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伊地知虹夏「ぼっちちゃんってジャンケン弱すぎない?」 - kouの小説 - pixiv
伊地知虹夏「ぼっちちゃんってジャンケン弱すぎない?」 - kouの小説 - pixiv
7,455文字
伊地知虹夏「ぼっちちゃんってジャンケン弱すぎない?」
記念すべき10作品目なので全編シリアスに挑戦してみました
最初に思い付いたネタがジャンケンでした
諦めました
なのでくだらないギャグ百合物出します
当然のようにキャラ崩壊してます
何も考えずに笑ってください
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2023年1月5日 15:04

スタ練の休憩中、リョウが『ジャンケンで負けた人が全員分のジュースを買いに行こう』って言い出して
次の日からは喜多ちゃんや私もノリで同じ提案をした
そして1週間連続でジャンケンをして
1週間連続でぼっちちゃんはパシられた


「あっじゃあ行ってきますね...」

「行ってらっしゃい、ぼっちちゃん」


バタン...

「これで7回連続か」

「ぼっちちゃんジャンケン弱すぎない?他の時でも勝ったところ見たことないんだけど」

「ジャンケンなんてただの運ゲーのはずなんですけど...ひとりちゃん運すらないみたいですね」


途中からはもうぼっちちゃんに1回でも勝ってほしくて続けてたけど...この調子だと一生駄目そう
ぼっちちゃん...いくら勝負事に弱いからってジャンケンすら弱くなくてもいいのに...


「...い」

「リョウ!そんなこと言ったらだめだよ!」

「まだ言ってないでしょ」

「じゃあなんて言おうとしたんですか?」

「いくらでも悪用できる」

「リョウ!そんなこと言ったら殴るって言ったよね!」

「まだ言ってないでしょ」

「リョウ先輩、それだとひとりちゃんが可哀想ですよ...」


いくらなんでもパシリ扱いは酷すぎる
結束バンド内でそんなことさせるつもりはない
まあリョウに金借りっぱなしにされてた方が駄目だった気がするけど...


「ならぼっちに言う?壊滅的に弱いからこれからはジャンケンするなって」

「言うつもりですけど...」

「そうだよぼっちちゃんに得ないし」

「でもぼっち、責任感強いから...罰ゲームなら、『何でも』言うこと聞くよ」

「「!?」」

「そして絶対に勝てる勝負」

「「......」」

「それでもぼっちにジャンケン止めさせるの?」

「...そっそりゃぁ止めさせるように言うよ!ねぇ喜多ちゃん!」

「そっそうですよね!ひとりちゃんが可哀想ですもんね!伊地知先輩!」

「ふーん...」


......いっいや何考えてるんだ私!
ちゃんとぼっちちゃんに言わないと!
でも...何でも...


ガチャ...

「あっただいま戻りました...おまたせしてすみません」

「ぼっち、お帰り」

「ぼっぼっちちゃんありがとね!ジュース飲んだら早速練習しよっか!」

「あっえっでも休憩時間はまだあるのでは...?」

「でっでももうすぐライブだし?練習しましょうよ!ひとりちゃん!」

「あっそうですね...みんなやる気あって凄い...」

「全員チョロいな」


...違うんだよ
別にたかがジャンケンを止めさせる必要なんてないじゃん
というか別にぼっちちゃんがジャンケン絶対に負けるとは決まってないし...
決して...欲望に負けたわけではないから...!



         *




「ジャンケンで負けた方が受付することにしない?」


次の日になり、私は気づいた
別に欲望に負けてもいいやと
バイト中だけど、とりあえずぼっちちゃんがどのぐらいまでなら許してくれるのか調べることにした


「あっえっはい...わっ分かりました。ジャンケンポ...あっ私の負け...
うぅ...受付...この前したときは意識とお客さんが消えていって店長さんに怒られたけど大丈夫かな...」


とりあえず、苦手なことですらジャンケンで負けたら素直に従うのが分かった
...でも罪悪感が半端ない
さっさと冗談って言おう、元からそのつもりだし
ぼっちちゃんに受付はもはやバイトテロだ


「冗談だって!私が受付するからドリンクスタッフしてもらっても良い?」

「あっ良いんですか?ありがとうございます...虹夏ちゃん」


...これ繰り返したら好感度上げ放題では?
って駄目駄目!マッチポンプにも程がある!
とりあえず、受付すらしてくれるなら本当に何でも聞いてくれそうってのが分かっただけで充分だ

これなら、今日の帰りにドラム専門店に誘ってもジャンケンさえすれば断れないはず...
ぼっちちゃん、ドラムとか興味ないとは思うけど...でもいつも1人でいくのは寂しいし、リョウも結局一緒に来てくれなかったからなぁ
ぼっちちゃんすぐに帰るから、少しぐらいは卑怯な手でも使って一緒に行っても罰は当たらないよね...
バイト終わりに決めに入ろう!



「虹夏、ちょっとこっち来て」

「はーい!今行くからお姉ちゃん!じゃあぼっちちゃん、ドリンクお願いね!」

「あっはい分かりました」




         *




「ねぇひとりちゃん、今日バイト終わったら買い物に付き合ってくれない?」

「えっあっその...」

「ジャンケンで負けたらでいいから!ね!駄目?」

「あっその...ならまぁ...」


くっ!戻ってきたら喜多ちゃんにに先を越された!
まさかバイト中に攻めてくるとは...気が早すぎる!


「待ってよ!私もぼっちちゃんと買い物の約束してたから!」

「えっ...?」

「えー本当ですか?ひとりちゃん知らなさそうな顔してますけど?」

「受付」

「あっ約束してました...」

「よく分かりませんが伊地知先輩それで良いんですか?」


駄目だよ
でもそんなこと言ってる場合じゃない!
ここで引いたらぼっちちゃんが取られるじゃんか!


「喜多ちゃん、勝負をしよう。勝ったほうがぼっちちゃんを独り占めってことで」

「なるほど...イソスタのフォロワー数で決めますか」

「いくら何でも喜多ちゃん有利すぎない?」


絶対負けじゃん
喜多ちゃんのフォロワー数戦闘力みたいな桁だし


「だったら伊地知先輩は何で勝敗決めたいんですか?」

「殴り合い」

「私たちバンドマンですよね?」


少なくとも腕力には自信がある
あとプロレス技


「あっあの...よく分かんないですけど平等で平和的なもので...」

「...ならやっぱり、ジャンケンしかないね」

「そうですね、ジャンケンしかないです」


揉め事があったら全てジャンケンで決める
それが結束バンドの鉄の掟だ
昨日喜多ちゃんと決めたばっかりだけど


「「ジャンケンポン!」」


.........
まっ負けた...!?


「残念でしたね伊地知先輩!じゃあ今日は付き合ってね!ひとりちゃん!」

「あっあの私とのジャンケンは...?」

「ジャンケンポン」

「あっ負けました...」

「うふふ!楽しみね!」


うぅ...なぜ私はパーなんかを出したのか...
どうしよう...このままだとぼっちちゃんが取られちゃう...
...正直こんな手は使いたくなかったけど...ぼっちちゃんが取られるぐらいなら!


「喜多ちゃん..これを見て」

「今更何を言われようとも...こ、これは!?ライブ中のひとりちゃんメイン動画!?まさか...」

「そう、お姉ちゃんが撮ってた盗撮動画だよ」

「あっあの私の監視用の...」

「スターリーでライブした分全部あるよ」

「あっえっ私全部撮られてたんですか!?」

「...何が望みですか?」

「もう一回ジャンケンをしよう
もしまた喜多ちゃんがが勝ったらこの動画全部ロインで送る
私が勝ったらひとりちゃんと遊ぶのは私になる」

「...釣り合ってないですよ。私はひとりちゃんが手に入ったんです。今更動画なんて...」

「もしも断ったら、この動画は全て消す。お姉ちゃんのスマホからも」

「なっ...そんなことしたら店長から殺されますよ!?」

「覚悟の上だよ。どうする?ぼっちちゃんと遊ぶのはいつでもできるけど...断ったら動画はすぐにでも消す」

「...ジャンケンはします。ただし2本先取です。私はあと1回、伊地知先輩は2回勝たないといけません」

「分かった。それで行こう」

「あっあの...私の意思は...あっ無いんですね分かりました...」


ここで負けたらもう打つ手が無い
絶対に負けられない...!


「「ジャンケンポン!」」


......
よし!まずは1勝!


「やりますね伊地知先輩...」

「次も勝って...私がぼっちちゃんと遊びに行くんだ!」

「させません!私がひとりちゃんと○○○○するんです!」

「あっえっ?」


喜多ちゃんそこまでするつもりだったの!?
負けられない理由増えたんだけど!


「いきます!」

「ちょっ心の準備が_____」

「ジャンケンポン!」


.......私の手がチョキ
喜多ちゃんがパー
ってことは...


「やった!私の勝ちだ!」

「欲張りすぎたわ...大人しくひとりちゃんを手にした時点で引いておけば...うぅ...」


...さっきもひとりちゃんを手に入れたとか言ってたけど...
比喩とかじゃなくて本当に手に入れてたつもりだったのかな...
勝ててよかったよ。いや本当に
負けてたらぼっちちゃん何されてたんだ


「じゃあ今日はよろしくね!ぼっちちゃん!」

「あっはい...あの、どこに行くんですかね」

「え?ドラム専門店行こうかなって思ってたけど...」

「ホテルじゃないんですか!?」

「喜多ちゃんはもう黙ってたほうがいいと思う」

「あっまあそれなら...別に...」

「楽しみだな〜結局リョウは一緒に来てくれなかったし...友達と行くの初めてなんだよね」

「あっ友達...」

「私が勝っていたのに...伊地知先輩の泥棒猫...」

「あとでロインでライブ動画送るよ」

「私の分まで楽しんでくださいね!」

「ありがとね。今度は喜多ちゃんも一緒に行こうか、ドラム専門店」

「はい!」


なんとかぼっちちゃんと遊べる約束ができた
色々な物が犠牲になった気がするけど得るものは得たからセーフと思いたい
...さて、一段落ついたし


「そろそろお姉ちゃんに怒られに行こうか」

「そういえばバイト中でしたね」

「あっ私もですかね...まあ確かに何もしてなかったから当たり前か...」




         *




「今日は色々付き合わせてごめんね」

「あっいえ思ったより楽しかったです...ドラム専門店」

「そう?良かった!」


ちょっと不安だったんだよね、楽しんでもらえるか
どこ行くか聞かれたときちょっとガッカリしてたように見えたし...
それに結局ジャンケンすらせず、マッチポンプで恩着せて付き合わせただけだったしなぁ
謝ったときに許しては貰えたけど...割と心苦しい


「そろそろもう遅い時間だし...帰る?」

「あっあのその...」

「それとも私の家に来る?ジャンケンで負けたらで良いからさ。なんて_____」

「あっそのジャンケンします」

「えっいや冗談だよ?というかその...もう言っちゃうけど、ぼっちちゃんジャンケンめちゃくちゃ弱いよ?絶対負けるよ?」

「あっまあ...流石に今日で理解しました...」

「だったら...えっ?」


ぼっちちゃんがジャンケンで絶対に負けるの理解してて
その上でジャンケンしたいと言った
負けたら私の家に行くのに
つまり...私の家に来たいってことになる?


「あっ嫌なら別にその...」

「そっそんなことないよ!そもそも私が提案したし!私が呼んだようなものだから!」


やばい気が動転してきた!
ぼっちちゃん急に大胆過ぎない!?
絶対私顔赤いよ!
とりあえずまずはえっと...


「ジャンケンしようか!」

「あっはい...ジャンケンポ」


...私の勝ち
ということなので...


「その...私の家に来て」

「わっ分かりました」




         *




「た、ただいまー」

「お、おじゃまします...」


今日は帰ってこれないって、説教のあとにお姉ちゃんが言ってた
ぼっちちゃんも隣に居たからそのことは知ってるはずだし
その上で家に来てくれたってことは
...って駄目だよ私!これじゃ喜多ちゃんと一緒じゃんか!
大体ぼっちちゃんに恋愛なんて無理だろうし!


「じゃあ私の部屋に来てよ。ゲームとかしてゴロゴロしようか」

「あっはい...」


別に今日はそんなことするつもりなかったし、ぼっちちゃんもただ単に遊びに来ただけだ
普段通り...普段通り...!


「あの...虹夏ちゃん...今日はありがとうございました」

「えっ私何かした?むしろ迷惑しか掛けてない気が...」

「いやその...喜多ちゃんに勝ってくれて...」

「ああそういう...確かに今日の喜多ちゃん私よりやばかったしなぁ...」


私が負けてたらぼっちちゃんはどうなっていたんだろうか
帰る前に見たけど、喜多ちゃんのカバンが妙に膨らんでた
中に何入れてたんだろう...いや考えなくていいいか別に


「まあもうぼっちちゃんがジャンケン断れば良いだけだし、
喜多ちゃんもちょっと暴走してただけだから嫌いにならないでね」

「あっいえ喜多ちゃんのことは嫌いになりませんし、好きですけど...ライクであってラブでは無いって感じで...」

「あー...」


喜多ちゃんには言えないな...


「あっなのでその...虹夏ちゃんが勝った時は嬉しかったです...」

「えーでも私が変なところに連れて行ったかもしれないよ?それでも良かったの?」

「虹夏ちゃんは...あの...ライクじゃなくてその...」


...えっ
いやそれって...


「あっあの!虹夏ちゃん!」

「はっはい!」

「じゃっジャンケンしませんか?」

「えっ、ぼっちちゃんから!?」

「わっ私が勝ったら続きを話すので...私が負けたら...なっ何でも言うこと聞きます!」


何がどうなっているの!?
つまりそのジャンケンして勝ったら...
えっ何でも?


「その...本当に何でも?」

「はっはい」

「きっキスとかでもいいの?」

「最後まででも、良いですけど...」


何も頭が働かない
ぼっちちゃんから攻めてくるなんて思ってもなかった
でも今思えば、どこに行くのかと聞かれてドラム専門店って答えた時も
友達扱いしたときも
ちょっとガッカリしてたのは、私とその...そういう場所に行きたかったからなのだろう
なら、ぼっちちゃんも私が好きで、私はぼっちちゃんだけ
そして今は私とぼっちちゃんだけ
止まる理由がない


「ジャンケン...するよ?本当にいいの?」

「まっ負けたなら...仕方ないので...」

「...そうだね、仕方ないよ。負けただけで、ぼっちちゃんは悪くないよ」


ぼっちちゃんはジャンケンで負けただけで、悪いのは私
そんな言い訳ができるから、ぼっちちゃんは攻めれたんだろうな


今日で最後のジャンケンをした

私はグーで

ぼっちちゃんはパー

















あれこれ私負けてない?




         *




「え、その後どうしたんですか?」

「一晩中ゲームした」

「伊地知先輩のヘタレ!意気地なし!アホ!」

「私だって分かってるよ!でも無理だよあの後何もなかったかのように続けるの!」


結局その日は最後まで何もなかった
終始無言で一緒にゲームして朝にぼっちちゃんは帰っていった
あれから2日経ったけど、今でもあの空気を思いだしたら気分が悪くなる
ぼっちちゃんもダメそうだったらしいし...
昨日私はバイトに来れなかったけど、リョウに聞いたらずっと粘液状態になっていたって...
本当にごめんぼっちちゃん...ヘタレな私が悪いです...


「正直私に勝ち目なさそうでしたけど...自爆してくれたおかげでワンチャンひとりちゃんと付き合えそうです!」

「ぼっちちゃん言ってたけど、喜多ちゃんはラブじゃなくてライクだって」

「多分伊地知先輩もライクになりましたよ」

「うぐっ」


嫌われたかなぁやっぱり
ぼっちちゃんがあそこまで誘ってくれたのに何も手を出さずに終わったし...
でも突然勝てるようになったぼっちちゃんも悪いと思う
ぼっちちゃん絶対呪われてるよ


「次は私がぼっちちゃん誘いますからね!」

「止めはしないけど...ぼっちちゃんジャンケン普通に勝てるようになったからね、変なこと言っても普通に断るよ」

「え、そうなんですか...でもなんで知ってるんですか?まだひとりちゃんと会ってないですよね?」

「昨日リョウから聞いた」

「あっ...負けたんですねリョウ先輩」


ぼっちちゃんに何奢らせようとしたんだろ
まあ自業自得だから可哀想とは思わないけど


「やっぱり卑怯な手は使うものじゃないね...振り出しどころか1歩後退したよ。
正々堂々と告白しとけば良かった」

「できるんですか?ヘタレなのに」

「うぐっ...むしろ喜多ちゃんは暴れすぎだよ!なんだよ昨日のホテルって!いくらぼっちちゃんでも断るでしょあれ!」

「伊地知先輩がヘタレすぎるんですよ!なんですかドラム専門店って!ジャンケン無しでも行きますよひとりちゃんは!」

「なんだよ喜多ちゃんやんのか!」

「やってやりますよ!殴り合い以外なら!」

「ならどっちが上かジャンケンで決めようか!」

「鉄の掟まだあったんですね!」


もはや単なる腹いせだけど喜多ちゃんよりはマシでありたい
ジャンケンの恨みはジャンケンで晴らせてやる...!


「お前らなんでまたバイト中に騒いでるんだよ」

「うげっ!お姉ちゃん!」

「そんなにジャンケンしたいなら私がしてやるよ。お前らパーで私チョキな」

「横暴すぎる!まだ手出してないよ!」

「そうですよ!伊地知先輩手出せなかったんですよ!」

「今そっちの話してない!」

「二人ともどこから見てもパーだろ」

「なにが!」

「頭」

「...ならチョキって何!」

「給料カット」

「「.......」」












「結束バンド内ではジャンケン禁止にしようか」

「保育園でも作りませんよそんなルール」

伊地知虹夏「ぼっちちゃんってジャンケン弱すぎない?」
記念すべき10作品目なので全編シリアスに挑戦してみました
最初に思い付いたネタがジャンケンでした
諦めました
なのでくだらないギャグ百合物出します
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2023年1月5日 15:04
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