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「大潮だと流れの強さが倍に」 陸自ヘリ消失から72時間経過 海保、捜索の規模縮小

沖縄タイムス+プラス / 2023年4月11日 7時24分

ボートで捜索する陸上自衛隊員=10日午後3時ごろ、宮古島市・伊良部島沖

 【伊良部島=宮古島】陸上自衛隊の幹部ら10人が乗ったUH60JA多用途ヘリコプターが宮古島周辺で行方不明になっている事故で、陸上自衛隊は9日早朝から「人のようなものが浮いている」と通報があった宮古島市伊良部島の「三角点」と呼ばれる崖の周辺海域を重点的に捜索した。

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 一方、第11管区海上保安本部は関係機関と調整して同午後5時から巡視船を4隻から2隻に減らし、10日は海保のヘリを飛ばさないなど捜索の規模を縮小した。

 同午後3時56分の時点で生存率が急激に下がるとされる発生後72時間が経過。伊良部長浜に住む女性は「どうなるんでしょうね。早く見つかるといい」と心配する。「人のようなもの」が見つからないことに「風が強くて流されたのか、見間違いだったのか」と声を落とした。

 また、佐良浜で漁師経験のある67歳男性は事故当日以降、大潮が続いたことから「大潮だと流れの強さが倍になる。ゆっくり沈みながら遠くに流されているんじゃないか。なかなか見つからないと思う」と話した。(宮古支局・當山学、社会部・比嘉海人)

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