公開された25件の資料のうち、慰安婦に関する資料は6件あり、当時黒龍江省に居住していた日本人が日本の友人に宛てた手紙も含まれている。報道によれば、手紙には「慰安所の“兵力”はたった20人ほどで、全員が国家総動員法で連行された朝鮮人」と記されているという。
手紙の内容について、吉林省档案館の趙玉潔研究委員は「“兵力”という表現はわかりづらいものの、手紙のなかに登場する日本風の名前と当時の状況から推測すれば、“兵力”とは従軍慰安婦を指すものと推測される」と述べた。
また、档案館が公開した南京憲兵隊に関する報告書によれば、中国蕪湖市にいた109人の慰安婦のうち韓国人慰安婦は36人と記されていた。
さらに別の資料では韓国人慰安婦について「特殊慰安婦」と表記していたほか、満州中央銀行の電話記録には、旧日本軍が公金で組織的に慰安婦を集めていたことが記されていた。憲兵隊の報告書には「慰安婦の数が足りないため、現地で慰安婦を集めている」などの記述も見られるという。
档案館側は「公開した資料は旧日本軍が組織的に慰安婦を集めいていたことを証明している」と主張、档案館の尹懐館長は「韓国はともに同じ苦難を味わった隣国だ。われわれは韓国各界と今回の成果を共有し、研究をさらに発展させたい」と語った。(編集担当:村山健二) (写真:在韓国日本大使館の前に設置された従軍慰安婦を象徴する少女像/撮影:宮城英二)
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