杉浦太陽がサウナの魅力を解説!サウナ通が行きたい“二大自然派サウナ”が広島にあった

東京ウォーカー(全国版)

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ここ数年で、サウナ愛好家を示す「サウナー」という言葉や、サウナでリラックス効果を得られた時に用いる「ととのう」といった言葉もすっかり定着。都内でも新しいサウナが登場したり、若者向けにリニューアルする施設があったりと、サウナブームが続いている。そこで今回は、大のサウナ好きである俳優の杉浦太陽にサウナの魅力や楽しみ方を聞きつつ、広島のサウナ施設「もりのさうな in 恐羅漢(おそらかん)」と「仙酔島(せんすいじま)・江戸風呂」について、感想を聞いてみた。

インタビューに答えてくれた俳優の杉浦太陽撮影=島本絵梨佳


杉浦太陽にインタビュー!気になる広島の“二大自然派サウナ”とは?

――昨今は、男女問わず「サウナー」が増え続けていますが、まずは杉浦さんがサウナにハマったきっかけから教えてください。

【杉浦】祖父母が岡山県にいたのですが、その地元にサウナがあったので、僕は10歳くらいから入っていました。だからサウナー歴32年。その頃は“おっちゃん”がサウナに入っているイメージが強かったですけど、一緒に付いて行ってアチッ、アチッて言いながら、親戚と一緒に入っていましたね(笑)。まだ「ととのう」っていう言葉も知りませんでしたが、サウナからの水風呂が最高で。僕たちは「オロポカ」って言っていたんですけど(オロナミンCとポカリスエットを混ぜたドリンク「オロポ」のこと)、それを飲むために頑張って入っていたのを覚えています。

撮影=島本絵梨佳


――秘境のサウナを巡ったり、固定の場所に週に何回も通ったり、サウナフェスに参加したりと楽しみ方はそれぞれだと思いますが、杉浦さんのサウナの楽しみ方を教えてください。

【杉浦】僕の場合、サウナは人生の中に組み込まれているので、ルーティン化されているんです。今はトレーニングをしてから、ご褒美としてジムのサウナに入っています。筋トレを1時間半やって、お風呂込みでサウナに1時間くらい入って。そういうルーティンで固定化されています。あとは、子供を習いごとに送り届けて、ダッシュでサウナに行って30分入って、ダッシュで迎えにいく…というのもやっています(笑)。

地方で入ることもありますよ。ビジネスホテルの「ドーミーイン」が好きで、地方に行く時はリクエストすることもあり、大浴場やサウナを楽しんでいます。今は「オロポカ」目当てではなく、「ととのい」たくて行っています(笑)。

撮影=島本絵梨佳


杉浦太陽が今後行ってみたいサウナは…

――今、狙っている杉浦さん注目のサウナはありますか?

【杉浦】氷点下の中、凍った湖に穴を開けた“氷の水風呂”に飛び込むスタイルの北海道のサウナや、雪にダイブしたり森林浴が楽しめたりするという広島のサウナ、“洞窟蒸し風呂”があるというサウナにも行ってみたいです。

雪にダイブしたり森林浴が楽しめたりするという広島のサウナは、「もりのさうな in 恐羅漢(おそらかん」という施設。“洞窟蒸し風呂”があるのは、「仙酔島(せんすいじま)・江戸風呂」という施設です。

広島県にある「もりのさうな in 恐羅漢」では、サウナのあとに雪にダイブすることができる

「もりのさうな in 恐羅漢」はセルフロウリュを体験できるサウナ。四季を感じられる場所にあり、季節ごとにさまざまな楽しみ方ができる


ここで解説!広島県にある「もりのさうな in 恐羅漢」とは?

広島県にある「もりのさうな in 恐羅漢」

「もりのさうな in 恐羅漢」は、広島県で最高峰の「恐羅漢山(おそらかんざん)」に作られた、一棟貸しのサウナ小屋(完全予約制のプライベートサウナ)。日本で初めてエストニア製の薪サウナを取り入れた施設で、天然水かけ流しの水風呂や、大自然の中での外気浴が楽しめる。

恐羅漢の天然水を贅沢にかけ流しで作った水風呂

「もりのさうな in 恐羅漢」。サウナの本場、エストニアから仕入れた日本初のサウナストーブ


同施設のオーナーは「ロケーションが自慢で、12月から新雪が積もるシーズンは水風呂に入るような感覚で“雪ダイブ”ができるんですよ。そして雪のシーズンが終わったら、森林浴や雪解け水を楽しんでいただいて。真夏でも18度を超えないようにしている、天然で冷たい気持ちのいい水風呂を用意しているのですが、そのまろやかな水質を肌で感じてみてほしいです」とアピール。スピーカーの貸し出しもあり、家族や仲間とワイワイ楽しみながら、本場さながらのサウナ体験ができるのが特徴となっている。

新雪のタイミングを狙って訪れる人も


【杉浦】夏場でも18度以下の水風呂ということで、ととのいやすい環境でうれしいですね。アウトドアサウナでの森林浴や外気浴って、ととのい方のクオリティが上がるんですよ。“雪ダイブ”は、僕がやったときは、冷た過ぎて5秒くらいしかできませんでしたけど(笑)、裸で雪の中というのは、サウナで温まっているからこそ楽しめること。1度経験したら、ハマる理由が分かると思います。水風呂が苦手という人も、1度やってみてほしいですね。それに、自然の雪解け水を浴びれば、「自分も地球の一部だ」というのが感じられると思います。夏場はBBQもできるらしいので、家族で行って、贅沢な1日を過ごしたいですね。

ここで解説!リゾートスパハウスの「仙酔島・江戸風呂」とは?
鞆の浦(とものうら)から5分でアクセスできる離島・仙酔島の「仙酔島・江戸風呂」は、その名のとおり江戸時代のお風呂を再現した“洞窟蒸し風呂”などがある。松の薪を焚き上げてその余熱で入る、蓬(よもぎ)・びわの葉・海藻などを入れた3種類の天然サウナや、海水より濃度の濃い胎内風呂、薬湯露天風呂でデトックスができるのが特徴だ。

「仙酔島・江戸風呂」の大人気の洞窟蒸し風呂。海藻蒸し風呂・ヨモギ蒸し風呂・びわの葉蒸し風呂の3つの蒸し風呂がある

「仙酔島・江戸風呂」の洞窟蒸し風呂


3つの洞窟と大きな露天風呂で体をととのわせたら、そのまま砂浜で歩き、瀬戸内海へザブン!冬にも海に入れるのが特徴で、同施設の広報担当者は「施設ではポロシャツ・短パンをお貸ししています。最初は海に抵抗がある方もいるのですが、入ってみると満足する方が多いんですよ。これを楽しみに、遠方からはるばるいらっしゃるお客さまもいます」と話す。同所には、女性に人気の野菜だけの料理コースや、季節を味わえるメニューもあり。“美&健康”に目を向け、自然の中でリフレッシュしたい!という人にぴったりの場所だ。

「仙酔島・江戸風呂」には、季節の薬草が入った歳時記風呂や、海水より濃い塩分濃度の胎内風呂がある撮影=平井あゆみ


記者も実際に「仙酔島・江戸風呂」を体験してみたところ、アドベンチャー感のある“洞窟蒸し風呂”に、心が躍った。裸足で長めの階段を降りて行き、真っ暗な廊下を進んでいくと、思い切り姿勢を低くしても入るのが“やっと”な小さなドアが3つ並んでおり、その中に、ちょうど良い温度の蒸し風呂が用意されているのだ。

長めの階段を降りて行くと江戸風呂にたどり着く撮影=平井あゆみ

“洞窟蒸し風呂”に入るための小さなドアに心が躍る撮影=平井あゆみ


それぞれのサウナで感じる、蓬・びわの葉・海藻のほのかな香りも癒やし度大。ござの上に座り、ゆったりとした気持ちでほかの客と共に汗をかいていると、室内で一体感が生まれる。ちなみに、隣にいた人は「瀬戸内海に飛び込むのを楽しみにしてきた」とのこと。

“洞窟蒸し風呂”の中。蓬・びわの葉・海藻のほのかな香りに癒やされる撮影=平井あゆみ


そしてたっぷり汗をかいたあと、記者も海に入ってきたのだが、3月の瀬戸内海の水温は9~11度だということで、その冷たさにびっくり!普段通っているサウナの水風呂の温度に不満を抱いている人には、ぜひおすすめしたい!と思える水温だった。また、最高だったのが、素足で浜辺を散策できたこと。自然の海風を肌で感じながら、どこまでも続く海と空を眺めていると、とても幸せな気分になった。

素足で浜辺を散策できる「仙酔島・江戸風呂」撮影=平井あゆみ


古くから「潮待ちの港」として栄える漁師町で、人気の観光地でもある鞆の浦は、古民家をリノベーションしたホテルやカフェなどもある。仙酔島の“洞窟蒸し風呂”や、眼前に広がる穏やかな海、風情ある街並みは、同エリアでぜひチェックしてほしいポイントだ。

古くから「潮待ちの港」として栄える鞆の浦撮影=平井あゆみ

鞆の浦と仙酔島を行き来する渡船「いろは丸」撮影=平井あゆみ


【杉浦】僕も、海辺で「空気がおいしいね」って言いながら外気浴をして、ととのうことを覚えた時は、「これが本当の“ととのう”だな」って思いました。人工的にととのわせているのとは違うんですよね。フィンランドとかスウェーデンのサウナ本場の人って、こういう感じでととのっているのかな?って思いました。

サウナから直接移動して、浜辺を散策したり、海にダイブしたりできるっていうのは、とても珍しいことだと思うので、皆さんもかなり楽しめるんじゃないかな。これがホントの海水浴だ!って感じで、非日常を満喫したいですね。工夫のある蒸し風呂はどれも魅力的ですし、デトックスすれば「また次の日も頑張ろう!」って思えます。

――広島は、日本三景のひとつとして知られる景勝地の「厳島神社(いつくしまじんじゃ)」や、美しい島々が点在する瀬戸内海、広島産レモンなどがパッと浮かぶのですが、杉浦さんは広島県へ行かれたことはあるのでしょうか?イメージや、思い出があれば教えてください。

【杉浦】広島は、山と海どちらの良いところも楽しめる場所というイメージ。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」も行きましたし、100円ショップのDAISOの本社に行ったりもしていて、結構県内を巡っていますね。

また、この前一緒に仕事をしたアイドルグループのSTU48から、お土産で「もみじ饅頭」をいただいたり、親戚から広島の牡蠣をいただいたりと、食べ物も身近に感じていて。上京したての頃は、近くの広島のお好み焼きのお店に生活を支えてもらったという思い出もあります。

杉浦流の「ととのう」入り方

――ちなみに、杉浦さんが普段利用されているサウナの特徴は?

撮影=島本絵梨佳


【杉浦】普段行くジムのサウナは、100度を切ったら利用者のみんなから文句が出るんです(笑)。だからみんなで「102度くらいをキープしておいてね」ってお願いしています。水風呂の温度もぬるいと文句が出るので「18度以下でお願いします」と(笑)。

――サウナを楽しんではいるけれど、中には「ととのう」感覚が分からないという人もいます。杉浦さんは毎回サウナで「ととのって」いますか?サウナ初心者にアドバイスがあればお願いします。

【杉浦】僕は3セット目で「ととのう」と決めています(笑)。僕の場合、12分3セットで。12分サウナに入って、18度の水風呂に入って…。それを繰り返して、2~3セット目で「ととのって」います。最後に水風呂に入ってから大浴場に入ると、全身じ~んとなって気持ちいいんですよ。「これのために来た!」という感じになります。

撮影=島本絵梨佳


地元で、サウナ初心者だという友人たちにもこの入り方を勧めてみたら、みんな同じ入り方をしてくれるようになりました。水風呂に入って、それで終わって出ちゃう人もいたりするから、それはもったいないと思います!あと3分お風呂にいれば、頭がホワ~ッとして気持ちいいのに…!って。

――ご家族で一緒に行かれることはあるのでしょうか?

【杉浦】子供はまだアチッ、アチッて言ってますからね(笑)。子供と銭湯に行ったら僕もそれどころではなくて、ととのわないです(笑)。子供がサウナのドアを開けたり閉めたりして迷惑になりそうだし、ワーワーなるので、家族で街のサウナを楽しめるようになるのは、まだもう少し先かな?

でも、以前グランピングに行った時は家族だけなので盛り上がって、妻(辻希美)も、薪ストーブで温めるタイプの“テントサウナ”からの水風呂でキャピキャピ楽しんでいました。エンタメ感があるので、そういった楽しみ方も好きです。

撮影=島本絵梨佳


――サウナは免疫力を高めたり、ストレス改善にいいとよく聞きますが、杉浦さんがサウナにハマってから変わったことはありますか?

【杉浦】サウナに入ると体が喜んでいるのが分かりますし、現実逃避もできて自律神経も整えられて、ストレスを体から出せますよね。しばらくニキビもできていなくて、肌質も良くなりました。やっぱり、全身の毛穴から老廃物が出ているんでしょうかね。サウナでかく汗って質が違うんだろうなって思います。

撮影=島本絵梨佳


最後に杉浦は、「ちょっとトリップしたい時は先ほど挙げた広島サウナのような場所に行きたいし、日常使いするサウナも必要だし…。非日常を感じに行くサウナと、デイリーユースのサウナを使い分ければ、よりサウナライフを楽しめるんじゃないかな?」とコメント。杉浦流サウナ術をたっぷりと教えてくれた。【ウォーカープラス/PR】

取材・文=平井あゆみ
撮影=島本絵梨佳

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