ドラマ「金田一少年の事件簿」ロケ地、旧大沢小学校が大型連休に一般公開 昨年盛況 佐久市
佐久市大沢の市有形文化財「旧大沢小学校」が大型連休中の5月3~7日、一般公開される。昨年の大型連休は、連続テレビドラマ「金田一少年の事件簿」のロケ地となった影響で例年の10倍以上の4014人が来場。例年は3~5日を基本に公開しているが、今年は6、7日が週末になることから5日間公開する。
旧大沢小は木造2階建てで1893(明治26)年建築。廊下の両側に教室、建物中央に踊り場付き階段を備える構造で、当時は珍しいガラス窓を多く採用している。外観は洋風だが内部には伝統的な大工の技が使われ、研究者からは「江戸の大工が頑張って創意工夫し、近世的な技術をベースに新しいものを造った」との見方も出ている。
昨年4月に放送された「金田一少年の事件簿」第1話で校舎が登場。多くの見学者が詰めかけた。市教委は今年の来場者数について「ふたを開けてみないと分からない」としつつ、大勢の来場に期待している。一般公開は各日午前10時~午後4時。入場無料。