働く人を助ける市政に 嶋田博氏【浜松市長選 立候補者の横顔と主張】

2023.3.28

嶋田博氏
嶋田博氏
嶋田氏の主張
嶋田氏の主張
嶋田博氏
嶋田氏の主張

 代表を務める市民団体や共産党県西部地区委員会の候補者擁立作業が難航し、告示まで半月と迫った段階で出馬を決心した。鈴木康友市長に敗れた2015年以来2度目の挑戦となる。「政令市で無投票は許されない」。前回出馬時と同様、有権者に選択肢を提示する必要性を強調する。
 県西部地区労連労働相談所長として労働者に寄り添いながら、問題解決に努めてきた。近年は非正規雇用や契約社員からの悲痛な訴えが多く、「現市政は大企業の支援が優先。本当に困っている零細企業や働く人たちを助けることが重要だ」と実感を込める。
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 愛知県内の高校を卒業後、国鉄就職を機に浜松市に定住し、JR浜松駅の近代化や働き方の変革などを目の当たりにした。浜松の魅力を「気候と、たたかれても立ち上がる『やらまいか気質』。言葉も荒いと言われるが、本音が出ていて気持ちがいい」と語る。
 対立候補が現市政の路線継承を主張しているため今回選を「鈴木市政の総括」と位置付ける。「現市政は経済界のいいなりで福祉を切り捨ててきた。市民のくらしと福祉を守る」と意気込む。
 朝のラジオ体操とウオーキングで健康を維持。趣味は渓流釣り。魚が食いついた瞬間のさおの感触がたまらない。

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