129期ルーキーの若林樹蘭(じゅらん・19=東京)が、1Rでデビューを果たした。

大外から5番目の発順で踏み込むと、1枠の西村勝が1周1M過ぎに転覆したこともあり5着。ピットに戻り、「1走してほっとしました。記念になるレースだからと緊張。もう明日(2日目)からは力まずに走れます」と初々しいコメントを残した。

山梨県の出身。名前の樹と蘭は、両親がそれぞれ自然と、縁起が良く華やかな意味があるという文字を選んで付けられたそう。小6で馬術を始め、知らず知らず体幹を鍛えた。高2になると母からボートレーサーへの道を勧められ、高3で養成所に一発で合格。今は平和島に通い詰め、腕と心を磨く日々を送る。「目標は浜野谷憲吾さん。今は無事故完走を心掛けながら、舟券に絡めるよう頑張ります」。そう話すと、若手には大事なピット内の整理整頓などの作業へ、小走りに向かっていった。