映画館関連株が急伸、映画「スーパーマリオ」公開で観客呼び込む
Airielle Lowe-
シネマークやアイマックスの株価上昇-堅調な週末を受け
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Bライリーがシネマークとアイマックス、マーカス目標株価引き上げ
Photographer: Nintendo and Universal Studios/AP
最近上昇していた映画館関連株が10日の米株式市場で急上昇した。公開直後の映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が観客を呼び込んだ。
米映画館チェーンのシネマーク・ホールディングスは昨年8月以来の高値に達した。同社はスパーマリオに加え、ナイキと米国の元バスケットボール選手マイケル・ジョーダン氏を扱った映画「AIR/エア」の公開を受け、8日の観客動員数が2019年のクリスマス以来最多だったと発表した。
アイマックスの終値もこの1年余りで最も高かった。同社はスーパーマリオの週末の興行収入が全世界で2160万ドル(約29億円)と、公開直後のアニメ映画として過去最高を記録したと明らかにした。
米国での週末の観客動員数が19年12月以降で3番目に多かったと発表したAMCエンターテインメント・ホールディングスは6.9%高。映画館運営のマーカスも7.7%上昇し、上げ幅は21年9月以来の大きさだった。
Bライリー・セキュリティーズのアナリスト、エリック・ウォルド氏は最近の映画館関連株の堅調さは興行収入の見通しについて楽観的見方が強まっている表れだとみている。シネマーク、アイマックス、マーカスについて投資判断を「買い」に据え置く一方で、今後1年間の目標株価を引き上げた。AMCの投資判断は「中立」としている。
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原題:Movie-Theater Stocks Soar After ‘Super Mario’ Draws Crowds (1)(抜粋)
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