この女、虎につき。尾を踏むことなかれ
地上世界から隔離されたネゾウツ王国。金属の重さを百倍にする体質のメリッサは、最強の剣士ながら真剣を持てず「似非騎士」と蔑まれていた。そのメリッサに、いないはずの「第六の勇士」を捜索、連行せよと指令が下る。地上に転移したメリッサは、皇女ダイと、その騎士にして第六の勇士アルキオロと出会う。だが地上世界は十年ごとにリセットされる『絶対時計』に延々と苦しんでいた。解決の鍵を求めて王国に戻る三人だったが、世界中の魔道を瞬時に壊滅する裏魔道サマエルの使い手メリッサは、機密を知ったアルキオロの抹殺を決意する。強敵を前に暴走したメリッサはサマエルを発動させるも、アルキオロの裏魔道によって事態は防がれる。救われたメリッサは、任務を捨ててダイたちの警護役を買って出る。追っ手との戦いを経て、メリッサたちは史書院長ナビエルこそ『絶対時計』の発動者であり、大陸制覇を企図していることに気づく。その正体はメリッサに使える執事であり、魔道が発祥した神代の生き残りであった。ナビエルは神代の人間兵器ミレアを操り二人一役を演じていたが、メリッサは自身がミレアと同じ出自であることを知る。無敵の魔道を操るミレアに挑んだメリッサは一人惨敗する。おごりを捨てたメリッサは、仲間達と協力し再戦を挑む。メリッサたちはミレアの弱点を見出し、これを下す。参戦したナビエルの力に圧倒されるも、メリッサは一騎打ちを申し込み、因縁の地で対峙する。メリッサはナビエルの心理的隙を突き『絶対時計』を破壊し、ナビエルを討ち取る。その余波で王国は地上世界と融合していくことになった。王国との圧倒的技術力の差に慄きながら、皇女ダイ達地上人は、外交で王国と対峙することを決意する。一方、心の自由を得たメリッサは、世界を自身の目で見たいと諸国を巡る旅に出るのだった。