ロシア外務省次官、米紙記者の「交換」を示唆 過去には武器証人と
ロシア外務省のリャプコフ次官は13日、同国でスパイ容疑をかけられ、逮捕・起訴された米紙ウォールストリート・ジャーナルのエバン・ゲルシュコビッチ記者について、米ロの直接交渉で「交換」が可能だとの考えを示した。タス通信が伝えた。
ロシアは昨年12月にも、大麻由来の成分を含む電子たばこのカートリッジをロシアに持ち込んだとして禁錮9年の判決を受けた米バスケットボールのスター、ブリトニー・グライナー選手と、米国で実刑判決を受けたロシア人の武器商人との交換に応じた。
タス通信によると、リャプコフ氏は米国との交渉について「実務チャンネルがあり、過去にも合意が成立した」と、グライナー選手のケースと同様の交換が可能だとの考えを示唆。「我々は第三国の仲介に関心を持っていない」と話した。
一方で、リャプコフ氏は「誰の交換であろうと、検討できるのは容疑について裁判所の判決が出たあとだ」とも話した。
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