- 自由に編集よろしくお願いいたします。
- 「各SNSなどの声明」「炎上や波乱を生んだ出来事」「生成系AIの主だったニュース」を年表化。
- 記事があればリンクを貼って記録してください。
- 簡単な要約をしてわかりやすく。重要な出来事は文字色を変えるなど。
- 2023年の年表、最新の情報を↑にしました。
2023年
日付 | 出来事 |
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4/12 | Stability AI Japanのアドバイザーにnoteで CXOもつとめるTHE GUILDの深津貴之氏が就任 https://twitter.com/StabilityAI_JP/status/1646025635247300612?s=20 |
4/11 | 回転寿司チェーン大手のスシローが公式Twitterでスシンギュラリティと称して、AI生成画像を大量にアップしてしまう。 https://twitter.com/akindosushiroco/status/1645637801868775425 |
4/6 | Microsoft Edgeに画像生成機能「Image Creator」が実装される。米OpenAIの「DALL・E2」採用 https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2304/07/news083.html |
4/5~6 | pixiv事務局がウマ娘のR18イラスト投稿者をアカウント停止処分→pixivウマエロアカウント停止騒動 |
4/4 | 画像AI「Midjourney」の二次元特化版「にじジャーニー」(nijijourney)で、新モデル「nijijourney V5」の解放。 版権キャラクターがプロンプトで直接指定しなくてもそのまま出てきたり、Twitterのトレンド系の 絵柄を出してくることから、学習内容の怪しさが問われる https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/04/news125.html |
3/29 | 東北ずん子公式アカウントが自身のLoRAモデルを公開するも、リークモデルベースで物議を醸す https://twitter.com/t_zunko/status/1641004037876383746 |
3/23 | 自民党のAIに関するプロジェクトチームが英Stability AI社幹部と会合 赤松健参議院議員「著作権法30条の4がある以上、勝ち筋はこの方面からだろうという意見でも一致」。物議を醸した。 https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2303/28/news163.html |
3/21 | 米Microsoft「新しいBing」に画像生成機能「Bing Image Creator」を追加。米OpenAIの「DALL・E2」採用 https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2303/22/news123.html |
3/21 | 米Adobeが画像生成AIサービス「Firefly」ベータ版としてリリース。 権利関係をクリアしたAIかと期待されたが学習元のAdobe Stockが無断転載やAI生成物が跋扈する無法地帯だったり、オプトアウト不可であるため問題点が多い。 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1487097.html |
3/9 | 画像生成AI「Midjourney」を使って作られたフルカラーコミック『サイバーパンク桃太郎 (著:Rootport)』が、新潮社から3月9日に発売される。 https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2303/09/news027.html |
2/28 | 画像生成AIを用いて制作されたアニメ『ANIME ROCK, PAPER, SCISSORS』訳して「アニメじゃんけん」が話題になる。 役者の動きを撮影した動画をStable DiffusionでAI変換しているが『吸血鬼ハンターD ブラッドラスト』のスタイルを取り込んでいることが問題視される。 https://togetter.com/li/2091310 |
2/24 | 画像生成AI「Midjourney」のイラストに著作権を認めず 米著作権局の見解 https://kai-you.net/article/86115 |
2/22 | 「画像生成AIから自分のイラストを守る」学習・模倣の対策ツール「Glaze」無償公開へ https://kai-you.net/article/86102 |
2/17 | 「AIコスプレイヤー」と紹介され実写系のSDモデル「Chilloutmix」を用いたAI生成画像がSNSで注目される。 「コスプレイヤーいらなくなったな」などの声が問題視される。 https://togetter.com/li/2082714 |
2/16 | Stable Diffusionローカル環境にて使用される「ControlNet」の登場。ポーズや深度情報を指定してAI画像生成がされる手段が増えた。 |
2/15 | イラスト生成AI「mimic」の正式版がリリース。不正利用対策を施したベータ版にサブスクなどの機能追加。 https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2302/14/news020.html |
2/6 | 有料フォトストック最大手の米Getty Images社がStability AI社に対し、著作物の・商標権の無断使用・無断複製を理由に アメリカ・デラウェア州地方裁判所で提訴したと発表。 https://gigazine.net/news/20230207-getty-sues-stability-ai/ |
2/3 | Netflix、背景に画像生成AIを使ったショートアニメ公開 作業効率化の実験も海外ファンは非難の声 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/03/news141.html |
2/1 | MMDモデル&モーションデータによる動画をimg2imgでAI変換する事例が出て、MMDモデラーは規約に「AI使用禁止」の追加を余儀なくされる。 イラストのi2iは叩かれるのに動画ならいいの?と審議された。 https://togetter.com/li/2067260 |
1月下旬 | SKIMA、画像生成AIを使用した商品の売買禁止声明文を発表 https://onl.tw/QZyG3bM] |
1/17 | 有料フォトストック最大手の米Getty Images社が著作物・商標権の無断使用と無断複製を理由に、ロンドンの高等法院にて提訴したと発表。 https://gigazine.net/news/20230116-stable-diffusion-midjourney-litigation/ |
1/13 | アメリカでアーティストら3人がStable Diffusion開発元のStability AI.社・midjourney・DeviantARTに対して集団訴訟を提起。 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1470744.html https://stablediffusionlitigation.com/ |
1/9 | AIイラストレーターゆーます氏i2i疑惑 |
1/2 | Jerry Chi氏「Stability AIの日本代表として、日本支社を立ち上げます。」と発表。 https://twitter.com/peacej/status/1609824753149411328?s=20 |
年始~ | SDローカル環境の追加学習LoRA登場、更なる絵柄無断学習問題 LoRAファイルの配布が問題になる |
2022年
日付 | 出来事 |
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7/13 | 「MidJourney」オープンβ版リリース。 |
7/20 | 「DALL·E2」オープンβ版リリース。OpenAI社が開発。 |
7/31 | 「MidJourney」が日本国内で話題になる。「廃業です 神絵が1分で生成される 参った」 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2208/02/news124.html |
8/22 | 『世界変革の前夜は思ったより静か』note社のCXO・深津貴之氏による記事が話題になる。 https://note.com/fladdict/n/n13c1413c40de |
8/23 | 「Stable Diffusion(略称SD)」がオープンソース化。様々なアプリやモデル、AI出力環境に派生するきっかけとなる。 「基本的に出力した画像は商用・非商用を問わず、自由に利用できる」というライセンスで大きな話題になった。 開発はStability AI社。SDをWEB上のUIで使う「Dream Studio」も公開される。 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2208/23/news160.html |
8/28 | LINEのテキストメッセージからStable Diffusionを用いAI画像生成する「お絵描きばりぐっどくん」がリリースされる。(西海クリエイティブカンパニー) LINEで友だち登録するだけで使用できるので日本の幅広い層に普及した。 https://kai-you.net/article/84593 |
8/29 | AIイラストメーカー「mimic」(ミミック)β版の提供を開始。 日本国内イラストレーターの間での初めてのAI画像生成炎上。「AI学習禁止」という文言をプロフィールに加える人も出た。 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2208/29/news133.html |
8/30 | 炎上を受け、mimic公式からの声明文が出る AIイラスト生成「mimic」、β版の全機能を停止 不正利用などの課題を改善次第、正式版をリリース https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2208/30/news205.html |
8/30 | 中国Baidu、中国産の画像AI「ERNIE-ViLG」デモページを公開。「日本はこの分野でも米中の企業に遅れるかもしれない」などと懸念する声も見られる。 同日の日本産AIサービスmimicの慎重な動きを受けて「日本は海外に乗り遅れる」という言葉が多用され始める。 |
8/31 | AI画像生成モバイルアプリ「AIピカソ」リリース。 |
8/31 | Stable DiffusionをPCローカル環境で動作させるGUIが公開される。以降9月上旬にかけてローカル環境ツールが進化・導入され始める。 それまではPythonやAnacondaなどを扱える技術や知識が必要だったが、簡易な導入方法と直感的なグラフィックユーザーインターフェース(GUI)で敷居を下げた。 |
夏~秋 | 「退屈な道具」Stable Diffusion 炎上 「イラストやデザインの仕事は退屈」──Stable Diffusion開発元の代表インタビュー記事が話題 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/26/news183.html |
9/7 | Stable Diffusionローカル環境をWEB UIで動かす「AUTOMATIC1111」登場。後の定番ローカル環境ツールとなる。 |
9/8 | AI作品が絵画コンテストで優勝、アーティストから不満噴出 https://www.cnn.co.jp/tech/35192929.html |
9/15 | 8月に一般公開された画像生成AI「Stable Diffusion」を二次元イラスト490万枚以上のデータセットでチューニングした画像生成AI「Waifu-Diffusion」登場 |
9/23 | 日本初のAI画集がインプレスR&Dから発売される。合わせてインタビュー記事が公開される。 『AIと人間、どちらが描いたかは意味がなくなる。日本初のAI画集(紙)を出すアーティスト、852話さんが考えていること』 https://www.techno-edge.net/article/2022/09/22/308.html |
9/26 | 静岡県の水害巡りフェイク画像が拡散 画像生成AIを利用 投稿者はデマと認めるも「ざまあw」と開き直り 日本国内で早くも写真系のAI画像生成によるフェイク画像の問題性が話題になった例 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2209/26/news180.html |
10/3 | NovelAI Diffusionのサービス開始。25枚無料体験だったMidJourneyと違い完全サブスクだったが広まる。 エロが生成できることや美少女を出しやすいことからAI画像生成に手を出す人を増やした。 10月3日以降に新規作成されたTwitterアカウントはAI生成物を自作と偽る投稿者の判断基準となった。 マスピ顔という概念はここから生まれ、後のローカルAI生成環境にも影響を与えることになる。 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/03/news146.html 【炎上】画像AI『NovelAI Diffusion』が無断転載サイト『Danbooru』を学習させていた・・・ https://matomedane.jp/page/114714 |
10/6 | 「AI絵師」という単語が日本のTwitterでトレンド入り。NovelAIのリリースがきっかけ。 https://www.softbank.jp/biz/blog/cloud-technology/articles/202212/diffusion-model-trends/ |
10/8 | NovelAIのモデルデータがハッキングされリークされる。 https://togetter.com/li/1955160 |
10/11 | 「ファンアートは自分で描いて」画像生成AIのイラストにVTuberが苦言。 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/11/news138.html |
10/12 | img2img盗作の新しい問題が浮上。作家がお絵描き配信中の画面をスクショしたものを他人が勝手にAIに読み込ませ、作家より早くアップする行為が問題視される。 https://togetter.com/li/1957605 |
10/17 | NovelAI流行の中、美麗な画像を出力するためのプロンプト記述をまとめた「元素法典」が話題になる。中国発。 低品質な画像を除外するためのネガティブプロンプトの存在が周知されるきっかけとなった。 NovelAIのWEB版では全部を使用することができなく、リークモデルを前提としたつくりになっていた。 下手な絵、低クオリティ、というタグステータスを学習画像に付与されていることを露わにした。 https://kai-you.net/article/85064 |
10/18 | pixivに絵をアップすると勝手に「Novel AI」のタグを付けられてしまう被害が横行して地獄と化す。 https://togetter.com/li/1960745 |
10/20 | pixiv、AI作品に対する公式声明を出す。AI生成作品の取り扱いに関するサービスの方針発表。AI作品ランキングの発表。10月下旬予定。 https://www.pixiv.net/info.php?id=8715 |
10/30 | 株式会社ccppにより「chichi-pui(ちちぷい)」というAI生成画像専用投稿サイトが開設される。最初はTwitterアカウントのみが会員登録の手段だった。 投稿された画像を生成したプロンプトとネガティブプロンプト、使用モデル、設定などを閲覧できるのが特徴で"AI絵師"のコミュニティを促進する結果に。 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/31/news103.html |
10/31 | pixiv、AI作品のフィルタリングを可能に 判別は“自己申告” https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/31/news118.html |
11/10 | 「MidJourney v4」に2枚の画像を混ぜた結果を生成するremix機能(ブレンド機能)が実装される。 |
11/16 | MidJourneyのアニメ絵特化型「NijiJourney(にじジャーニー)」テスタースタート。 東方ProjectやVTuberなどの版権キャラが直接プロンプトで指定していないのに出てくる。SD系やNovelAI系とも違う絵柄の幅から、学習内容が怪しまれる。 |
11/29 | セルシス、CLIP STUDIO PAINTに「画像生成AIパレット」の試験的実装予定の発表 動画付きで日本アカウントと英語アカウントで告知される。→炎上するが日本と英語圏とで「画像生成AIパレット」への反発具合が違うと話題に。 英語アカウントでは「クリスタ内にStable Diffusionを搭載する」旨が記述されていたが、日本には無かったので多くのユーザーがオリジナルAIだと誤認した。 https://www.clipstudio.net/ja/news/202211/29_01/ |
12/1 | 画像加工アプリ「Meitu(メイツ)」のAIイラスト機能がPCを持たないライト層や若年層の間で流行する。自撮りを変換してSNSに投稿する人が続出した。 |
12/2 | セルシス「CLIP STUDIO PAINTへ画像生成AI機能を搭載しないことといたしました」 炎上を受け、「画像生成AIパレット」の実装を撤回。以下のユーザーの意見があったことを公表する。 ・現状の方式の画像生成AIが、著作権を侵害していなくとも、誰かの著作物を利用して画像が生成されており、その由来が不明であるアプリは使いたくない。 ・アーティストの為のツールを名乗っているが、画像生成AI機能はむしろアーティストを苦境に追い込み、その活動を阻害する。 ・倫理的に問題がない方法で収集されたデータを利用していないのであれば、使えない。 ・CLIP STUDIO PAINTを使っただけで、画像生成AIで作ったと疑われてしまう。 ・なぜ要望が多い機能の改善に取り組まずに、問題視されている機能を追加するのか理解できない。 ・信用できない機能が搭載されている道具は、創作のパートナーとして受け入れられない。 ・他者の権利が侵害される可能性のある画像が生成され得る機能を提供しておいて、そうならないよう自身で気をつけてほしい、というセルシスのスタンスは無責任だ。 https://www.clipstudio.net/ja/news/202212/02_01/ |
12月上旬 | LoRAの登場。SDローカル環境にて使用される。ベースのモデルに追加で学習して画像生成に用いられる。 それまでのハードルが高かった追加学習を簡易にしてしまい、版権キャラクターの出力物が増える。 特定個人のイラストレーターの作品を無断でLoRA作成され始める。絵柄のコピーが本格的に始まった。 →→LoRAによる個人や作品の無断学習問題 |
12/17 | SDローカル環境の人気モデル「Counterfeit-v1.0」が公開される。背景学習もされた美少女生成物が特徴のモデル。 |
12/25 | SDローカル環境の人気モデル「AbyssOrangeMix」が公開される。インスタ系実写系モデルを混ぜて学習されたので肉感のある美少女生成物が特徴。 |
年末~ | SDローカル環境の普及 |
2021年以前
日付 | 出来事 |
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1967年6月 | 昭和48年著作権審議会第2小委員会(コンピューター関連)がコンピューター創作物と著作権について報告(報告書)。 コンピューター創作物の著作権性と著作権者について検討。 |
1993年11月 | 平成5年著作権審議会第9小委員会(コンピュータ創作物関連)がコンピュータ創作物と著作権について報告(報告書)。 コンピュータ・グラフィックスをはじめとするコンピュータ創作物の著作権法上の問題について検討。 |
2009年6月12日 | 著作権法改正(成立日、翌平成22年施行)。47条の7新設。(法改正について) 電子計算機による情報解析を行うことを目的とする場合、必要と認められる限度で複製権、翻案権を制限。 |
2018年5月18日 | 著作権法改正(成立日、翌平成31年施行)。旧47条の7が新30条の4として解消。47条の5改正。(法改正について) 一定の条件の下、情報解析目的での著作権制限が公衆送信権等を含む全権利に拡大。 |
2019年 | 「Waifu Labs」発表。美少女イラストのポートレートを無料で生成できるサービスとして展開された。 文字入力によるプロンプトは使われず、表示された複数枚の画像候補の中から選んで絞り込む形式だった。 |
2021年1月 | テキストから抽象画を生成するAIサービス「Dream」iOS・androidアプリでリリース。 カナダのスタートアップ企業WOMBOが開発。日本国内でもSNSに投稿する人が見られた。 |
2021/11/12 | Open AI社がDALL・E2の前身となる「DALL・E」をリリース |