都留文科大学「ジェンダー研究1」第12講「(模擬授業)よのなか科『差異と差別を考える』」 [お仕事(講義・講演)]
12月22日(火)
(続き)
都留文科大学は山の斜面に立地しているので、大学まではずっと上り坂。
足腰の調子が悪い時には辛くなるが、今日は快調に上る。
10時11分、到着。
トイレに直行。
というのも、いつもは大月駅に着いて、富士急2000系に乗り換えた後、済ますのだが、今日運用の6000系にはトイレがない。
この状況が続くようなら、大月に着く前に「あずさ」の中で済ませておかないといけない。
レジュメは230部を印刷。
いつものように早めに教室に行って準備。
10時50分、講義開始。
復習を兼ねて、第11講「テレビ・メディアとジェンダー(2)―テレビドラマによる「ミス・リード」―」の残りを解説。
1 ドラマ「ラスト・フレンズ」を見る
【参考映像】「ラスト・フレンズ」(フジテレビ系列 2008年4~6月)
(抽出シーン1) 瑠可が眠っている美知留にキスするシーン
(抽出シーン2) 瑠可が病院のサイトを見るシーン
(抽出シーン3) メンタルクリニックのシーン
(抽出シーン4) 瑠可が父親へカミングアウトするシーン、父親の述懐シーン
2 脚本家・浅野妙子さんへのインタビュー
----------------(ここから)-----------------
3 「ラスト・フレンズ」の問題点
(1) 女性同性愛(レズビアン)の隠蔽
(2) 女性同性愛(レズビアンと性同一性障害(FtM)の混乱
(3) 性的マイノリティ当事者の意見をほとんど無視
4 現実世界への影響
残り70分で、第12講「(模擬授業)よのなか科『差異と差別を考える』」に入る。
Ⅰ 藤原和博氏の「よのなか科」について
1 藤原和博氏とは?
2 「よのなか科」とは
Ⅱ 「よのなか科」特別授業「差異と差別を考える(ゲスト講師:三橋順子)
1 実施
2 授業のテーマと基本方針
3 授業の進行
(1)ゲスト(三橋順子)の自己紹介と3つの質問
(2)「あなたの男女度チェック」
(3)「マイノリティ体験」を語ってもらう(生徒・参加者)
(4)ゲスト(三橋)のお話
(5)藤原校長のお話
4 授業の成果と影響
(1)生徒の受け止め
(2)テレビでの紹介
(3)新聞・雑誌などの反応
----------------(ここまで)-----------------
(4)教育界の反応
「よのなか科」の授業を紹介したニュース番組のビデオを見てもらい、全体の様子を理解してもらった上で、「あなたの男女度チェック」を学生さんにやってもらう。
その上で「誰もがマイノリティになる可能性があること」「違いがあっていいんだよ」「人と違うことを自分の弱点にしてはいけない」「人と違うところを自分の個性・特長に変える努力をして、強く生きて欲しい」「差異+マイナス価値づけ=差別」など、この授業の要点を解説。
解説が少しだけ残ってしまったが、ずっと続いていた遅れをほぼ回復。
最後に、「将来、皆さんが教員になって、もしこの授業をやりたかったら、私の受講生に限り、必要経費だけのギャラ無しで、日本中どこにでも行きます」と約束。
「それでは良いお歳を、また来年」
毎年のことだが、学生さんの反応はとても良い。
「自分の中学生のとき、この授業を受けたかった」という感想多数。
中には、マイノリティ性(顔に傷跡がある女子学生)をもつ受講生の「もっと早くこの授業を受けられたら、中学時代の私に『違いがあっていいんだよ』と声を掛けてもらえたら私はもっと自分らしく生きられたと思う。でも、今日、この授業の話を講義で聞けて、よかった」という声も。
あるいは、「差異+マイナス価値づけ=差別という図式、実に明快でした。こうした、生きていくために不可欠な知識を、なぜ学校は教えないのでしょうか」
なぜ、これほど反応が良い授業が、世の中に広まらなかったのか?
まあ、理由はいろいろあるのだが、ともかく、生徒が聞きたい授業ほど、周囲の大人がやらせない(潰しにかかる)日本の教育界の不思議がそこにある。
↑ 昼食は久しぶりに「かきめし」(厚岸駅・氏家待合所:1080円)。
↑ 昼休みの都留文科大学キャンパス。
↑ 澄み切った冬の青空。
今日は、体調も良く、機材のトラブルもなく、講義も好調だったので、いつもより疲労を感じない。
14時40分、講義終了。
講師控室で、コメント票の分別・配列と残りレジュメの整理。
15時15分、辞去。
中庭に出たら、正面(真東)の山の端に白いものが・・・。
月(月齢10.7)が上ってくるところだった。
15時30分の上り普通電車に乗車。
大月駅、15時51分に到着。
16時01分発の「かいじ118号」に乗車。
車中、出席簿の記入。
↑ 夕暮れの多摩川と奥秩父の山々。
16時38分、立川駅着。
JR南武線に乗り換え。
1本やり過ごして16時55分発の電車で座っていく。
17時41分、武蔵小杉駅に到着。
自宅最寄り駅前の「ドトール」で休憩。
(続き)
都留文科大学は山の斜面に立地しているので、大学まではずっと上り坂。
足腰の調子が悪い時には辛くなるが、今日は快調に上る。
10時11分、到着。
トイレに直行。
というのも、いつもは大月駅に着いて、富士急2000系に乗り換えた後、済ますのだが、今日運用の6000系にはトイレがない。
この状況が続くようなら、大月に着く前に「あずさ」の中で済ませておかないといけない。
レジュメは230部を印刷。
いつものように早めに教室に行って準備。
10時50分、講義開始。
復習を兼ねて、第11講「テレビ・メディアとジェンダー(2)―テレビドラマによる「ミス・リード」―」の残りを解説。
1 ドラマ「ラスト・フレンズ」を見る
【参考映像】「ラスト・フレンズ」(フジテレビ系列 2008年4~6月)
(抽出シーン1) 瑠可が眠っている美知留にキスするシーン
(抽出シーン2) 瑠可が病院のサイトを見るシーン
(抽出シーン3) メンタルクリニックのシーン
(抽出シーン4) 瑠可が父親へカミングアウトするシーン、父親の述懐シーン
2 脚本家・浅野妙子さんへのインタビュー
----------------(ここから)-----------------
3 「ラスト・フレンズ」の問題点
(1) 女性同性愛(レズビアン)の隠蔽
(2) 女性同性愛(レズビアンと性同一性障害(FtM)の混乱
(3) 性的マイノリティ当事者の意見をほとんど無視
4 現実世界への影響
残り70分で、第12講「(模擬授業)よのなか科『差異と差別を考える』」に入る。
Ⅰ 藤原和博氏の「よのなか科」について
1 藤原和博氏とは?
2 「よのなか科」とは
Ⅱ 「よのなか科」特別授業「差異と差別を考える(ゲスト講師:三橋順子)
1 実施
2 授業のテーマと基本方針
3 授業の進行
(1)ゲスト(三橋順子)の自己紹介と3つの質問
(2)「あなたの男女度チェック」
(3)「マイノリティ体験」を語ってもらう(生徒・参加者)
(4)ゲスト(三橋)のお話
(5)藤原校長のお話
4 授業の成果と影響
(1)生徒の受け止め
(2)テレビでの紹介
(3)新聞・雑誌などの反応
----------------(ここまで)-----------------
(4)教育界の反応
「よのなか科」の授業を紹介したニュース番組のビデオを見てもらい、全体の様子を理解してもらった上で、「あなたの男女度チェック」を学生さんにやってもらう。
その上で「誰もがマイノリティになる可能性があること」「違いがあっていいんだよ」「人と違うことを自分の弱点にしてはいけない」「人と違うところを自分の個性・特長に変える努力をして、強く生きて欲しい」「差異+マイナス価値づけ=差別」など、この授業の要点を解説。
解説が少しだけ残ってしまったが、ずっと続いていた遅れをほぼ回復。
最後に、「将来、皆さんが教員になって、もしこの授業をやりたかったら、私の受講生に限り、必要経費だけのギャラ無しで、日本中どこにでも行きます」と約束。
「それでは良いお歳を、また来年」
毎年のことだが、学生さんの反応はとても良い。
「自分の中学生のとき、この授業を受けたかった」という感想多数。
中には、マイノリティ性(顔に傷跡がある女子学生)をもつ受講生の「もっと早くこの授業を受けられたら、中学時代の私に『違いがあっていいんだよ』と声を掛けてもらえたら私はもっと自分らしく生きられたと思う。でも、今日、この授業の話を講義で聞けて、よかった」という声も。
あるいは、「差異+マイナス価値づけ=差別という図式、実に明快でした。こうした、生きていくために不可欠な知識を、なぜ学校は教えないのでしょうか」
なぜ、これほど反応が良い授業が、世の中に広まらなかったのか?
まあ、理由はいろいろあるのだが、ともかく、生徒が聞きたい授業ほど、周囲の大人がやらせない(潰しにかかる)日本の教育界の不思議がそこにある。
↑ 昼食は久しぶりに「かきめし」(厚岸駅・氏家待合所:1080円)。
↑ 昼休みの都留文科大学キャンパス。
↑ 澄み切った冬の青空。
今日は、体調も良く、機材のトラブルもなく、講義も好調だったので、いつもより疲労を感じない。
14時40分、講義終了。
講師控室で、コメント票の分別・配列と残りレジュメの整理。
15時15分、辞去。
中庭に出たら、正面(真東)の山の端に白いものが・・・。
月(月齢10.7)が上ってくるところだった。
15時30分の上り普通電車に乗車。
大月駅、15時51分に到着。
16時01分発の「かいじ118号」に乗車。
車中、出席簿の記入。
↑ 夕暮れの多摩川と奥秩父の山々。
16時38分、立川駅着。
JR南武線に乗り換え。
1本やり過ごして16時55分発の電車で座っていく。
17時41分、武蔵小杉駅に到着。
自宅最寄り駅前の「ドトール」で休憩。
2015-12-23 10:32
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