療の照射精度を上げるための研究プロジェクトに参加しています。独自の技術と情熱を持った当社に各地の大学や研究機関、自治体から開発依頼が舞い込んでいます。
小さな水の流れでも発電できる小水力発電システムの場合、水の流れを効率的に回転力へと変えていくには流体力学に関する高度なノウハウが必要になってきますが、ここで役立つのが航空機の翼で発生する揚力の原理(実際、システムにはヘリコプターのブレードが使われています)。また、放射線治療の照射精度を上げるためにがん細胞の動きをシミュレーションする為の装置の研究開発では、航空宇宙関連分野で培ってきた高精度な加工技術が活かされています。もちろん、そうした技術を1つの機器へと仕上げることも得意中の得意。蓄積してきた固有技術があるからこそ挑戦しがいのあるテーマが次々と集まってくるのです。
事業内容 | 航空宇宙関連部品の製造、工作機械周辺機器の製造、医療・環境関連製品の研究開発
◎当社は昭和26年の創業以来、一貫して新しい技術・新しい事業への挑戦を行い、最先端テクノロジーを吸収して次に活かすという事業展開を行ってきました。鉄工所としての創業から5年後には航空機部品の製造に着手。その後はH2ロケットの部品製造など、幅広い航空宇宙産業に進出しています。さらに、最先端の技術を用いて工作機械周辺機器の製造に取り組み、国内外で10万台の販売実績を誇る「チップコンベヤー」という自社製品を開発しました。現在は、新規事業として、環境・医療関連製品の研究開発に取り組んでいます。 1 製品紹介 ●航空宇宙関連事業 門型NC5軸プロファイラーをはじめとする大型の加工機や専用機を用いて、10メートルを超える大型航空機部品を製造できるのが強みです。 ●工作機械周辺機器事業 小さな金属部品の搬送から、加工時に発生する切粉の搬送といった様々な用途に使用できる搬送機(チップコンベヤー)、工作機械の保護カバー(テレスコカバー)など、工作機械周辺機器メーカーとして、国内外で高いシェアを勝ち得ています。特にチップコンベヤーは国内30%以上のトップシェアを誇ります。 ●環境・医療製品関連事業 今まで培った技術を活かし、医療や地域社会・地球環境の保全に貢献するための新規事業です。用水路などの小さな水の流れでも発電できる「小水力発電システム」、航空機部品製造における環境負荷を軽減する「超音波エマルジョンミスト供給装置」、間伐材や製材廃材を原料に木質ペレットを製造するマシン「E-ペレッター」を開発・販売し、更にそれを燃料とする「ペレットストーブ」などの開発にも成功。 また、医療においても呼吸による腫瘍動作を模擬できる「動体ファントム」を開発しました。 今後の当社の主力製品の一つとして育てていきます。 |
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設立 | 1951年8月 |
資本金 | 1000万円 |
従業員数 | 259名 |
売上高 | 36億5100万円(2022年1月実績)
35億5100万円(2021年1月実績) 52億8700万円(2020年1月実績) |
代表者 | 代表取締役社長 榎本尚浩 |
事業所 | 本社工場/岐阜県各務原市蘇原興亜町5-10
エニック・第2工場/岐阜県各務原市蘇原東門町3-123 東門・第3工場/岐阜県各務原市蘇原東門町3-126-1 富加・第4工場/岐阜県加茂郡富加町大山字北野980-1 エニック西・第5工場/岐阜県各務原市蘇原東門町3-118 八戸事業所/青森県八戸市北インター工業団地1丁目4-43 八戸インテリジェントプラザ内 |
主要取引先 | 川崎重工業株式会社
三菱重工業株式会社 株式会社SUBARU 日本飛行機株式会社 オークマ株式会社 DMG森精機株式会社 芝浦機械株式会社 村田機械株式会社 など |
関連会社 | 榎本エンジニアリング株式会社
株式会社エニック |
生産現場について | 徹底して無駄を排除し、作業効率を極限まで高めるためにトヨタ生産方式にならった
「1個流し生産方式」を導入しています。 その効果としてより高品質な製品をお客様の要求される期日までに、 要望に応える価格で提供することが出来ます。 また、生産設備の独自開発や生産ラインごとに機械をパステルカラーで塗り分けることで、 作業者に配慮した生産現場環境を構築しています。 工場内の美化・整理整頓を徹底する事により、常に工場内を働きやすい環境に保っています。 |
開発テーマ | 当社の開発した「小水力発電システム」。
これまでなら発電用エネルギー源として考えられもしなかった小川や用水路などの小さな流れであっても水力発電ができるシステムとして開発しました。 その技術ポイントはヘリコプターのブレードを使って水の流れを捉え、 特殊な構造で2つの回転軸を可能にしたこと。これにより効率的に発電できるようになったのです。 簡易発電システムとしてキャンプ場に設置したり、浄水場の排水を利用したりといった用途が考えられています。まさにエネルギーの「地産地消」。 これと同じ狙いで開発されたものにペレットプラントがあります。 木質系の廃棄物を燃料として再利用するもので、これも環境保全につながる「地産地消」型エネルギーとしての活用が期待されています。 |
共同研究 | 東京大学と東海職業能力開発大学校、当社で共同研究をしている、
放射線治療の照射精度を上げるためのプロジェクト。このプロジェクトが立ちあがった背景には、従来の放射線治療では避けられなかったある「欠点」がありました。 がん細胞の中でも特に肺などにできる腫瘍の場合、心臓の動きや呼吸によって腫瘍そのものが動き、そのために腫瘍部分だけでなく、その周辺の正常な細胞にも放射線が当たり、ダメージを与えてしまうのです。もし照射部分をセンサーで確認し、さらに腫瘍の動きを追尾してシミュレーション出来れば、治療の精度をもっと上げることができるはず。そこで当社が航空宇宙産業分野で培ってきた高精度な加工技術が注目されたというわけです。実用化にも成功しました。 |
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