碧南市長「法律に反することがあったら、十分やってください」
記者だけが会見場に入り、市長に今回の件について尋ねると「イベントを後援したのが関連団体だったことは認識していた」と話した上で、「ここ10数年はマスコミの旧統一教会に関する報道状況からして『ほとんど問題ない』と認識していた。市長ではなく、個人の政治活動の中でやっている」と説明。
今後に関しては「教会が悪いと言われる理由が、マスコミの情報からは分からない。国などの調査の状況をみて判断したい」と話しました。
会見終了後、あらためて市長に話を聞こうとしたものの…
(碧南市 禰冝田政信市長)
「不祥事だとか法律に反することがあったら、十分やってくださいよ」
カメラの前で答えることなく、会見場を後にしました。
今回の件について、碧南市民は…
「話してほしかったですね。(Qカメラの前で?)そうですね。話しても、特に問題ないようだと思っているなら」
「どういう方法だったにしろ、回答されたことは市長として良かった」
「カメラの前だったら、テレビで放映される。大勢の人が見ているからよりよく伝わるのでは」
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旧統一教会との関連はそのほかの自治体でも…
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愛知県半田市では、久世孝宏(くぜ・たかひろ)市長が、初当選した去年6月の市長選で、旧統一教会の関連団体から支援の申し出を受け、街頭演説の動員やポスティングなど選挙支援を受けていたことがわかりました。
久世市長は「旧統一教会の関連団体とは知らなかった」と釈明した上で、今後は関わりは持たないとしていますが、「回答に誤りがないよう、文書で対応する」として、テレビカメラでの取材は受けないとしています。
一方、愛知県犬山市の山田拓郎市長は24日、自身のフェイスブックで、2014年に市長に就任して以降、2019年から去年にかけて、旧統一教会や関連団体の行事に4回参加していたことを公表。
26日朝、CBCテレビ「チャント!」の取材に対し…
(犬山市 山田拓郎市長)
「社会的問題が疑われる団体に、市長や市が接点を持つことは、団体活動を奨励しているかのようになる。認識が甘く、軽率だったと大変反省している。今後は関わらない」
東海地方でも次々と明らかになる旧統一教会と政治家の関係。選挙で選ばれた公職者として丁寧な説明が求められています。