養豚農家「第三者を入れた公正なチェックを」 大信畜産工業(中野市)の重量不適切処理

有料会員記事
豚肉の計測値を実際より軽めに変更していた大信畜産工業の本社=中野市

■格付け機関「重量操作あり得ない」

 大信畜産工業(中野市)が行ってきた計測値と異なる数値を記入する伝票処理。同社は、今後の対策として代金の算定方法など契約内容を細かく定めて「生産者との間で認識の食い違いがないよう努める」(祖山儀春社長)とする。一方、豚を出荷する県内の畜産農家は第三者を入れた公正なチェック体制の構築を求めている。

 現在の仕組みでは、豚の「枝肉」の計測と格付け評価は全て同社が担当。同社に出荷している20軒弱の農家のうち、枝肉の評価段階で立ち会いに訪れるのは半数ほどで、残りは同社に任せている。同社に一任した農家には、計測値の変更について説明していなかった。同社と取引する農家は…

(残り797文字/全文1097文字)

この記事は会員限定記事です
無料会員登録で月5本まで閲覧できます

ログインして読む