統一地方選前半戦の佐賀県議会議員選挙は9日、6選挙区で投票、即日開票され、無投票当選の12議席を含む全37議席が確定した。党派別では自民27、立憲民主5、公明2、共産1、無所属2となった。新旧別では新人3人、元職2人、現職は32人で、現職の落選は3人だった。過去最多に並ぶ7選挙区が無投票だった影響から選挙ムードは盛り上がりを欠き、投票率は前回を3・68ポイント下回る42・44%で、5回連続で過去最低を更新した。

 武雄市で無所属新人の猪村利恵子氏(60)が69票差の接戦を制し、初当選を果たした。いずれも佐賀市の、自民現職・一ノ瀬裕子氏(51)と共産現職・武藤明美氏(75)も再選し、女性県議が3人になる。