競泳女子の池江璃花子(22=横浜ゴム)は〝純粋な気持ち〟で決勝のスタート台に立つ。

 日本選手権ですでに3冠を達成している池江は、最終日(9日、東京アクアティクスセンター)の50メートル自由形予選に出場。25秒42の全体2位で午後5時17分開始予定の決勝にコマを進めた。

 ここまで7レースを消化。さすがに疲労を感じているというが「感覚的には練習のときも同じような感じで泳いだときに25秒後半だったので、25秒前半は出ていると思ったが、思った以上に体が動かなかった」と苦笑いを浮かべつつも「周りを見ながら自分のレースを落ち着いてできたのはよかった」と一定の手応えを口にした。

 4冠は目の前に迫っている。「落ち着いていけばそれなりにいい結果が出ると思う。決勝はしっかりと準備をして、自信をもって堂々と入場して、笑顔でゴール出来たら」ときっぱり。自信を胸に、今大会最後の戦いに挑む。