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スイフトスポーツ ZC33S(2型):再度デッドニングとインナーバッフル UD-K616

1ヶ月点検の時に、エーモンのスピーカー周辺簡単モデルでデッドニングをやったことを書きました。

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ひと月前にスピーカー交換したこともあり、音質的には以前より満足度は上がったのですが、やはり中低音のモヤつきが気になるので、改めてデッドニングすることにしました。

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デッドニングに使う制振シートはカットするのが面倒そうだったので、最初からいくつかの大きさにカットされたものをAmazonで購入しました。
ZHUBANGという何とも言えない中国の会社のようですが、品物自体は前回エーモンで使ったポイント制振材より厚みもありしっかりしています。

9月後半の3連休で作業を終わらせたいと思ったので、先にドアのインナーパネルの穴の型取りをして室内で制振シートを切っておくことにしました。

スイフトスポーツの場合、一番大きな穴でも40cmX25cm程度に収まります。購入した制振シートには大きいサイズが40cmX30cmと丁度良い大きさのものが6枚入っているので、他の穴を含めても左右合計で4枚もあればインナーパネルは十分に塞げそうですし、残ったシートでアウターパネルにも足りそうですが、念のため予備も必要かとAmazonを見ていると同じZHUBANGから購入したものより少し良い物が販売されていたので、それを購入しました。最初から大きなものを買っておけば手間と出費を防げたのに。

こちらの方が裏のブチルゴムが経年劣化に強いと製品説明があるので、これをメインに使うことにして、カットされた方は補助的に使うことにしました。


下のAmazonのシートも安価なのに良さそうで、本当はこちらにしようと思っていたのですが、品切れだったので買えませんでした。

 

シートはハサミで簡単に切れるので問題ないのですが、言うても金属なので、こういった作業には手袋必須なのを痛感しました。もちろん手を切って出血したからです。不器用なクセに不用心で困ったものです。

残ったシートは、サイズを変えてカットしました。カッターでも簡単に切れますが切り口だけは注意が必要です。

もう一つ、ドアパネルの裏側を防振するためのシートを買いました。
防音・断熱・防水となっています。

パネル全面に貼りたかったのですが、そこそこの厚みがあるため音が響きそうな部分に貼ることにしました。こちらもハサミで簡単にカット出来ます。100cmX100cmの大きさなので、この程度の使い方だと運転席、助手席のドア2枚なら半分以上余ります。

ここまでが室内での下準備です。

デッドニングで一番苦労して時間がかかったのが、このブチルゴムを取ることでした。

前回「ブチルはパーツクリーナーで簡単に落ちました」なんて書きましたが、このブチルには完敗でした。

残ったブチルは後で拭き取ることにして、アウターパネルに制振材を貼っていきます。

インパクトビームのところは、貼らない方が良いという意見もあるようですが、外から叩いてみて響きそうなところを数カ所インパクトビームに密着するようにして縦にガッチリ貼りました。

この時点で、制振材を貼った方と貼ってない方では、かなり叩いた時の音が違います。
あとは、響きそうなところに貼っていきましたが、なにしろ狭い空間なので、なかなか貼りたい所に貼れないのと、ローラーなどを使えないので密着させるのは少し難しい。

そしてインナーパネルの穴を埋めていきます。

予めカットしていたこともあり、ローラーを使ってキッチリと貼り付けることができました。
穴以外のところも響きそうなところに制振材を貼って完了です。

次はドアの内張りの裏側の処理です。
内張りの裏には、まず響きそうなところに制振材を貼った上に、防振シートを貼りました。


さて、この前のスピーカー交換の際にパイオニアのインナーバッフル UD-K526を取り付けたのですが、「ドア内の水分でバッフルが腐食した」といったようなレビューがあったのが気になっていて、どうせデッドニングで内張りをはがすならインナーバッフルも交換しようと思い、同じパイオニアのUD-K616を購入しました。

こうやって比べてみると、どちらも17cm用なのに箱の大きさがかなり違います。UD-K526の方は薄い段ボールで保護されていましたが、UD-K616は発泡スチロールでしっかりと保護されています。MDFとメタルダイキャストなので重さも大分違います。

実際に装着してみるとしっかりしているだけではなく、UD-K616の方はメタルなのでスピーカーを止めるネジ穴が切ってあり、より強力にスピーカーを付けることが出来ます(UD-K526は木ネジなのでどうしても弱い)。最初からこちらを買っておけば良かったのに、制振材も含め安物買いの何とやらはまさに私のことです

ところでUD-K526を外してみると、既に亀裂が入っていました。

木ネジの大きさは間違えてませんし、思い切り締め付けた訳でもありません。それでも亀裂が出来ているということは、ここから水分が入って腐食するというのは十分に考えられます。

そしてバッフルを取り付けていたワッシャーには既に錆が出ていました。

UD-K526を付けたのは1カ月前なので、ドア内の環境が想像以上に厳しいのが分かります。早目にUD-K616に交換して良かったと思いました。


肝心のデッドニングとインナーバッフルを交換しての感想ですが
気になっていた中低域のモヤつきは解消されスッキリとして、バスドラ・ベースがくっきりして定位がとても良くなりました。また音の分離が良くなり楽器一つ一つが一層はっきりするようになりました。

ただ、中低域のモヤつきがなくなったことで、当然ですが中高域が目立つようになり、高域よりのバランスになりました。ネットワークのアッテネーターは-3dBにしていますので、これより落とせない為、多少EQをいじった方がいいかというところです。

デッドニングをされた方が皆「ドアを閉める音が違う」「車内が静かになった」と言いますが、本当に違います。スイフトスポーツのドアは軽いので音も軽いのですが、デッドニングをした後はしっかりとした「ドスッ」という重い音になりました。まだ運転席と助手席しかデッドニングをしていませんが、それだけでも車内が静かになったなとすぐに実感できました。

労力と時間はかかりましたが、改めてデッドニングをしてみての効果は十分にあったと思いますし、まだリアドアとトランク近辺のデッドニングは残っているので、それらをやることで更なる静粛化を期待しています。

またこれからバッフルを付けようと思っている方は、上の写真を見てもお分かりのように極力MDFよりもメタルやプラスティックのものを購入された方が良いのかなと思います。

 

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