あなたが大切なデータをネット上で送受信した時にそれを集めている人たちが居る
- 銀行口座
- クレジットカード番号
- パスワード
それらは暗号化されて中身は見えない
ではなぜ集めてられているのか?
数年後、量子コンピュータが完成すれば中身が見えるからだ
つづく >>>
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会話
Store Now, Decrypt Later
「今は保存。後で解読」
と呼ばれていて、量子コンピュータの実現が間近に迫っていることから出てきた発想
悪いことを考えている人達にも
それを防ごうとする人達にも
広く知れわたっている手法
2/14
Google CEO のコメント
「5年から10年以内に量子コンピュータが今の暗号システムを破ってしまうでしょう」
4/14
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まだ量子コンピュータは完成されていなかったとしてもその脅威はもうすでに始まっている
今の暗号化技術は数学の仕組みでできている
それはここ50年に渡ってずっと使われてきた
5/14
この3人の天才数学者たちが考案した方法
名前は3人それぞれのイニシャルをとってRSAと呼ばれている
左から
Rivest - Shamir - Adleman
6/14
300桁以上のすごく大きな素数をかけ合わせたら
素数A ✕ 素数B = とても大きな数
ができあがる。
このとても大きな数から2つの素数を見つける作業はスーパーコンピュータを使っても約1600万年かかる
しかし元の素数を知っている人にとっては一瞬で解読できる
7/14
約1600万年かかる計算だが量子コンピュータが完成すれば理論の上では数分で解析が終わる
従来のコンピュータでは電気信号の1(オン)と0(オフ)を利用して、データと計算を行う
数字を表すなら
00 = 0
01 = 1
10 = 2
11 = 3
9/14
量子コンピュータは量子のスーパーポジションを使うことで0と1の状態を同時に持つことができる
量子力学的な効果を使って複数の計算を同時に行うことが可能になる
従来型のコンピュータでは全パターンを計算しなければならない問題を、
一度の計算でできるのが量子コンピュータの強み
10/14
今の技術的な課題は計算した後に回答を取り出す部分
1度に複数の計算が可能だが、その答えを取り出した時に確率的に他の回答が無くなってしまうこと
世界中の研究者達がこの課題に取り組んでいるので、技術的に解決される日もいづれ来るだろう
11/14
暗号に関しては耐量子暗号技術という量子コンピュータのパワーを見越して、
それを持ってしても解くことが非常に困難な暗号方式の開発も同時に進んでいる
12/14
まとめ
AI技術も量子コンピュータも最先端の賢い人達の仕事かもしれない
しかしだからと言って私達になんの関係も無い話ではない
全ての人に影響する話だ
しっかり動向を注視しておくことには大きな意味があると思う
13/14