今回はブレンデッドスコッチウイスキーから、グレンガリー ブレンデッドウイスキーを飲みます。
グレンガリー ブレンデッドウイスキーは2015年にリリースされた比較的新しいボトルです。
製造しているのはロッホ・ローモンド蒸溜所で、同蒸溜所のモルト、グレーン原酒だけを使っているという特徴があります。
一般的にスコッチウイスキーのブレンデッドにおいては、資本提携のない蒸溜所からも原酒を買い付けてブレンドすることが一般的で、日本のように自社の蒸溜所のみの原酒だけでブレンドすることは珍しいです。
また日本においても、大手で単一蒸溜所でモルト、グレーン双方を作っているのはニッカの宮城城蒸溜所とキリンの御殿場蒸溜所くらいです。
なおグレンガリーとしては、ノンエイジのシングルモルト、12年もののシングルモルトもリリースされていて、こちらは「ロッホローモンド」の別称のようなものといえるでしょう。
液色は中庸な琥珀色です。
味わいは、アルコールからの辛みは少なく、軽い苦みの後に甘さが広がります。
その後、ライム、リンゴ、ハチミツが続きます。
加水が進むと爽快な香りが薄れ、甘い香りの方が前に出てきます。
味わいは苦みが強く出るようになり、しばらくして甘みがやってくる印象です。
加水されるごとに苦みは引いてきて甘さが目立ってきます。
味わいは苦みが先んじるものの、酸味が続き、甘みが追いかけてきます。
それでいながらもスモーキーさと爽やかさがあり、個性を十分感じられます。
逆にロックにするととてもパンチの効いた香りと味わいになり、癖が強すぎるように思えます。
水割りやハーフロック、ハイボールにする方がいいくらいです。
700mL、アルコール度数は40度で価格は1400円ほど。
この価格帯としては決して悪いとはいえないでしょうが、癖が強めなので人を選びそうです。
比較的新しいブレンデッドウイスキー
製造しているのはロッホ・ローモンド蒸溜所で、同蒸溜所のモルト、グレーン原酒だけを使っているという特徴があります。
一般的にスコッチウイスキーのブレンデッドにおいては、資本提携のない蒸溜所からも原酒を買い付けてブレンドすることが一般的で、日本のように自社の蒸溜所のみの原酒だけでブレンドすることは珍しいです。
また日本においても、大手で単一蒸溜所でモルト、グレーン双方を作っているのはニッカの宮城城蒸溜所とキリンの御殿場蒸溜所くらいです。
なおグレンガリーとしては、ノンエイジのシングルモルト、12年もののシングルモルトもリリースされていて、こちらは「ロッホローモンド」の別称のようなものといえるでしょう。
テイスティング
グラスからの香り、液色
グラスからはリンゴ、ハチミツ、ラムレーズンの香りが広がります。液色は中庸な琥珀色です。
ストレート
先にハチミツの甘い香りの後にスモーキーさとミントの爽やかさな香りが続き、リンゴのフルーティさが追いかけていきます。最後にはカカオ、樽の香りが締めます。味わいは、アルコールからの辛みは少なく、軽い苦みの後に甘さが広がります。
ロック
スモーキーな香りとミントの香りが先に揮発し、一気に鼻を通っていきます。その後、ライム、リンゴ、ハチミツが続きます。
加水が進むと爽快な香りが薄れ、甘い香りの方が前に出てきます。
味わいは苦みが強く出るようになり、しばらくして甘みがやってくる印象です。
加水されるごとに苦みは引いてきて甘さが目立ってきます。
ハイボール
青リンゴの香りが先にやってきて、後からピートのスモーキーさ、ミントのような爽やかさが続きます。味わいは苦みが先んじるものの、酸味が続き、甘みが追いかけてきます。
ストレートで真価を発揮する
ノンエイジのブレンデッドとなると、ストレートではアルコールの刺激が強くて飲みにくいと感じてしまいますが、このグレンガリーにおいてはストレートでもまろやかで甘みもそこそこ感じられます。それでいながらもスモーキーさと爽やかさがあり、個性を十分感じられます。
逆にロックにするととてもパンチの効いた香りと味わいになり、癖が強すぎるように思えます。
水割りやハーフロック、ハイボールにする方がいいくらいです。
700mL、アルコール度数は40度で価格は1400円ほど。
この価格帯としては決して悪いとはいえないでしょうが、癖が強めなので人を選びそうです。
<個人的評価>
- 香り B: スモーキーさ、ミントの香りのあと、リンゴ、ハチミツがやってくる。
- 味わい C: 苦みが強め。後から甘みが追いかける。
- 総評 C: スモーキーでパンチの効いたウイスキーが好きな人向きか。